ストックホルムでは、あちこちに物乞いの女性が座っています。各スーパーの前、酒屋の前、、、。
主にルーマニアからやってきていて、組織化されているようです。それでも、最近、多少減ってきたような気も。
夏の終わりの物乞いの彼女。ハイヒールのサンダルを履いて、なかなかお洒落をしています。
晩秋の現在。同じ人に違いありません。
信号無視も堂々としたもの。
なんと、持ち場のスーパーのカフェコーナーでお茶していました。
物乞いには絶対に恵まないと、私は決めています。だいたい、あげる人がいるからやってくるのだし、あげても一時的にお金が回るだけで、長期的な解決にはなりません。以前、物乞い軍団の1人とみられる人が、フルニエ壊疽で緊急入院したことがあるのですが、複数回の手術に加え、高圧酸素療法(これだけで400万円くらいかかります)を受けた上、家がないので、長期に入院するということがありました。医療費を取れないばかりでなく、ベッドを一つ使うので、他の患者さんが入院できないこともあります。まずはクレジットカードを出してから医療が決まるアメリカと異なり、スウェーデンってあまりに太っ腹なのでは、と思いました。そういえば、日本では、支払いが困難な患者さんがいれば、すぐに、生活保護の申請をするよう説得したりすることがありましたねー。救急車で搬送される生保の患者さんを断ったら、ボスから怒られたこともありました。「生保は取りっぱぐれがないから、美味しいんだよ。」と。どの国の医療システムもいびつで、帯に短し襷に長しというところでしょうか。
東南アジアの物乞いは本当に痩せていて、失礼ながら「本物」感があるのですが、スウェーデンで見かけるこのおばちゃん達はみなさん恰幅良くて、「どうやってあの体型を維持してるのかな?」といつも疑問に思っています。食材だってけっこう物価高いのになぁ。。。
そうなんですよねー。のんびりとお茶している様子を見ると、緊迫感が全くありません。痩せている人も見たことありませんねー。
私はスウェーデンに引っ越して最初の年に、断れずイカで食料品を買わされ、ガソリン代も渡しました…ほぼ土下座で感謝されましたが、心中複雑でした…
ゆかさん。優しいですねー!確かに、引っ越してすぐだと、マナーがわからないから押されてしまってもおかしくないですね。食料品は買って、差し上げることになったのですよね。しかも、ガソリン代も!それは天使だ!