4月30日はオランダのウィレム・アレクサンダー皇太子が、母親のベアトリクス女王の退位に伴って、新国王に即位しました。ベアトリクス女王は1938年生まれの75歳で、健康上の問題もなく、退位は新しい世代に任せるべきという女王自身の信念に基づくものだそうです。
女王には3人の王子があり、長男である皇太子が新国王に即位しました。皇太子妃マキシマは私のお気に入りでもありますが、アルゼンチン出身。
二人には3人の女児がいます。
女王には8人の孫が。
即位式には、日本からも皇太子夫妻が参加。
スペイン皇太子夫妻。
ベルギー皇太子夫妻。
デンマーク皇太子夫妻。
チャールズ皇太子夫妻。
勿論、スウェーデン皇太子ビクトリア夫妻も。
新国王がバルコニーから。
前女王もきっと肩の荷がおりたことでしょう。
晩餐会では、皇太子殿下とスウェーデン皇太子夫妻のショットも。
ベアトリクス女王は在位33年ということでしたが、ご自分で身を引く時期を決めたことは天晴れだと思います。イギリスや日本のように超高齢の女王や天皇が頑張ることも良いのでしょうけれど、働き盛りの年齢があるのと同様に、位を辞する時期もあった方が良いような気がします。スウェーデンなどは、現国王の評判が下り坂で、まだ60代であるにもかかわらず、ビクトリア皇太子へ位を譲るべきだという世論があるくらい。
オランダ王室についてはマキシマ妃のことくらいしか知りませんでしたが、去年2月、第2王子ヨハン・フリーゾがアルプスのオフピステで雪崩に巻き込まれ重態というニュースを聞きました。現在も意識不明のままロンドンの病院に入院中だということですが、彼の結婚にまつわる話は今回初めて知りました。彼が結婚した女性、メイベルは、彼女が大学生時代に、ヨーロッパの有名な麻薬王の愛人であったこと、その後も、国連職員であった時代に、ボスニアの大臣と不倫関係にあったことなどから、彼らの結婚はオランダ政府と議会の承認を得ることができず、結局、彼とその子供が王位継承権を放棄することで決着したのだそうです。
王位継承権を捨てても結婚した、、。これも天晴れです。日本では絶対にありえません。以前にも書きましたが、ヨーロッパ王室では、ノルウェー皇太子が、麻薬経験者のシングルマザーと結婚したのを筆頭に、スペインの皇太子妃もバツ一ですし、スウェーデンのダニエル王子も、おそらく遺伝性であろうとしか考えられない腎疾患による慢性腎不全により、父親からの生体腎移植をするという健康状態でした。どれをとっても、日本の皇室ではありえる話ではないですし、一般家庭においても簡単には祝福されない結婚なのではないでしょうか。バツ一、シングルマザーは勿論歓迎される訳はありませんし、未だに、長男というだけで、嫁の立ち居地が決まってきたりする日本。特に名家という訳でもないのに、家の継続のために婿や嫁を確保したい家。
有能な男性達を虜にしたメイベル妃。写真からみても、とても素敵な女性のようです。しかし、ヨハン・フリーゾ王子の意識は事故から1年以上経った今でも戻らず、それはとても悲しいことです。
この時のニュース映像は
大変素敵なモノばかりでしたねー
ワタシのお気に入り場面は
バルコニーへ出てきた3人のプリンセス。
おそろいのカチューシャとドレスが愛らしく
笑顔もキュートで、はふーーーんと(笑)。
8人のお孫さんに囲まれた前女王の
写真も大変素敵でしたね~
ヨハン・フリーゾ王子の事故のニュースは
続報が気になっていました。
結婚にあたってのいろいろは存じ上げなかったのですが
ご回復をお祈りしてます。。。
こぐまなみんさん。
雅子さまの久しぶりの海外公務ということで、日本でも注目度が高かったのでしょうか。第2王子の病状は、厳しいでしょうね。人生、まさに悲喜こもごもです、、、。