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スウェーデン日本人医療従事者の会のご紹介

すっかり失念しておりましたが、今年の3月に、スウェーデン日本人医療従事者の会(Japanese Health Care Professionals in Sweden; JHPS)が発足しました。30人以上のメンバーが参加してくださっており、職種も、医師だけでなく歯科医、看護師、理学療法士、栄養士、また、スウェーデンに留学中の医師の方などにも参加していただいています。スウェーデンで医療分野の資格を取得するために学校に通っている学生さんも含まれています。

 

HPも作成され、私も時々記事を書いていますが、今回はスウェーデンにおける水難事故について書きました。よろしかったらご覧になってください(記事)。

安倍昭恵さんと会食

国内でも内閣支持率が下がって大変な中、安倍総理はドイツで行われたG20に出席し、その足でスウェーデンを訪問しました(ニュース)。

ファースト・レデイーとして昭恵夫人も同行していらっしゃいましたが、昭恵夫人のプログラムとして、スウェーデンの医療現場で働く日本人との会食が企画されました。日瑞両国で勤務経験がある医師や看護師が出席し、両国の医療システムなどについての意見交換が目的でした。

 

このランチミーテイングは、日本大使公邸で行われました。若い日本人の料理人の方による、スウェーデンの食材を用いた懐石料理に、安倍総理の故郷の山口の銘酒獺祭と白ワインが供されました。

 

昭恵夫人は、笑顔のチャーミングな気さくな方でした。お土産にボールペンと形状記憶のメガネ拭きをいただきましたが、こちらも、ご本人のように可愛らしかったです。

このような機会をいただき、感謝です。

Happy 5 years birthday!

早いもので、今日、双子は5歳の誕生日を迎えました。

2週間ほど前から、急病で夫が入院しており、一時は命の危険もありましたが、ようやく一昨日から快方に向かっており、少しホッとしているところです。同時に私は働いていますので、オンコールは免除してもらっていますが、双子の送り迎え、家事、仕事と、アップアップの状態です。夫がFUO、敗血症でプレショック状態が続いていた時には、泣き叫びたい心境でしたが、泣いても解決しないので踏ん張るしかありませんでした。今日は、双子の誕生日なので、そのことはさておき、父無し子のお祝いをささやかに。

週末に私が夫に付き添っていた時、夫の姉に連れて行ってもらった遊園地で買ってもらったヘリウムガス入りのカーズの風船。

今日、私が夕飯の用意をしている間にテラスに持ち出したら、そのまま飛んで行ってしまって大泣きの息子。「風船はお空で飛んでみたかったんだよ。きっと喜んでるよ。」と慰めました。私の腕の中で、ビー玉みたいな大きな眼から、惜しげもなくポロポロと涙をこぼしました。

5年前、32週で未熟児で生まれた我が子。健康で素直に育ってくれています。感謝です。

子供達のためのパラダイス獲得への道(1)

毎日が怒涛のように過ぎてゆきます。この病院で9年ほど働いていますが、スウェーデンとは思えないような男女不平等と未だに戦っています。最近、また一人女医さんが退職を表明しました。彼女もそんな男女不平等な職場に不満を持っていた一人ですが、戦いきれずに去って行くのは残念です。苦しい状況にも負けない強い精神力、外科医としての優れた技術と知識、大学病院で必要な研究活動、そして、なんとか喧嘩をせずにうまく同僚と付き合うこと、、、。これら全てが揃わないと、女性外科医として戦い続けることは難しい、、、。私だって、涙が出そうになる程、苦しくて悔しいことが多いけれど、それでも表面的には笑顔で、心の中では歯を食いしばって戦い続ける毎日です。

 

暗い話はこのくらいにして、子供達のパラダイス探しの話をしようと思います。

 

いくらスウェーデンの首都ストックホルムが、東京に比べものにならなほど小さいと言っても、街中に住む我々が週末に子供達と出来ることは限られています。多くの親子は、街の公園などに行って子供を遊ばせますが、そこで目にするステレオタイプは、「片手にカフェラテ、片手に携帯」です。子供たちが生まれてからすぐに、そんな週末の過ごし方は避けたいと思い始め、子供たちのパラダイスを探し続けてきました。子供のために、少し郊外に家を買う人も多いのですが、毎日忙しく働く我々にとって、職住近接だけはどうしても譲れません。予算のこともあり、当初はストックホルムから1時間半くらいの距離にサマーハウスを探していました。夫が車椅子生活なので、バリアフリーであること、あるいは、バリアフリーに改築可能であることは重要な条件。それ以外に、大きすぎず小さすぎない広さ、文明的な生活が送れること(サマーハウスには、水道なし、排水システムなし、という家も多いのです)以外に、私がこだわっていたのは、眼の筋肉のストレッチができる見晴らしの良さ、静けさ、そして可能であれば、海か湖が徒歩圏内と、かなりハードルが高い条件でした。

