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クリスマスの晩餐

今年のクリスマスは家でゆっくり過ごしました。

クリスマスイブのランチには、親友とその家族。

イブの晩餐には、街中でレストランを見つけられない友人カップルが飛び込みで訪れてくれ、賑やかに過ごしました。

中央のろうそくたては親友からのクリスマスプレゼント。ジョージ・ジェンセンのものです。太いろうそくは炎にも力があります。

イブのメニューは、各国ごちゃまぜ。

前菜には、スウェーデンの、「海老サンド」に、ロシア産の赤キャビア。外で「海老サンド」を注文すると、最低でも100クローネかかりますので、外で食べることはないのですが、私は結構好きです。今回は、アボガドとゆで卵も投入して、いっそうリッチな食感に。

メインは、ロシアのビーフ・ストロガノフ。サワークリームをたっぷり入れ、さらに、スウェーデン産乾燥カンタレッラも投入。たっぷりの白ワインだけが水分。パプリカとパセリを添えて。自分で言うのも何ですが、これがうなるほど美味しいのです。

サラダは、初めてのコンビネーション、ルッコラと柿、これに、生ハムを添えて。エキストラバージンオイルとバルサミコ、塩、コショウだけで、驚くほどの美味しさです。

デザートはイタリア、テイラミス。高校時代の友人の秘伝のレシピ。たっぷりとカルーアミルクとエスプレッソをしみ込ませたスポンジとチーズクリームのコンビネーションが悶絶ものの美味しさ。各ゲストに、Stig Lindbergのアンテイークカップを。

 

こちらは、Blå Aster。

Salix Red。

Spisa Ribb。

楽しい友人との語らいと、美味しい食事。

幸せなひとときでした。

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冬至にまつわる記憶

最も日照時間の短い冬至を過ぎても2週間ほどは日の出が遅くなるそうです。日の入りは冬至の2週間ほど前から、その分遅くなっているのだそうです。今年の冬至は12月22日で、日の出は8時43分、日の入りは14時48分。

子供の頃は、冬至には母が柚子湯を用意してくれました。南瓜を食べたかどうかは記憶に残っていないのですが、柚子湯はその香りの高さと温かさとで、今でも良く覚えています。

スウェーデンに初めて留学したのは、今から15年前。9月に渡瑞しましたが、この年の冬はとても寒いものでした。朝8時頃から、夜は9時10時まで実験に明け暮れました。カロリンスカから当時住んでいた研究者用の寮、Wennergren Centerに、零下10度近い夜道を歩きました。湿度の低いスウェーデンの雪は結晶のまま、私が歩くのにあわせて舞い上がって光っていました。

1996年の冬至は12月21日。確か、土曜日で、クリスマス前ということもあり、ストックホルムは人影も少なくなっていました。当時、私のアパートは中庭に面した地上階。初めての海外での一人暮らしということもあり、当初は地上階であることが嫌だったのですが、ストックホルムは安全な街でもあり、生活に慣れるとともに、あまり気にならないようになっていました。

冬至の日の深夜、4時過ぎ。熟睡していた私を襲ったのはガラスの壊れる大きな音。

「ギャー!!!」と叫んで、窓とは反対にあるドアから、寮の内廊下に逃げ出しました。その後、何も物音がしないので、ドアのそばにあった電話を引っ張り出して、緊急連絡用の番号に連絡しましたが、「警察に電話しろ」と剣もほろろの返事。警察の番号を知らなかった私は、廊下に立ち尽くしていました。そこへ通りかかったのが、日本人女性研究者。彼女は友人とドイツへ車で出掛ける途中だったのですが、事情を話すと、警察に電話してくれました。

30分以上待ってようやく警察官が3人到着。うち女性が一人。3人は私の部屋を捜索したのですが、窓ガラスの内側のガラスが壊れているということで、女性警察官が私に言ったのは、

「自分で壊したんじゃないの?」

スウェーデン人女性の強さは好きですが、こういうデリカシーのない人もいて、しばしば男性よりも性質が悪かったりします。

外気温は零下15度。どこに自分の窓を壊す理由があるんでしょう。

これが、次の日に撮った壊れた窓ガラスの写真。

その後、中庭で物音がしたため、警察官は中庭を捜索し、浮浪者の身柄を確保しました。彼が窓ガラスを壊したことを自供したため、私の自損疑惑も晴れました。

この建物は中庭を取り囲むようにして立っていて、中庭に迷い込んだ彼は出口を求めて窓を開けようとしたのだそうです。

私といえば、その後、不眠症に悩まされ、壊れたガラスを見るとガラスが壊れる音が聞こえてくるなどの症状に苦しみ、地上階ではない他の部屋に移ることができるまでの1ヶ月以上日本に帰国することになりました。日本でも、電気をつけたままでないと眠ることができず、初めて精神科にもお世話になりました。ちなみに、寮の担当者はクリスマス休暇で、1週間以上の間、私の部屋の処理は、修理も含めて手付かずのまま。そして、他の部屋に移るまでの寮費は、住んでいないのにかかわらずそのまま徴収されました。流石、スウェーデン!

