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しばらくお休み

このところ、体調不良が続いているため、ブログの更新も少しお休みしようと思います。

コメントのお返事はそのうちに必ずさせていただきますので、ご容赦を。

年越しパーテイー

今年の年越しは、お友達カップルを2組お招きして、我が家で新年を迎えました。

我が家は8階で、ストックホルム市内ばかりでなく、南北の空が眺望できるため、あちらこちらで打ち上げられる新年の花火を屋内から眺めるにはもってこいなのです。

メニューは、ベジタリアンのゲストのために、

前菜は、ベジタリアン春巻き。ベジタリアン用のひき肉もどきに、自家製おからやひじき、春雨などを加えて、しっとり、とろみのある餡にするのが私流です。

いささか不恰好ですが、ゲストとして揚げたてをサーブされたら、満足に違いありません(と決め付けています)。勿論、お味は不恰好ではありませんし。

メインは、サーモンの味噌とマヨネーズ、オーブン焼き。

味噌とマヨネーズがとても良くあいます。長ネギも乗せればよかったと後悔。

「肉食系男子」のために、前日から仕込んだ、beef bourguignon。

サラダ系は、きんぴらごぼうの他、2種。評判の良かった、赤たまねぎとざくろのサラダ。これも思いつきの組み合わせがヒット。

デザートは簡単にパンナコッタを作りました。Rさんが、アップルパイとチーズケーキを焼いてきてくれましたが、満腹でたどり着かず。

間に、餅つき器でついた、つきたてのお餅。もち米、一升分。                                            (Rさん撮影)

丸もちにして、オーブントースターで焼きます。

日本在住の皆様には、「もちごときで何を大騒ぎ」と感じられるかもしれませんが、海外組みにすれば、大騒ぎなのです。

このお餅を、お醤油、お醤油と砂糖、きなこ、あんこ、大根おろしなどで堪能致しました。まさにお餅は別腹でございます。

そうこうしている間に、新年のカウントダウン。お決まりのシャンパンを用意して、まずは花火の鑑賞。ストックホルム上空を飾る、素人軍団の打ち上げる美しい花火。スウェーデン中で、新年用の花火が約30億円ほど売れるのだそうです。シャンパンで乾杯して、また飲みに入ります。結局、4時まで飲み続けて、5人で7本以上が空になりました。

 

Vickningといって、スウェーデンでは、パーテイーが深夜に渡ったときの腹ごなしとして、「ヤンソンさんの誘惑」などの料理を食べることが知られています。今回は夜3時ごろになって、「お茶漬け」を。

                                                   (Rさん撮影)

あてには、松葉こんぶ、梅干、そしてロシアの赤キャビア。

日本人であることをしみじみと感じます。

大晦日の午後6時頃から、結局10時間の年越しの会。とても楽しかったのですが、流石に元旦は寝正月。2日からは通常勤務という、もはや若くない身には応えるお正月となりました。来年は3が日はお休みにしないと、、、。

Happy New Year! Gott Nytt År! 謹賀新年

明けましておめでとうございます!

日本の三が日とは異なり、大晦日、元旦とお休みで、今日2日からお仕事開始。

早速、ロボット手術2件と、ハードな仕事始めとなりました。

今年一年、良い年になりますように!

クリスマスの晩餐

今年のクリスマスは家でゆっくり過ごしました。

クリスマスイブのランチには、親友とその家族。

イブの晩餐には、街中でレストランを見つけられない友人カップルが飛び込みで訪れてくれ、賑やかに過ごしました。

中央のろうそくたては親友からのクリスマスプレゼント。ジョージ・ジェンセンのものです。太いろうそくは炎にも力があります。

イブのメニューは、各国ごちゃまぜ。

前菜には、スウェーデンの、「海老サンド」に、ロシア産の赤キャビア。外で「海老サンド」を注文すると、最低でも100クローネかかりますので、外で食べることはないのですが、私は結構好きです。今回は、アボガドとゆで卵も投入して、いっそうリッチな食感に。

メインは、ロシアのビーフ・ストロガノフ。サワークリームをたっぷり入れ、さらに、スウェーデン産乾燥カンタレッラも投入。たっぷりの白ワインだけが水分。パプリカとパセリを添えて。自分で言うのも何ですが、これがうなるほど美味しいのです。

