ノーベル賞授賞式および晩餐会は、ノーベルデー、つまり、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に行われます。
今年は、この日はオンコールに当たっていたこともあり、授章式に参加してきました。
招待状にはバーコードがついていて、入り口でIDと共に提示し、バーコードがスキャンされます。通常は、市場となっているコンサートホールの前の広場は、ハイヤーや、外交官ナンバーの車で埋まります。
私もロングドレスで参加。
向かって左手の赤い椅子は受賞者用。今年は審査委員会のスキャンダルで文学賞がないため、少ないです。右手の立派な椅子は王族用ですが、今年は4脚しかないため、国王、王妃、ビクトリア皇太子、ダニエル王子だけだろうと推測できます。少し高いところにオーケストラ。
予告通り、本庶先生は和装、袴で登場。眼鏡がお好きではないのか、眼鏡は右の袂に入れ、式の間、出したり入れたり。
ビクトリアのドレスは、シルビア王妃のお下がりだそう。
式の後に、舞台に行って突撃カメラマンをしてきました。おかげで、もらいたてホヤホヤのメダルを手に微笑む本庶先生ご夫妻のツーショットが撮れました!
ご家族の写真も!お孫さん達も可愛らしかったです。息子さんも娘さんも医師のようです。
受賞者はすぐに晩餐会へ向かうため、一度回収するようです。
友人から、SVT(スウェーデン国営放送)に写ってたよ!というメッセージ。突撃カメラマンの時、テレビに写ってしまいました。直前に、テレビ局数社からインタビューの依頼があり、日本時間翌日朝の番組に登場しました。晩餐会のメニューの現地コーデイネーターの和訳がおかしいので、見てくれと言われ、メニューの訳も引き受けました。
フジのとくダネ!には写真と音声が採用されましたが、電話インタビューの際に、録音するとも、音声を放送に使用するとも全く聞かれなかったので驚きました。テレビなんてこんなにいい加減なものなんだと思いました。
しかし、素晴らしい授章式でした。また、臨床で使っている薬剤が受賞対象で、しかも受賞者が日本人という機会に参加することができ、とても嬉しく、誇らしく思いました。
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