 

その後、ストックホルム警察から、事件の報告書が送られてきました。当時はスウェーデン語が読めなかったので保管したままでしたが、最近、取り出して読んでみました。

 

 

ことの経緯が細かく記載されていて、女性警官の暴言以外は、感心できる報告書でした。最後に、加害者の「Identitet」が記載されていて、「右腕の外側に、鷲と?、左腕の外側には2羽の蝶」が刺青されていたようです。彼は、もし私が負担しなければならない弁償額を支払う意思があるとも。

 

私にとっては悲惨な出来事でしたが、加害者が凶悪犯ではなくて幸いでした。

それ以来、冬至といえば、このときのことを思い出します。

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ロシアで食べられる多国籍料理

ロシアでは、周辺諸国のお料理が食べられます。

今回挑戦したのは、グルジア料理。モスクワ駅傍のショッピングセンター内に入っている、「なすび」という名のレストラン。グルジア料理やアゼルバイジャン料理などがメニューに。オープンキッチンの明るい店内は常に込み合っていて、その人気ぶりがわかります。

このレストランは、Ginza Projectというチェーン店のうちの一つなのですが、50ほどあるチェーン店はそれぞれ異なる料理を出すという変わったコンセプトを持っていますが、それぞれが大成功を収めているとか。凄腕のロシア人オーナー。

前菜にグルジアのサラダ。コリアンダーたっぷりで、ナッツのすりおろされたものが混ざっていてとても美味。頼んだウクライナビールとの相性もぴったり。

グルジアのスープ。チーズのかかったパンケーキがもちもちして美味しい。

ヨーグルトでマリネされたチキンのオーブン料理。

コリアンダーがこれでもかというほど乗っていて、コリアンダー好きな私にはたまりません。

英語のメニューもあり、店員さんにも英語の話せる人がいます。さらに、リーズナブルなお値段なので、お勧めのレストランです。

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影が作るロシアの美しさ

下院選の終了直後で、選挙の不正が取り沙汰され、各地でプーチンに抗議するデモが起こっているロシア。

St. Petersburgでも街のあちこちに警官の姿がありました。

それにしても、ロシア人の表情のデフォルトの、何とも無表情で悲しげなこと。だからこそ、彼らが微笑んだときの、影のある美しさといったら。

クリスマスツリーの飾られたカザン聖堂。夜景の方が美しい。

St. Petersburgは冬の方がしっとりとして美しいような気がします。

モスクワ駅近くにある、最も大きくて近代的なショッピングセンター。

街行く多くの人が、ミンクやフォックスなどの毛皮を着ています。コートの丈も長め。ロシアでは毛皮とは防寒具という日常必需品なのです。しかし、歩きタバコをふかす人の多いこと!

高級品を売るお店が並んでいると思えば、、、。

 

St. Petersburgの街中でさえ、擦り切れたままになっている建物が沢山。

影のあるロシア。

ストックホルムでは考えられません。

この街が整備されるのは、まだ相当かかりそうです。

 

 

関係ないけれど、ご当地の雨樋は、赤ん坊が滑り降りれそうなほど太い。

 

 

 

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ロシアへ再上陸

9月にSt. Petersburgへ出張しましたが、同じプロジェクトのために再びロシアへ。

正直、ロシア人は不親切だし、ぼったくりの精神があまりにも顕著だし、英語は通じないし、車の運転は激しいし、気の重い出張でした。お土産で買って帰った所謂「いくら」が、とても美味しかったので、今回も購入予定で出掛けました。

この時期のSt. Petersburgは雪が積もっているそうですが、暖冬のため雪はなく、空が限りなく低い曇り空。おとぎの国のような血の上の救世主教会は、やはり太陽があるとないとでは随分印象が異なります。青空の写真は9月に撮影したもの。

しかし、驚いたことに、今回のロシアは前回よりもずっと優しかったのです。前回はまだ観光シーズンで、街には観光客が溢れていました。今回は、気温も0度近く、歩いているのは殆どがロシア人のよううに見えました。そのためか、街全体、そして人々もゆったりとしているように感じられました。

最初の晩御飯は、高級レストランと知らずに入った老舗のPalkin。ロシアでも最も古いレストランの一つだそうです。何とその歴史は1785年に遡るとか。

内装もとてもクラシックで素敵。

メニューに黒キャビアがあって、お値段が7000ルーブル近かったので、Belugaキャビアかもしれないとわくわくして訊ねると、Belugaキャビアはもはや市場になかなか出回らないため食べられないのだということでした。Belugaキャビアではないならと、お値段10分の1以下の赤キャビア(いくら)とパンケーキを前菜で頼みました。

前菜の前のアミューズ。チーズクリームのようなものが、ソテーしたズッキーニに巻いてあります。

そして前菜のいくらとロシアパンケーキ。お決まりのサワークリーム。そして、今回はうずらの卵が。それにしても、ロシアの卵の黄身は何て白いのでしょう。良い餌を与えられていないからとも聞きました。

メインにはラムを。アミューズ二品目は、トマトのスープのソルベ仕立て、とでも言いましょうか。

ロシアのデザートの文化は完全にスウェーデンに勝利しています。デザートには、「カルーセル」と名前のついたデザートの盛り合わせを。

ふと別のテーブルを見ると、飛行機の中で隣に座ったノルウェー人のビジネスマンのおじさまが。ロシア入国に必要な書類を書くのに、ペンを貸してあげたので良く覚えていました。商談ディナーなのか、強いアルコールで頻回に乾杯をしていました。こんな偶然ってあるものなのですね。

Palkinのお料理もサービスも大変に満足のできるものでした。サービスマインドのないロシア人という強烈な印象があったので、何だかとても嬉しなりました。

外に出ると、クリスマスのイルミネーションが施されたネフスキー大通りがとても奇麗でした。

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