選挙の投票日が明日に迫って、盛り上がっているスウェーデンです。
昨夜は、SVTでSlutdebatten(最後の党首討論)が行われました。
私が興味のある、医療問題では、野党連合(Rödagröna:赤緑連合)が、重病を抱えながら補助を受けられない個別の例を取り上げては、ラインフェルト首相を攻撃していました。
(赤緑連合の党首陣。左から、環境党のMaria Wetterstrand、社会民主党のMona Sahlin、左翼党のLars Ohly)
穏健党が政権を取って以来、Förtidspensionär(早期年金受給者)の認定が厳しくなりました。これは、病気や障害のために労働が将来的にも不可能と認定されるシステムであり、以前はかなり基準が甘いため、多くのFörtidspensionärが生まれました。外来でも、どうみても働けそうな人が、「Sjukpensionär(Förtidspensionärとほぼ同義)」と職業欄に記入しているのを、よく見かけます。現政権になってから、Förtidspensionär認定が50%に減ったようですが、これに伴って、重病である人が働かなければならない例が増加したため、赤緑連合は、個別の例を提示しては、現政権を非難していました。
投票日前の最後の調査では、赤緑連合が少し支持率を伸ばしてはいるものの、勝利を収めるには少し厳しい数字。
評判の悪いスウェーデン民主党は、5,9%で、このままいくと21人の議員が誕生する見込み。与党も野党も過半数を超えるためには、スウェーデン民主党を取り込む必要があるのですが、双方ともそれはないと断言。
今日私も期日前の投票へ行ってきました。
市内でも、駅やショッピングモール、図書館などいくつもの場所で投票ができます。
郵送されている投票券を持っていなくても、身分証明書があれば投票券をその場でプリントアウトしてもらって、投票が可能です。こちらは、中央駅の投票場。
黄色が国会、白がコミューン、青がランステイングで、党の名前または、候補者名を選ぶようになっています。一番左は車椅子用に低く設けられたテーブルで、何ともスウェーデンらしい。
それぞれの紙をそれぞれの封筒に入れ、それを係員に投票券とともに渡します。係員がそれら全てを一つの封筒に入れて完了。
もし、心変わりすることがあれば、何回でも投票しなおすことができます。最後に投票したものが有効になるというシステム。
期日前投票する人も多く、昨日までに190万人が投票したとか。人口900万人のスウェーデンですから、かなりの割合となります。
毎日、党首討論が繰り返され、外国人でもかなり理解できるスウェーデンの各党のマニフェスト。街中でも選挙で盛り上がっている雰囲気が感じられ、明日の投票の結果が楽しみです。








こんにちは。
日本は投票所は学校とか公民館とか人口の分布や交通の便などまったく配慮されてないですね。しかもコスト削減でその数も減らされているようです。その結果、投票所までの距離が延びるケースが多くなり特に高齢者の方が苦労されるということになっているようです。
>郵送されている投票券を持っていなくても、身分証明書があれば投票券をその場でプリントアウトしてもらって、投票が可能です。
これも私のようなうっかり者にはありがたいですね。
日本では投票用紙に記入するところにはカーテンなどついてませんが、カーテンがかかっていると不正行為が行われてしまうと一般市民が疑われてるんでしょうね(笑)。
総じてスウェーデンの投票のお方式はすごく合理的だと思いました。
スウェーデンでは、パーソナルナンバーがあるため、管理が楽になっています。
日本の「個人情報保護法」なんて、吹っ飛びますよ。あまり気にしている人もいないみたい。
日本でももう少し合理的な投票方法にすれば、投票率も上がるのでしょうか、、、。