サラダは、初めてのコンビネーション、ルッコラと柿、これに、生ハムを添えて。エキストラバージンオイルとバルサミコ、塩、コショウだけで、驚くほどの美味しさです。

デザートはイタリア、テイラミス。高校時代の友人の秘伝のレシピ。たっぷりとカルーアミルクとエスプレッソをしみ込ませたスポンジとチーズクリームのコンビネーションが悶絶ものの美味しさ。各ゲストに、Stig Lindbergのアンテイークカップを。

 

こちらは、Blå Aster。

Salix Red。

Spisa Ribb。

楽しい友人との語らいと、美味しい食事。

幸せなひとときでした。

冬至にまつわる記憶

最も日照時間の短い冬至を過ぎても2週間ほどは日の出が遅くなるそうです。日の入りは冬至の2週間ほど前から、その分遅くなっているのだそうです。今年の冬至は12月22日で、日の出は8時43分、日の入りは14時48分。

子供の頃は、冬至には母が柚子湯を用意してくれました。南瓜を食べたかどうかは記憶に残っていないのですが、柚子湯はその香りの高さと温かさとで、今でも良く覚えています。

スウェーデンに初めて留学したのは、今から15年前。9月に渡瑞しましたが、この年の冬はとても寒いものでした。朝8時頃から、夜は9時10時まで実験に明け暮れました。カロリンスカから当時住んでいた研究者用の寮、Wennergren Centerに、零下10度近い夜道を歩きました。湿度の低いスウェーデンの雪は結晶のまま、私が歩くのにあわせて舞い上がって光っていました。

1996年の冬至は12月21日。確か、土曜日で、クリスマス前ということもあり、ストックホルムは人影も少なくなっていました。当時、私のアパートは中庭に面した地上階。初めての海外での一人暮らしということもあり、当初は地上階であることが嫌だったのですが、ストックホルムは安全な街でもあり、生活に慣れるとともに、あまり気にならないようになっていました。

冬至の日の深夜、4時過ぎ。熟睡していた私を襲ったのはガラスの壊れる大きな音。

「ギャー!!!」と叫んで、窓とは反対にあるドアから、寮の内廊下に逃げ出しました。その後、何も物音がしないので、ドアのそばにあった電話を引っ張り出して、緊急連絡用の番号に連絡しましたが、「警察に電話しろ」と剣もほろろの返事。警察の番号を知らなかった私は、廊下に立ち尽くしていました。そこへ通りかかったのが、日本人女性研究者。彼女は友人とドイツへ車で出掛ける途中だったのですが、事情を話すと、警察に電話してくれました。

30分以上待ってようやく警察官が3人到着。うち女性が一人。3人は私の部屋を捜索したのですが、窓ガラスの内側のガラスが壊れているということで、女性警察官が私に言ったのは、

「自分で壊したんじゃないの?」

スウェーデン人女性の強さは好きですが、こういうデリカシーのない人もいて、しばしば男性よりも性質が悪かったりします。

外気温は零下15度。どこに自分の窓を壊す理由があるんでしょう。

これが、次の日に撮った壊れた窓ガラスの写真。

その後、中庭で物音がしたため、警察官は中庭を捜索し、浮浪者の身柄を確保しました。彼が窓ガラスを壊したことを自供したため、私の自損疑惑も晴れました。

この建物は中庭を取り囲むようにして立っていて、中庭に迷い込んだ彼は出口を求めて窓を開けようとしたのだそうです。

私といえば、その後、不眠症に悩まされ、壊れたガラスを見るとガラスが壊れる音が聞こえてくるなどの症状に苦しみ、地上階ではない他の部屋に移ることができるまでの1ヶ月以上日本に帰国することになりました。日本でも、電気をつけたままでないと眠ることができず、初めて精神科にもお世話になりました。ちなみに、寮の担当者はクリスマス休暇で、1週間以上の間、私の部屋の処理は、修理も含めて手付かずのまま。そして、他の部屋に移るまでの寮費は、住んでいないのにかかわらずそのまま徴収されました。流石、スウェーデン!

 

その後、ストックホルム警察から、事件の報告書が送られてきました。当時はスウェーデン語が読めなかったので保管したままでしたが、最近、取り出して読んでみました。

 

 

ことの経緯が細かく記載されていて、女性警官の暴言以外は、感心できる報告書でした。最後に、加害者の「Identitet」が記載されていて、「右腕の外側に、鷲と?、左腕の外側には2羽の蝶」が刺青されていたようです。彼は、もし私が負担しなければならない弁償額を支払う意思があるとも。

 