そんな時に、ある友人にアドバイスされました。いかに距離が大事であるかということ。「1時間以内でないと、頻繁には使えないよ。」と。そうなると、さらに検索範囲は狭くなります。ストックホルム人に人気の地域、Varmdöであっても、離島は論外、陶器のアウトレットがあるGustavsbergでも40分はかかります。もう少し予算的に優しいのがストックホルム北に位置するNorrtälje方面。しかし、Norrtäljeで既に50分。その他、SigtunaやSkokloster、Tyresö、Nynäshamn、Botkyrkaなど。アパート探しと違って目的地までが遠いので、ネットで調べて現地に行くだけで相当な時間がかかります。その友人は、見つけるまでに7年かかったとか。私たちはそんなに待ってはいられません。子供が小さいうちに自然の中での生活を経験させたいからです。私は子供の頃、「やかまし村」のシリーズを愛読していました。まさに、「やかまし村」のような環境を見つけたかったのです。

スウェーデンは森と湖の国です。森の中の湖のほとりにある物件も何件も見ました。しかし、ストックホルムから1時間以内の湖の水質というのは、やはり、海にはかないません。メーラレン湖は別として、その他の小さな湖の水は淀んでいて泳ぎたいとはなかなか思えず、海の水の美しさには及ばないなあと感じるようになりました。そこで海辺に近い場所を探してみると、車椅子で水辺に行けそうな平坦な土地というのはありそうでないのですね。高速道路から距離があると時間がかかりますし、近ければ高速道路からの音が聞こえる。Norrtälje近郊では、場所によってアーランダ空港へ離着陸する飛行機の音がする。それも、毎分のように。時間をかけて現地に行ってみたけれど、がっかりすることばかりで、このままでは永遠にサマーハウスを見つけることができないような気さえし始めていました。

「世界ナゼそこに日本人」無事OAとなりました

ゴールデンウイーク中の5月1日、世界ナゼそこに日本人」2時間スペシャルが無事にOAされました。思ってもみないような方に見ていただいて、連絡を受けたりして、嬉しいサプライズが沢山ありました。OAの当日のテレビ欄の解説が、「神業」などとかなり盛ってあり、それを知らされていなかった私は急遽、デイレクターに抗議の連絡をしたりしてバタバタしました。

テレビ、殊に民放は視聴率が絶対で、視聴率を稼ぐために盛るのは当たり前というような感じがありますが、やはり、、、。それでも、担当のデイレクターさんはかなり真面目に取り組んでいただいたので、感謝はしているのですが、、、。どんな手術であっても、成功率が100%ということはありえません。しかし、何としても100%という数字を出して、「ドクターX」に結びつけたかったようです。これまで大きな合併症なく手術はしてきてはいるものの、私としては不本意で恥ずかしい気持ちで一杯です。

 

自分の写真を見るのもこそばゆいのに、映像を見るのは恥ずかしくて、あまり見てはいないのですが、こちらに既に映像が上がっていました。そのうちYoutubeに出た時に、リンクを貼り直そうと思います。ロケは10日程度、朝から晩まで密着取材で、それはそれは大変でした。これだけ大変だと知っていれば、受けることはなかったのではと思います。そのうち、ロケの様子も記事にしたいと思っています。

 

「私、失敗しないので」とは言えませんが、少しでも確実で良い成績となる手術ができる外科医となるように、今後とも精進してゆく覚悟です。

 

テレビ出演します!

ご縁があって、来週5月1日月曜日、9時からテレビ東京の「世界ナゼそこに?日本人」2時間スペシャルに出演させていただきます。私の日常のドタバタが紹介されます。お目汚しですが、よろしかったらご覧になってください。

 

多様性に寛容なスウェーデン

息子が私の膝に座って、保育園のお話をしてくれていました。

そうしたら、

「ママ、どこの国の子供達が食べるご飯がないの?」

と、聞いてきました。

「今は、シリアかなあ。アフリカの国にも沢山いるよ。」

と答えると、

「その子たちは、ご飯もないし、パパやママもいない子もいるんだよね。かわいそうだなあ。」

と言いました。

スウェーデンという国は、実に多様性に寛容な国です。そして、多様性を受け入れる教育が、幼児教育で既に始まっています。

これは、近年にスウェーデンへ難民としてやってきて居住申請をした数です。2015年には、シリアでの抗争が始まったため、162877人と突出し、2016年には28939人と例年並みに戻りました。

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病院でも、しばしば、難民の患者さんを診察することがあります。多くはスウェーデン語が話せないので、通訳つきです。戦争で負傷しただけではなく、スウェーデンへたどり着くまでに暴行されている人もいます。男性でも性的暴行を受けている人もいるため、南病院には、性的暴行を受けた男性のための救急外来もオープンしています。難民でもスウェーデン人でも平等に医療を受けることができるスウェーデンの医療システム。

 

難民だけでなく、この数年目につくのが、街頭に座っている物乞いの女性たち。主に、ルーマニアから集団でやってきています。近所にも、各スーパーマーケットの出口のところに必ず一人ずつ座っています。この日は、こちらには二人も。

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朝、七時半頃、近くのマクドナルド前に集合してコーヒーを買い、それぞれの場所に散らばっていきます。男性が食料を配布して回る姿も見られます。この集団は、市内や近郊で野宿をしているようなのですが、その影響が保育園にも。

