1986年のチェルノブイリの事故で放出された放射能はスウェーデン上空へ到達し、同時期に降雨のあった地域の土壌を汚染することになりましたが、少し前の記事への情報提供から、2009年にスウェーデンで採取されたマツタケから、日本で廃棄処分になるほどの放射能が検出されたことを知ることとなり、驚いておりました。
その後、おそのさんがブログでマツタケに関する詳細なレポートをしてくださいました。その中にリンクもありましたが、、、。
事故当時のスウェーデンの放射性物質汚染地域を示す地図です。
日本で廃棄処分になったマツタケは、おそらくウメオ付近で採取されたものだということですが、この地図をみるとその理由が理解できます。
Livmedelsverketによると、マツタケだけでなく、スウェーデンのきのこといえば、カンタレッラ、きのこだけでなく、ブルーベリーなどの野生のベリー、湖の魚、となかいや鹿などからも、Cs137が検出されるとのこと。現在ではその値は食用として許容される境界値程度まで低下しているそうです。
その境界値とは、
- 魚や肉、野生のベリーやきのこ、ナッツ類に関しては、1キログラムあたり1 500 ベクレル
- その他の食物に関しては、1キログラムあたり300 ベクレル
私も市場でしばしばブルーベリーやカンタレッラを買いますが、どこで採取してきたものかは全くわからないまま食べています。
大量に食べる訳ではないので私などは問題ないと思いますが、妊婦さんや子供は気をつけた方が良いのかもしれません。
きのこは茹でて茹で汁を捨てれば、最大80%ほど放射能を減らすことができるそうですが、マツタケやポルチーニをそんな風に扱うなんて、勿体ない!悩んでしまいます。
おそのさん、安全なマツタケ、心待ちにしております。
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