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香水禁止

大学生になって、初めて香水を付けたとき、何だか少し大人になった気がしたことを覚えています。

その後、社会人になっても、20代の頃は色々な場面で香水を付けていました。香りの記憶というのは非常に強烈で、学生時代のボーイフレンドが付けていたオーデコロンの香りで、胸が今だにちくっとするののに驚いたりします。

その後、香水アレルギーなども知られるようになって、医療従事者は香りを付けるべきではないと考えるようになりましたが、日本では香水を付けている医師も多かったです。

 

スウェーデンで働くようになると、医療従事者で香水を付けている人に会うことは少なくなりました。白衣などの扱いについても、日本とは全く違います。日本の医者は不潔なんだなあとショックを受けました。長袖の白衣、毎日交換しない白衣、私服の上の白衣、指輪、腕時計、長い爪、、、。

 

こちらはお隣、整形外科に貼られたポスターです。香水禁止の張り紙です。

 

臭いであろうと匂いであろうと、アレルギーがある人や苦手な人にとっては暴力です。閉ざされた空間では、逃げ出すことも難しい。せめてTPOを考え、付けすぎないように注意したいものです。病院ではNGではないでしょうか。

 

個人的には香水などは全て破棄し、化粧水やシャンプーなども全て無臭のものを使うようにしています。

スウェーデン総選挙2018

9月9日は4年毎にあるスウェーデンの総選挙です。

スウェーデンには、幾つもの支持政党調査機関がありますが、そのうちの一つが出した、選挙2週間前の有権者の支持政党についてのある集計結果。

何と極右政党のスウェーデン民主党が最大政党になるという、、、。

やはり、これまでの移民政策に対する不満が大きくなっているんでしょう。あまり関係のない私でさえ、病院で多くの移民(特に社会問題となっているイスラム系移民)に会う中で、医療分野における移民問題を考えてしまうことが度々。何十年スウェーデンに住んでいてもスウェーデン語が話せず、(患者負担無料で雇える)通訳をつける人、働けるのに専業主婦をしていたり、子供を多く産んで子供手当てで暮らしている女性たち、、、。スウェーデンでは移民、非移民の立場にかかわらず平等な医療が提供されます。外来や手術の予定が遅いと言って不満を申し出るのは、大人しいスウェーデン人よりも移民の方が割合的に多かったりします。

 

移民問題についてはまたの機会に譲るとして、街中には、各政党の選挙ポスターがあふれています。スウェーデンに移住した当時は、選挙ポスターがなかなかいけていると思ったものですが、今では逆。あまりに抽象的なものには、ツッコミたくなります。

 

そんなポスターの代表がこれ。

彼女はCenterpartiet(中央党)の党代表です。「Framåt」とはスウェーデン語で、「前へ」という意味ですが、後退したい人なんていないでしょう?

これは、環境党。「Nu」とは「Now」の意味ですが、何?と思って近づくと、その下に小さく、「環境(気候)は待ってくれない」とあります。中央党よりはマシでした。

権利と義務と可能性、全ての人に平等に。

前政権を担当していた穏健党。富裕層への税軽減で、富裕層からの支持が厚いので、ピンときません。

医療はいつでも大きな論点になります。ポスターでも、医療(vård)について述べられているものが多く見られます。特に、待ち時間(tidやkö)について。

 

移民の統合政策に成功していないことにより多くの問題が発生しています。統合政策に関しても。

 

例えば、språkkrav(必須の語学知識)について。「スウェーデンでは全ての人がスウェーデン語を話すことができなければならない。」

 

「最初の仕事を得ることが統合への道」

「拒否か仕事か」スウェーデンではこのように韻を踏んだ表現が好まれます。

私はスウェーデン国籍を取得していないため、国政には投票できませんが、landstingとkommunには投票できます。医療を仕切るのはlandstingですが、病院では、カロリンスカ新病院の大失敗への批判が強く、その音頭を取った穏健党ではなく、国政で第1党の社会民主労働党を支持したいという同僚が多くいます。穏健党が税金を下げるということも(医療現場では)疑問点です。

 

新病院の敷地内にも、こんなポスターが。

「医療のための予算は医療のために。カロリンスカ新病院の2の舞がないように。」

といった感じでしょうか。これは、ストックホルムのlandstingで多数派の穏健党が仕切ったカロリンスカ新病院を批判する、社会民主労働党のポスターです。

 

このままでいくと、社会民主労働党による組閣、それに対する穏健党を中心とする野党アライアンスという構図は崩れそうです。スウェーデン民主党が20%を超えそうな勢いで、少なくとも第2党になる可能性が高い状況で、どうにかスウェーデン民主党をマイノリテイーとするためには、社会民主労働党と穏健党が協力しなければならないこともあるかもしれません。

 

目が離せない今年の選挙です。

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前歯が抜けた!

