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カロリンスカ大学新病院の「改悪」・諸悪の根源コンサル会社

カロリンスカ大学の新病院については、既に、第一陣が引っ越しを終え診療を開始したにもかかわらず、日々あちこちで不満の声が聞かれます。さらには、看護師不足による診療への支障が毎日のようにあります。殊に、オペ室。オペ室の看護師不足で、私の科も毎週10件近くの予定手術がキャンセルされています。その他の科も同様。今年の夏はさらに状況は悪化するようで、予定手術用の手術室が病院で1室だけ、という期間もあるのだそうです。どうなっちゃうの?まさにクレイジーな状況。相当数の派遣看護師に頼っている現在、休暇期間になれば人手がないのは当たり前。看護師が退職する最も大きな理由は「給料」です。大学病院は医師も含め他の病院より給料は低い。しかし、それが納得する程度であるなら大学病院でしかできない仕事もあるので働く人もいますが、他施設との開きが月に1万クローネはあるというのです。看護師の給料が3万クローネくらいだとすると、その差は大きい。しかも重労働の大学病院。

 

給料を上げさえすれば人は集まるのだから本来なら簡単なこと。しかし、病院にはお金がありません。そこで、新病院のお金の使い道に怒りが向けられます。そうです!ほとんどの勤務者は、今までとは全く異なる「組織改変」に異議を唱え、それを企画した「コンサル会社」に怒り、そのコンサル会社に同調した病院長の信用は地に落ちているのです。病院長を信頼する医師はなんとわずか3%。今までコンサル会社に10億クローネ近くも支払ってるんです。日本円で130億くらい?中でもBCGには2015年に33ミリオンクローネ、2016年には90ミリオンクローネを支払っています。最も高い時給は2800クローネだそうです。凄過ぎる!医療の素人に!いや、自称、医療のプロだそうですが。医師免許持ってないのに。

 

 

少し前のこの記事は、そんな状況を説明してくれています。

この、Andreas Rindgman Ugglaっていう人は、医学部を出たのですが、准看護師などとして少し働いたことがあるだけで、もちろん医師免許は持っていません。

臨床経験なくBCGで働いていたにもかかわらず、医療のエキスパートを謳っており、今回の新病院の組織「改悪」の主導者となっています。ですから、スウェーデンの医師組合が、「彼が医師ではない。」と言う声明を出したこともあります。とにかく、医師主導でコンサル会社を利用するならまだしも、コンサル会社が主導になるなんてもっての他。コンサル会社にいる「ダブルスペリャリスト」というのは殊に胡散臭い。まあ、社会を見回せば沢山いますが、複数の専門を「極める」ことなんて普通できませんから。どれも、所詮2流止まりとなるのが関の山。

 

カロリンスカ研究所もBCGが入りましたが、研究者個人のデスクを取り払い共用とする馬鹿げたBCG案を結局研究所は却下しました。ところが、新病院。組織改悪のドサクサで、医師用のコンピューターやデスクが共用となってしまったことにまで踏み込んでいませんでした。BCGの言い草は、「各医師がどれだけ自分の机に座っているか。」の数字を出し、それから、「個人用のデスクは不要」という結論を導いたのだとか。そのため、すでに新病院では、カルテをデイクテーションするためのコンピューターに列が出来、無用のイザコザを招いているのだとか。トイレへ入るにもIDカードが必要なんです。トイレのためにカードをコンピューターから抜いて中座し、戻ってきたら誰かが使っているとか、、、考えられません。本を置くところもありません。現場を知る「医師」の考えではありえませんね。BCGは撤退したようですが、Andreasは居残っています。彼も、オランダから来た雇われ院長も退職してほしい、というのが、現場の声です。BCGに払うお金があれば、それを看護師の給料に回せば良い医療が自ずとできるんです。

 

私だけではなく、本当に多くの医療従事者が怒ってます。ちょうど、このカロリンスカ新病院(NKS)とBCGを揶揄した歌がyoutubeにアップされました。NKS とBCGという言葉が多発されています。

BCGは「色とりどりのプレゼン、アルマーニのスーツにシャンパン」に象徴される、コストばかりかかる無用の長物。スウェーデン語がわからなくても、理解できるのでは。あまりに真実すぎて、悲惨なのに涙を流して笑ってしまいました。言い得て妙。

記事については、余力のある時に少し訳してみます。

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