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保育園の園庭にある小屋。ここには通常、登園してくる子供達のバギー置き場になっているのですが、ベニア板で閉鎖されてしまいました。それは、夜間に少しでも暖を取ろうと、物乞いの集団が小屋の中で寝泊りをするため、セキュリテイーに問題があるという判断で、このような対策が取られることになりました。

大分前に、オンコールだった時、物乞い集団の一人の緊急手術を担当したことがありましたが、この患者さん、個室に何週間か入院し、しかも、600万円くらいする高額治療を受けました。普通のスウェーデン人なら傷が治癒していなくても退院させて、診療所などで治療を継続するのですが、この方の場合は野宿になるため、長期の入院になったこと、また、退院後も一時的な住居を(医療の立場から必要という判断で)用意したりと、至れり尽くせりでした。この費用は、スウェーデン持ちなんだろうなあ。

徒然なるままにと言ってみたい

毎日毎日、やらなければいけないことが多すぎて、やりたいことはできないままに時が過ぎていきます。

日本の職場と違って、出勤すると、その日の仕事プラス貯まっている仕事を、可能な限りのスピードでこなして、できるだけ早く家に帰るようにしています。これは、同僚のすべてがやっていること。日本では、仕事がなくても上司がいれば帰れないですし、受け持ち患者さんの容態が安定しなければ、当直に任せて帰るということもできません。その点でスウェーデンの勤務体制ははっきりとしていて、プライベートとの区別をつけやすいのです。

勿論、手術日であれば、一部のマッチョ外科医とは異なり、手術時間で競争するような考えはないため、「早く終わらせる」ために手術をすることはありません。受け持つ手術のほとんどが既に慣れたものであるため、それでも予定終了時間から大幅に延長したりすることはほとんどありませんが。しかし、手術とはまさに芸術で、登りつめられる頂点というものはないように感じています。ことに、私が担当する、癌治療と機能温存のバランスを保つことを考えるような手術ではそう。如何に癌を切除し、機能も温存するか。ミクロの単位での切除ラインの調節を症例に合わせて決定することも必要です。

最近、前立腺癌の患者さんの術後で、「腫瘍マーカー検出不能」、「切除断端陰性」だけでなく、「勃起および性交可能」で「尿失禁ゼロ」という方が増えてきて、嬉しい限り。以前は、「尿失禁」はなくとも、「勃起」に関しては成績が芳しくなかったのですが(これは、私自身あまり重きを置いていなかったのと、温存して切除断端が陽性になることを恐れていたということがあります)、機能温存の領域はまさに芸術の域に入ってくると思っています。

前立腺癌の患者さんは、比較的若くて、それまで健康だったという方が多いため、非常に喜んでもらうことがしばしばです。これまで、スウェーデン人は勿論のこと、世界各地からやってきている移民の患者さんの手術を担当してきましたが、数多くのハグをもらいました。中には涙を流してくれた人もいました。

外科医は神ではありませんので、不幸にも良い結果が得られないことがあります。そのたびに私はかなり落ち込むのですが、同僚の外科医を見ていると、腕の良い外科医になるためには、不幸な結果を踏み台にしていかなければいけないようで、この部分は何年外科医をやっていても、私には最も大きな課題であるように感じています。

課題といえば、有能なスポーツ選手が有能なコーチである訳ではないのと同じように、メスの切れる外科医が上手に後輩を指導できるかといえばそうではありません。後輩の能力を見極めた上で、どこまで辛抱できるかということは大事ですが、センスで手術ができる人は、それをうまく説明できないため後輩には伝わらないということがあります。私の最初のオペの師匠は、一つ一つの操作には理由があるんだということを叩き込んでくれましたが、それが私が後輩を指導するようになった今も生きています。これまでの外科医の修行は子育てにも見事に生きていて、辛抱、辛抱、また辛抱、決して声を荒げることなく、折り合わない場合でも、最終的には、「ママが決める」ということを納得させる。子供達は、「Det är mamma som bestämmer. (It is mammy who decides.)」と言ってくれ、私はシメシメとほくそ笑むのでした。

拙文のつぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました。

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。

日本のような豪華な新年の幕開けというのはありませんが、ストックホルムから40分ほどにあるサマーハウスで、ひっそりと新年を迎えました。

今年もよろしくお願いいたします。

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保育園のルシア祭

保育園では折々の行事がありますが、クリスマス前のこの季節は、ルシア祭

双子の保育園はKungsholmenでは最大級で、園児数約120人。1−2歳児のグループ二つと3−5歳児のグループ2つがあります。双子は3−5歳児のグループで一番小さいのですが、このグループは今年は屋外で歌を披露するという企画でした。

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娘はペッパーカーカ(ジンジャークッキー)の服装で臨みました。パッと見ても一番小さいのが娘です。

息子はサンタ。

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歌を歌ったあと、サンタルシアの歌で退場し、引き続き園庭でルシア祭用のパン(ルッセキャット)やジンジャークッキー、グレッグなどが振舞われました。

 

娘は服装が気に入ったらしく、家でも着たがります。

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大きめの服を買ったけど、来年は着れないんだろうなあ。