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ストックホルムの病床の15%が閉鎖中

スウェーデンの病院では週末や長期休暇の季節になると、勤務者の数に応じて診療の規模を縮小します。例えば、夏季休暇中であれば、ベッド数も半分、オペ件数も外来も半分になります。そうすることにより、医療従事者が4−5週間の休暇を取得できるようになります。

カロリンスカ大学病院のベッド数は1543床。2017年4月で、その22%に当たる337床が閉鎖されていたのだそうです(DNの記事より)。

 

ストックホルム県の3476床でみると15%に当たる509床が閉鎖されていたのだとか。そしてこの数字は去年に比べ4%多いのだそうです。

閉鎖の原因は、スタッフの不足、特に看護師の不足です。

Hela länet, antal öppna vårdplatser(ストックホルム県の使用可能なベッド状況):

April 2016: 3064 av 3.429 fastställda vårdplatser

April 2017: 2967 av 3.476 fastställda vårdplatser

Karolinska universitetssjukhuset(カロリンスカ大学病院):

April 2016: 1320 av 1.562 fastställda vårdplatser

April 2017: 1206 av 1.543 fastställda vårdplatser

Södersjukhuset(南病院):

April 2016: 646 av 698 fastställda vårdplatser

April 2017: 604 av 708 fastställda vårdplatser

予定手術がキャンセルされる理由もいつもだいたい同じ。手術室の看護師さんの不足か、ベッドがないこと。予定手術をキャンセルするときには、その日の患者さんの病状を比較して優先順位をつけ、優先順位の低い患者さんからキャンセルすることになります。どうしても良性疾患は優先順位が低くなりますし、悪性疾患でも悪性度や病期によって優先順位をつけます。ベッドが不足して患者さんを退院させたり転院させなければならない時も、症状の軽い患者さんから退院してもらうことに、、、。看護師さんへの負担が重くなると、大学病院の低い待遇と重い労働に耐えきれず、退職していきます。常に、ギリギリのところで運営しているという印象。

カロリンスカ大学病院の新棟建設に当たって、巨額の報酬をコンサル会社(BCG)に無意味に支払い、看護師さん確保にはお金を出し渋るという本末転倒振りでは、ストックホルムの今後の医療に不安が募るばかりです。

2 comments to ストックホルムの病床の15%が閉鎖中

  • 申し訳ありません。途中で送信されてしまったようです。

    ”巨額の報酬をコンサル会社(BCG)に無意味に支払い”

    とありますが、現場におられてどのような根拠で”無意味”とお感じになられているのか、素人に分かるように数行で結構ですのでご教示頂けると幸いです。

    • 既存の診療科を取り払って、テーマに分類するというのは、根拠のない実験に過ぎません。診療科によっては複数のテーマに分断されることもあります。消化器外科の教授はBCG反対グループの先鋒なのですが、「いいところは、例えば、外傷が来たら自分たちは診ないよって言っていいんだよな。それで回る訳ないのに、どうするんだろう?」と、最近ランチを一緒にした時に話していました。これが最たる例ですね。消化器外科の患者さんのほとんどは癌です。ですから、テーマでいうと癌に分類されます。そうすると、外傷は癌には入りません。消化器系臓器が含まれていたとしても。

      BCGからカロリンスカにやってきた人間は、なんちゃって医師。医学部は出たけれど、まともに臨床で働いたことはありません。そのくせに、BCGでは医師気取りです。現場がわかっていないなんちゃって医師などが関わると、こんなことに。BCGの企みは、カロリンスカで実験して、それを商品として売り出すことなんだとか。

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