Visits

Online: 1
Today: 321
Week: 1740
Overall: 5441339

Flag counter

free counters

病欠

先週は夏休みでお休みを取っていました。夏休み前の一週間の勤務があまりにハードで、滅多に病気にならない私もついにダウン。

1日くらいおとなしくしていれば、夏休みを楽しめるかと、たかをくくっていましたが、高熱、胸痛、呼吸困難、また感染性喀痰もみられ、肺炎と自己診断。手持ちの抗生剤を倍量内服しながら、結局、一週間療養生活を余儀なくされました。

療養中に友人と話をしたら、

「病欠届けを出さなきゃ駄目!病気で夏休みの期間を使うなんて!」

と言われ、びっくり仰天。

病欠届けを出して、夏休みはまた別の機会に取るなんて、日本人医師の感覚としてはありえません。

スウェーデンでは、1週間以内の病欠であれば、自己申告で可能です。1日目は無給ですが、2日目からは上限ありで80%の給料(手当て)が、保険庁(Försäkringskassan)から支払われます。

1週間以上の病欠では、医師の診断書が必要。私も、多くの診断書を書いています。




病名と病状、今後の見通しについても記述します。



そして、患者さんの病状を、通常の勤務可能な状態に比べて、1)4分の1低下、2)2分の1低下、3)4分の3低下、4)勤務不可の4段階で評価し、それぞれに該当する期間を記入します。私が書く診断書の多くは、入院が必要な、主に手術後についての診断書なので、診断書を発行することに問題はありません。しかし、外来ではなんだかんだと理由をつけて診断書を請求してくる患者さんも多く、毅然とした態度で臨まなければならず、対応が大変です。「尿失禁があるから働けない。」とか、「カテーテルをつけたまま働くのは厭だ。」とか、数え上げたらきりがありません。とにかく、隙あらば、傷病手当を受給して働きたくない人が結構います。

日本では、休暇中に病気になっても、それに替わる休暇を取ることなど考えられませんが、ここはスウェーデン。私もコミューン税(地方税)として所得のおよそ20%を支払い、更に国税を支払い、私の雇用者は私の給与の倍近い社会保障費を国に払っていますので、利用できる制度は利用してみなければと思い、職場へ電話連絡。あっという間に1週間の病欠扱いとなりました。

今度、いつ夏休みが取れるのかは別として、高負担ではあるけれど、人間らしい生活が保障されているスウェーデンの社会に感謝です。

まだ体調は本調子ではありませんが、昨日はロボット手術2件、今日は膀胱全摘術とハードなスケジュールに追われている毎日です。

6 comments to 病欠

  • りえ

    こんにちは。
    大丈夫でしょうか肺炎・・・。
    疲れの副作用(と言うのかしら?)は必ず休暇を取ったとたんに現れますよね。
    思いっきり楽しめるように体力を回復して、本当の休暇に備えて下さい!!
    と言っても既に明日から多忙のご様子ですね・・・。

    今更ですが新しいブログへのコメントさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致しまっす!!

  • こんにちは。

    > 高負担ではあるけれど、人間らしい生活が保障されているスウェーデンの社会に感謝です。

    ちょうど朝の情報番組でスウェーデンのことがそんな感じで紹介されていました。学校は大学まで無料、病院は18歳まで無料、大人でも年間の医療費の上限が1万2千円、病院によって医療の質に差がない、病院の待ち時間が短い(待ち時間が30分を超えるとクレームする権利があるとか)、年金制度が一本化されている、仮に年金をまったく払ってなくても一定の補償がある、etc。※記憶を頼りに書きましたので聞き違い等があるかもしれません。

    これだったら税負担が高くても納得できるかもと思いました。
    いいことばかりではないのかもしれませんけど・・・。

  • りえさん。新しいブログもよろしくお願いしますね!
    医者の不養生をまさに実践してしまいました。普段から健康には気をつけているのですが、、。

  • さくらりぼんさん。最近、日本ではスウェーデンが話題のようですね。
    スウェーデンが全て素晴らしいというような持ち上げ方は、事実に反しますし、良くないと思いますが、さくらりぼんさんがおっしゃっている情報は、ほぼ正しいものです。

    税負担が高いといっても、日本では個人的に保険に入ったり、老後に備えて貯蓄をしたりと、結局、備えに使うお金はもしかしたら日本の方が多いかもしれません。社会保障がほぼ無料ですが、限りある予算の中でやっていますので、明確な優先順位がつけられており、お金を掛ける価値のないグループ(医療でいえば、癌の末期など)は、日本の方が手厚く扱われていると思います。しかし、日本ではこの部分が医療ならば医療費を増やす原因ともなっており、システムが崩壊すれば本来助けなければならない人にも被害が及ぶことになるので、個人的にはスウェーデンのシステムに日本も学ぶべきところがあると思っています。

  • フォローアップありがとございます。大変参考になりました。

    先生のハードスケジュールはお聞きするだけでめまいがしてきます。お身体が心配です。

  • さくらりぼんさん。もう若いといえる年でもないので、摂生したいと思っています。ご心配いただき、ありがとうございます。

Leave a Reply

You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

  

  

  


Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_fetch_row() expects parameter 1 to be resource, boolean given in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346