今まで下顎の左右の1番が抜けて永久歯が2本生えている息子。上顎の右の1番がグラグラしていたのが抜けました。教科書通りの順番。

 

(こちらから拝借。)

 

歯が抜けるのがそんなに嬉しいなんてね。こうして少しずつ成長するんですね。

ややこしいスウェーデン語

移住10年になり、スウェーデン語で夢を見るくらいになってきましたが、語学に全く問題がないとは言えません。

職業柄、診断書を書くことがありますが、今日の患者さんは膀胱癌で膀胱全摘の手術のため入院中。診断を受ける前に予約した旅行のキャンセルのための診断書です。

 

Jag avråder inte från att resa, patientens tillstånd utgör inget hinder för resan.

avråder = advice againstにinte = notが続きます。att resa = to travelです。against とnotでダブルにnegativeでpositiveになります。

I do not advice against to travel.

つまり、旅行して良いということになる訳です。二つ目の文章は、患者の状態は旅行に差し支えるものではないという意味なので、文章を二つ読むとわかりやすくはなりますが、最初は頭の中が???となってしまい、思わず、Ja = Yesを選択しそうになりました。それでは、患者さんは旅行をキャンセルできないことになります。

 

 

無事に旅行がキャンセルできるといいのですが、、、。

母校の学生さんたちと小児病棟見学

母校である慶應義塾大学医学部には、国際医学研究会(IMA)という学生のグループがあります。

6年生の夏に、主にブラジルで1ヶ月に渡り医療活動をするグループで、活動資金は自分たちでスポンサーを探し集めています。

今年は、ブラジルでの活動の後に、スウェーデンの医療、介護の現場を見学したいということで、コーデイネーターを引き受けました。

介護施設、ホスピス、高度在宅医療、カロリンスカ研究所などを見学した後(団員ブログ記事)、カロリンスカ大学病院新病院のうち、小児病棟を見学しました。私が働いている骨盤内癌部門は病棟の引っ越しが10月末であるため、本格的に稼働していないため、ポスドク時代からの旧友である小児神経内科医のEliちゃんに案内役をお願いしました。

以前にもご紹介しましたが、病児がテラピストや両親などと一緒に遊んだり治療したりできる屋外の遊び場。

勿論、屋内にも遊び場があります。その一角には、採血や各種検査、処置の模擬練習ができるコーナーがあります。これにより、子供達の処置に対する恐怖心を軽減させることができます。また、スウェーデンでは原則として全ての処置に両親が同席します。

新病院は大きく4つのブロックに分かれ、それらが東西の方向に位置しています。ブロックごとに廊下の色、そして、病室内のバスルームの壁の色が決められており、小児病棟は黄色となっています。

バスルームの壁も黄色ですね!

新病院は基本的に全個室。バスルームには、トイレ、シャワーの他に、洗濯機があります。感染性がある場合でも、病室内で処理ができます。

各病室には、このように患者さんを持ち上げる装置があり、患者さんの移動などで医療従事者の体にかかる負担を軽減することができます。

物資の輸送は、基本的に全自動のロボットによりなされています。小児病等だけで30台のロボットがあります。ロボットの駐機場、また、ロボット専用のエレベーターがあります。

ちょっとした家具も北欧のデザイン家具で素敵です。

スウェーデンでは病院の建築費の0.5%を芸術に当てるという法律があり、各所に海外や彫刻などの芸術品が置かれています。

4ブロックの建物にはそれぞれ吹き抜けがあり、天窓から天然光が入るようになっています。

こちらは、小児専用の救急外来ですが、救急車は直接建物の中に入ることができるようになっています。

最後に、旧病院の前で記念撮影!カロリンスカ病院訪問の様子も団員の方が記事にしてくれています。

3人の後輩達、とても優秀です。団員の1人は一卵性双生児だそうで、兄弟ともに幼稚舎から慶應の医学部へ進んでいます。双子の親としては、どんなご両親なんだろうと興味津々。

若き後輩からも沢山エネルギーをもらい、彼らの将来が輝かしいものであるように祈り、いつかどこかで再会することを約束してお別れしました。ありがとう!