私にとっては悲惨な出来事でしたが、加害者が凶悪犯ではなくて幸いでした。

それ以来、冬至といえば、このときのことを思い出します。

病院のクリスマス・マーケット

今日は病院でクリスマス・マーケットが開かれました。毎年、この時期に1日、病院職員の希望者が思い思いの品を出品します。ジンジャークッキー、自家製ジャム、手作りアクセサリー、編み物、絵画、陶磁器など様々なお店が出ていました。

去年は、泌尿器科腫瘍専門医の女医さん作のお皿を買いました(こちらでご覧ください。)。

泌尿器科の病棟の准看護師さんスザンヌは、陶磁器の先生もしていますが、彼女は毎年出店していて、彼女の作品は私の楽しみの一つです。

勤務の間に手に入れたのは、スザンヌ作の小さなお皿二つ。

手のひらにのるくらいの小さな器で、私の大好きな沖縄を思わせる緑がかった青が素敵です。同僚も欲しかったらしいのですが、あっという間に売り切れていました。

 

そして、悩んだ末に手に入れたのはこちら。

同様の青が美しい。釉薬が熱によりなし得た偶然の美しさ。優しい馬の雰囲気と動きを感じさせるデザインに一目惚れ。

バスルームのタイルが同系統の青なので、バスルームの飾り棚におさまりました。

ルシア祭で遅刻続出

今日はルシア祭。キリスト教の聖人、聖ルシアを祝う日です。スウェーデンでは子供たちが聖ルシアに扮して、ロウソクを配した冠をかぶり、ロウソクを手に、「サンタルシア」を歌いながら行進します。各幼稚園などは、早朝から行うところもあり、わが子の晴れ姿を見に両親が駆けつけます。

ルシア祭には、香辛料の入った温かい赤ワイン「Glögg」やサフランパン「Lussekatt」が振舞われます。Lussekattにカッテ-ジチーズを入れると美味しいらしいです。レシピはこちらを。

子供用のGlöggは2.2%。

こちらは、去年、レストラン「Pontus by the Sea」で撮った写真です。

そんな訳で、病院でも朝7時半からのミーテイングに出席しない医師多数。中には、11時出勤というツワモノもいますが、ルシア祭ということでお構いなし。もともと、私の職場はフレックスタイムを導入していて、勤務時間がマイナスになっていても問題ないらしく、おおらかなものです。実際、朝8時15分から開始される朝回診も10時過ぎても回診担当医が出勤していませんでした。日本では、子供の行事のために診療行為が遅延することなど、全くもって考えられませんので、以前は複雑な気持ちでしたが、もはや慣れっこになってしまいました。

独居老人の悲しい話

スウェーデンで働くようになってから、80代後半、ときに90代の患者さんを診察することが良くあります。日本では、沖縄勤務だった頃は、本土に比べると、多くの高齢の患者さんの診察をしていましたが、東京では超高齢の患者さんはそれほど多くありませんでした。日本のカルテは、「明治、大正、昭和、平成」といった元号で生年を表記していましたので、明治生まれや大正生まれの患者さんが受診すると、「高齢」という感じがしましたが、スウェーデンでは当然西暦表記ですので、当初は感覚が掴めませんでした。今までスウェーデンでは、99歳が最高齢で、100歳超の患者さんは未だに診察したことがありませんが、恐るべきことに、90代の患者さんでも一人で受診することがあります。

最近診察した80代後半の男性。転移のみられない浸潤性の膀胱癌で、既往歴もないため、膀胱全摘を予定していました。何と、ストックホルム市内のアパートに独居。一週間に数回の掃除と買い物のお手伝いに来てもらっている他は、自立しています。しかも、最近、ほぼ視力を失ったとのこと。それでも、自分で料理をしているそうです。3人いる子供は遠くに住んでいて、受診の日はそのうちの2人が付き添い。視力がないということを知らなかった私は、手術の話を始めたのですが、そこで、娘から、「お父さんは目が見えないし、一人で住んでいるから、ストーマの管理が出来ないのではないか。」という発言。そこで、手術以外の治療法を説明することになります。転移のない浸潤性膀胱癌であれば、膀胱全摘が一番ですが、根治に近い治療としては放射線治療もあります。しかし、放射線治療には副作用もありますので、高齢で盲目の独居老人ということであれば、無治療という選択肢も。

日本であれば、子供が3人もいれば子供と同居することが多いので、ストーマは家族が管理する手もありますが、スウェーデンでは親との同居というのはまず有り得ません。子供が親を介護など考えられませんし、ましてや、嫁が義両親を介護などとんでもない話です。この患者さん自身も、「今、症状がある訳ではないから、治療しなくてもいい。もう、十分生きてきたし、一人で目がみえないし、、、、。」と言います。何だか、胸が詰まるような気持ちになりました。

