12月13日はルシア祭。この日の行事は、私がスウェーデンの数ある行事の中でも最も美しいと思っているものです。
保育園でもそうでしたが、学校や教会などでも、ルシア祭に纏わる行事が行われます。そして、病院でも。
新病院の主病棟からスカイウエイで繋がっている骨盤癌(泌尿器科部門)新病棟。スカイウエイの向こうから、サンタルシアを歌いながらやってきます。先頭は専門医になったばかりの女医さん。続いて、若くして教授になった同僚。それから、研修医、専門医の先生と続きます。こういった職場の出し物の中では突出して素晴らしく、胸が熱くなりました。また、「天は二物を与えず」ということの例外を見せつけられた瞬間でもありました。
病院全体でも、少年少女合唱団の中で名高いAdolf Fredrik’s教会の合唱団がメインエントランスで歌ったようです。
ルシアに合わせて、地下で働いているロボット達もルシア用の装束を施され、アピールのビデオがされました。病院のFBに載っていました。
若き教授のスピーチも素晴らしかったですね。
何よりも、勤務時間内にこのような企画をしてしまう心の余裕、それは、日本に欠けている(というより、不可能)ものだと思います。
Hej,
恐らく結構な時間をかけて練習したでしょうね。特にバリトンよく響いてます。
グレッグとかルッセカットとか、懐かしいな~
確かに、日本では職場どころかご近所でもこのような風習はないですね。私が思うに、そもそもアドヴェントがないから、何かにむけて4週間かけて段々と盛り上げる、というように時が進んでいかないからではないでしょうか。
それでもこの時期は、いい悪いは別にして年末に向けて様々な風景がありますよ。銀杏や紅葉のライトアップ、巨大なイルミネーション、ツリーのような東京タワー、KFCの長蛇の列(笑)、アメ横の大騒ぎ。。。私個人では、一昨年、昨年とKrajaの美しいアカペラを聞きに行きました。
彼らはいまだにコーラスをやっています。まさにどこでも持ち歩ける楽器があって羨ましいなあと思います。
日本は日本なりの年末年始の素敵な風景がありますし、懐かしいです。
天は二物も三物も人によって与え不公平です。
以前働いていた病院でも患者慰問でコンサートを職員たちが開いていました。
中にはプロのピアニストになるか医師になるか(お医者さんとしても素晴らしい人でした)悩んで医者になったって人もいました・・・
比して私としては自分のキャパシティーの中でできる仕事を選ぶという感じです。
でも天のギフトをこう言う形で還元してもらうのはいいですね。
ですよねー。こんな形で表現できると、人生がより色鮮やかになると思います。専門バカでは、ちょっとつまらないかも。