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美しく聡明な友人たちとAW

気の置けない友人たちとAW。

友人の行きつけのお店。彼女はお酒が弱いので、合流する前に一緒に参加する別の方と血中アルコール濃度を高めていると、「カウンターゲット!」というメッセージ。彼女に遅れてお店に到着。シェフのおまかせで。

スウェーデンでは珍しい、トロ!

トロの上にウニ!

トロの上にフォアグラ!

これは鹿児島産の黒毛和牛!

黒毛和牛と鰻!

これを炙る!

いやいや、美味しいです。

専門や職種は違うけれど、スウェーデン人の怠惰な働きぶりに感じる怒りをシェアー。ちなみにみんな大学病院勤務です。

日本で、日本の医療に文句を言っている日本国民の皆さんに聞かせたいね。

「隣の芝生は青い」って。

日本の医療ほど患者さんに親切なシステムはないのに、文句言ったり訴訟したり、軽症なのに受診したりして日本の医療を潰すなって言いたい!

 

私も職場でそれはそれは壮絶な闘いをしているのですが、その愚痴も少し吐き出して、もう少し頑張る気力が出てきました。

 

美しくて聡明で、異国で頑張る友人たちに乾杯!

 

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小学校初日

小学校初日。娘と息子は同じクラスになりました。保育園からのお友達2人も一緒です。

私はオペ日でもあり、初日に一緒に登校することができませんでした。でも、日本のような入学式は全くないのですね。思い思いに集合する、と言ったラフな感じです。ちょっと寂しいような、、。

これからどんな生活が待っているのかな。友達沢山できるといいね!

実りの秋?

サマーハウスには3本のリンゴの木を植えました。

そのうちの2本に実が生りました。

こちらの結実は2回目です。

こちらは今年初めて結実!嬉しい!

 

去年植えたばかりのIngrid Marieは来年?再来年?

 

近くの農場に野菜を買い出しに行ったときに、子供達が摘んだ向日葵。スウェーデン語でも太陽の花(solros)と言います。

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美味しい牛乳を求めて牧場へ

美味しい牛乳が飲みたくて、郊外の牧場を訪ねました。

まずは子供たちはアイスクリーム。

 

そしてミルク!美味しい!!!

 

 

牛さんたちは放牧中で牛舎は空っぽでしたが、生後2週間の仔牛がいたので見せてもらいました。セレン欠乏症で生まれてきたため、オッパイをうまく吸えなかった仔牛を母牛は見捨てたそうです。その後、セレンを補充して元気になったのだとか。人間でセレン欠乏症はほとんど見かけないですが、牛では珍しくないようです。興味津々の息子と娘は、ナデナデさせてもらって大喜び。

後から、「お母さんは僕が病気でも捨てないよね。」と言っていた息子。子供心にも感じることがあったんでしょうね。

地元のチーズなども売られています。こういう環境って、贅沢だなあ。

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Grundskola入学に関する手紙

8月20日に娘と息子はgrundskolaに入学します。これは6歳から始まる9年間の初等教育です。

入学希望はネットで優先順位をつけて申し込みます。私達は、とにかく送り迎えが便利ということで、自宅の前にあるgrundskolaを第一希望にしましたが、運よく第一希望の学校に入学できることになりました。入学決定通知は受け取ってはいたものの、入学1週間前になって、ようやく案内の手紙が届きました。

 

 

最初の3日間は親が付き添います。我が家ではフレキシブルな夫の役目(私が勤務予定希望を提出するときには、付き添いが必要だという情報は受け取っていませんから、当然、フルタイムの勤務予定となっており、どうする訳にも行きません。勿論、ここはスウェーデンですから勤務変更もできないことはありませんが、大学病院が新病院に一部引っ越し、組織構成が全く新しくなったことで喧嘩が勃発しており、生き残りのためには、休みを取らない方がベターという状況です。)。

 

この他、先生の名前や、クラスメートの名前などの書類が送られてきました。元々は娘と息子は別々のクラスだったのですが、同じクラスにして欲しいという希望を出し、受け入れられていました。同じ保育園から合計4名が同じ学校に進むのですが、4名とも同じクラス。1クラスが28名で女子が16名、男子が12名、合計で5クラスです。そして、担任の先生は1クラスにつき2人。贅沢です。何でも、スウェーデンで最も大きなgrundskolaで、1200名の生徒が在籍しているそうです。

 

新しい一歩を踏み出す娘と息子。不安はあるけれど希望は一杯。とても楽しみです!


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