しかも、話をしてみると、39度台の熱が夕方になるとあり、診療所を受診したところ、抗生物質を処方されただけだったと。

「今も気分が悪いのでは?」と訊ねると、頷く患者さん。子供たちは、「こんな老人を週末に処方だけで放り出し、目もみえないのに、薬局を探し回らなければならなかった。」と怒り心頭。

熱はなさそうだが、脈を取ると、一分120ほどの頻脈。聴診上は不整脈はないが、収縮期雑音が聞こえる。大動脈弁狭窄症を持っているらしい。肺野を聴診すると、バリバリ音がする。

「スウェーデン人男性は、辛くても、辛いって言わないから、、、、。辛いときは辛いって言わなきゃだめでしょ。」と彼に言い聞かせながら、救急外来へ緊急の診察依頼を書きます。

「おそらく入院が必要だから、すぐに救急外来へ行ってください。」

日本だったら、自分の科のベッドを手配して入院させるのでしょうけれど、スウェーデンではそうはいきません。原疾患があっても、緊急性のある症状が他科のものであれば、救急外来へ回しますし、自分の科のベッドに空きがなければ、仕方がないので救急外来へ回し、救急外来の病床コーデイネ―ターにベッドを手配してもらうことになります。今回は、16時頃に救急外来へ行ってもらったのですが、18時には血液検査も終わり入院となりました。CRP200以上、白血球数2万以上もあり、高齢だし危ないところでした。

肝心の膀胱癌の治療ですが、患者さん自身は「無治療」という方向に傾いていて、とても切ない気持ちになります。

「高齢者が子供の世話にならない」で、出来る限り高齢者が自立し、介護は第三者の手に委ねるというスウェーデンのシステムには、基本的には賛成です。日本のように、未だ、「長男の嫁」が介護の犠牲になることには、疑問を感じます。身内の介護には報酬がありませんが、第三者の介護には報酬が発生し、従って、国にとっては税収となり、それをさらに福祉に回すことができます。子供世代だからといって、親の年齢まで生きることが保障されている訳ではありません。基本的に介護の責任が子供にかかるのは好ましくないと思っています。しかし、今回のような「独居高齢者」の実態、「独居」により治療が制限される可能性があることを目の当たりにすると、複雑な想いになります。

私などは、現在、両親がなんとか健康であることや、妹が両親と同居していることに甘えて、日本から遠く離れた土地で親不孝をしておりますが、そんな自分の人生も振り返り、出口の無い迷路に入り込んだような気持ちになってしまいました。

高齢者が患者さんであることが多い泌尿器科。スウェーデンの高齢者は、日本に比べて自立しているという印象です。80歳代であれば、たいてい一人で外来を受診しますし、90歳代であっても一人で来院することは珍しくありません。手術目的の入院の際も一人、退院も一人。先日も、80代後半の男性で、90代の奥さんの介護を自宅でしているという患者さんに会いました。「若い世代のお世話にはならない。」という気概は、日本人も見習ってもよいことでしょうけれど、日本式とスウェーデン式の間で中庸を得たシステムというものは実現しないのでしょうか、、、。

出産ラッシュ

この1年、職場では相当な出産ラッシュです。

3人の子供のパパとなった小ボスも、最近まで育児休暇を取っていたし、現在も、子供の送り迎えや、子供の病気の際には欠勤するなどしています。再婚して50代で4人目のパパになった人も数名。出産した女医さんも複数。

この次は、奥さんが来週予定日となっている専修医のO先生。何と、これで4人目。因みに彼はバツはありません。

赤ちゃんが生まれたら、パパも2週間ほど育児休暇を取るのが通常となっているので、これから年末に掛けての戦力低下は痛いところですが、スウェーデンではごく当たり前なのです。(週末にはウイークデーの60%ほどに病床数を減らすことになっているため、金曜日はとにかく退院努力をしなければなりません。しかも、ベッドが足りないために、本日は2件の手術が延期になりました。これもスウェーデンならでは。キャンセルによって患者さんは、1500クローネほど給付が出ます。)

