カロリンスカ大学病院は、Solna院とHuddinge院に分かれており、泌尿器科はその両方にあります。患者さんは住所によって所属する病院が決まっていて、一般泌尿器科であれば、住所により決められた病院を受診しますが、特定疾患や手術については、SolnaとHuddingeで分担が決まっており、住所にかかわらず振り分けられます。例えば、ロボットによる前立腺全摘や膀胱全摘はSolna、腎臓癌はHuddingeという具合。
Solna院には女性ボスを含めると9名の女医さん、Huddinge院には3名の女医さんがいます。そのうち専門医はSolna院に4名。母校では初めての女性泌尿器科医で、女性の同僚と働いたことはほとんどなかった私にとっては、とても刺激的な環境です。男女平等の国スウェーデンといえども、やはり、外科医の世界は男性が優勢。そんな中で、女性同士の交流はとても大切です。ということで、女子会(最も若い女医さんでも30歳前後ですから、とても「女子」といえる年齢ではありませんが、いまどきの言葉を一回使ってみたかっただけなので、お見逃しを!)が企画され、8名が参加しました。現在、2名が育児休暇を取っていますが、その中の一人も2ヶ月の赤ちゃん連れで参加してくれました。
場所は、Solna院からも程近く、お財布にも優しいStockholms Internationella Restaurangskola。
Gymnasium(日本では高校にあたる)の年齢で、レストランブランチに将来進みたい学生さんが学ぶ学校に併設するレストランです。毎週木曜日に、各週異なるテーマの5皿からなるコース料理が220クローネでサーブされます。お料理に合わせた、食前酒、白ワイン、赤ワイン、食後酒のワインパックが150クローネです。
その晩は、「フランス」がテーマ。
メニューはこちら。
それぞれのテーブル毎にサービスしてくれる学生さんたちが、とても可愛いのです。ときには、カトラリーなどを落としたり、高校生らしい間違いもありますが、初々しくて一生懸命で好感が持てます。
前菜の前にアミューズがあり、前菜はポーチドエッグ。
魚料理はナマズ。脇に添えられたにんにくのグリルが思いがけずおいしい。ナマズの下にはズッキーニのスライス。
お肉料理には野菜のピュレが添えられて。ベジタリアンの同僚には、違うお料理が出ました。この柔軟性もポイント高し。
シェブレにカラメライズされたクルミ。ルッコラの苦味と合います。
最後は、パイナップルのフランベです。各テーブルでサービスされます。隣のテーブルでは、先生が一緒に。
我々のテーブルの担当の可愛い学生さん。
大成功!
ホイップクリームと、アーモンドのクッキーが添えられて、とてもおいしかったです。
おいしい食事とワイン、楽しい会話で、6時半から9時まであっという間に時間が経ちました。女性同士協力しあって頑張ろうという話にもなりました。最後に泌尿器科女医陣をこっそり初公開!勿論、全員外科医です。中には3人の子供のママもいます。スウェーデン人女性のたくましさには学ぶことも多い日本人の私ですが、実は私が最もきつい手術をやっているのは何だか皮肉です。精神的なタフさ、男性に伍してゆくという意思と戦闘力に関しては、私はまだまだスウェーデン人女性には及びません。
ご無沙汰しすみません。元気そうで何よりです。やっぱりどこかで通い会える仲間が絶対必要ですね。最近、それも無くなりつつあり厳しい日々ですが、遠くにいる先生の頑張りにいつも励まさています。
鉄鉢袋先生、お元気でいらっしゃいますか。
職場の仲間とは表面的な付き合いになりがちですが、それでも、中には同じ思いを抱く人間もいて、忌憚なく語り合うことができると、とても励みになります。
私の道はこれ以外ありませんので、ただ前へ進むのみです。
先生、
私のリクエストに
答えて下さったのですね?!(笑)
お顔、拝見できました~
いい笑顔の方ばかり。
ガムラ スタンさん。
お目汚し致しましたが、イメージを崩してしまったのではないかと心配です。
みんな楽しそうで、良い写真が撮れました!