スウェーデンでは、女性医師が出産や育児のために働くことをやめることなど有り得ないことです。この国では、勤労して、税金を払って一人前ですから、原則、専業主婦は存在しません。生活のための補助金を受給していなくても、この地に住んでいること自体で税金のお世話になっている訳ですし、戦争難民を除き、全ての人間が同じ費用で医療や福祉などの現物給付を受けているのですから、働いていない人は何かしらの形で他の人が働いて収めた税金の恩恵を受けていることになります。私も、奨学金で生活していたポスドク時代に、喘息発作で緊急入院したことがありますが、その際も、スウェーデン人と同額の救急外来受診料を払っただけ。ときに、スウェーデンはかなり太っ腹だと感じることもありますが、日本でいう所謂、「生活保護」にあたる人たちでも、一定額の受診料や薬剤費を支払わなければならないシステムは、日本より優れていると思います。子供がいなくて健康な私は、おそらく40%に近い所得税を払っても、税金の還付を受けることはないのですが、移民である自分を受け入れてもらっているだけでスウェーデンに感謝する気持ちです。

基本的に全ての人間が働き、高い税金を納めるおかげで、高福祉が実現し、従って多忙な医師でも出産ラッシュが可能な訳です。他人の子供でもとても可愛いと思う私には、4人目の子供に恵まれるO先生のことは、ちょっとうらやましい。一人くらい分けてくれたらいいのに、なんて思ったりします。出産を控えた奥さんに代わって、今日もO先生、少し早引けして3人の子供を保育園にお迎えに行きました。元気に赤ちゃんが生まれてくるといいな。

Tjejmiddag:泌尿器科女子会

カロリンスカ大学病院は、Solna院とHuddinge院に分かれており、泌尿器科はその両方にあります。患者さんは住所によって所属する病院が決まっていて、一般泌尿器科であれば、住所により決められた病院を受診しますが、特定疾患や手術については、SolnaとHuddingeで分担が決まっており、住所にかかわらず振り分けられます。例えば、ロボットによる前立腺全摘や膀胱全摘はSolna、腎臓癌はHuddingeという具合。

Solna院には女性ボスを含めると9名の女医さん、Huddinge院には3名の女医さんがいます。そのうち専門医はSolna院に4名。母校では初めての女性泌尿器科医で、女性の同僚と働いたことはほとんどなかった私にとっては、とても刺激的な環境です。男女平等の国スウェーデンといえども、やはり、外科医の世界は男性が優勢。そんな中で、女性同士の交流はとても大切です。ということで、女子会(最も若い女医さんでも30歳前後ですから、とても「女子」といえる年齢ではありませんが、いまどきの言葉を一回使ってみたかっただけなので、お見逃しを!)が企画され、8名が参加しました。現在、2名が育児休暇を取っていますが、その中の一人も2ヶ月の赤ちゃん連れで参加してくれました。

場所は、Solna院からも程近く、お財布にも優しいStockholms Internationella Restaurangskola

Gymnasium(日本では高校にあたる)の年齢で、レストランブランチに将来進みたい学生さんが学ぶ学校に併設するレストランです。毎週木曜日に、各週異なるテーマの5皿からなるコース料理が220クローネでサーブされます。お料理に合わせた、食前酒、白ワイン、赤ワイン、食後酒のワインパックが150クローネです。

その晩は、「フランス」がテーマ。

メニューはこちら。

それぞれのテーブル毎にサービスしてくれる学生さんたちが、とても可愛いのです。ときには、カトラリーなどを落としたり、高校生らしい間違いもありますが、初々しくて一生懸命で好感が持てます。

 

前菜の前にアミューズがあり、前菜はポーチドエッグ。

魚料理はナマズ。脇に添えられたにんにくのグリルが思いがけずおいしい。ナマズの下にはズッキーニのスライス。

お肉料理には野菜のピュレが添えられて。ベジタリアンの同僚には、違うお料理が出ました。この柔軟性もポイント高し。

シェブレにカラメライズされたクルミ。ルッコラの苦味と合います。

最後は、パイナップルのフランベです。各テーブルでサービスされます。隣のテーブルでは、先生が一緒に。

我々のテーブルの担当の可愛い学生さん。

大成功!

ホイップクリームと、アーモンドのクッキーが添えられて、とてもおいしかったです。

おいしい食事とワイン、楽しい会話で、6時半から9時まであっという間に時間が経ちました。女性同士協力しあって頑張ろうという話にもなりました。最後に泌尿器科女医陣をこっそり初公開!勿論、全員外科医です。中には3人の子供のママもいます。スウェーデン人女性のたくましさには学ぶことも多い日本人の私ですが、実は私が最もきつい手術をやっているのは何だか皮肉です。精神的なタフさ、男性に伍してゆくという意思と戦闘力に関しては、私はまだまだスウェーデン人女性には及びません。


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