Visits

Online: 1
Today: 317
Week: 2165
Overall: 5467804

Flag counter

free counters

スウェーデンの救急外来:医師として、患者として

悪名高きスウェーデンの救急外来。最近は待ち時間も少しは短縮されたものの、それでも、診察まで数時間待ちは珍しくありません。スウェーデン人にでさえ評判が悪いのに、フリーアクセスに慣れ切っている日本人には、とても信じられないことが多いと思います。今回は、医師である私が患者として経験した救急医療について書いてみます。医療従事者が患者である場合、やはり一般人と扱いが多少異なることは多いのですが、スウェーデンにおいて救急医療がどのように機能するのかを、非医療従事者の方にも少しは理解していただけるのではないかと思います。

 

私自身、この1,2年で救急外来を患者として受診したのは、3回。最初の2回については、医者の不養生シリーズ(1)-(5)をどうぞ。このとき、2回目には緊急入院になった訳ですが、当時、実は19週の妊婦でした。19週といえども、双子の妊娠中でしたから、お腹は相当大きくなっていました。そんなときに風邪から喘息発作、肋骨骨折に肺炎と、まさに何重苦でした。授乳中には使えないモルヒネを妊婦には使えることが有難かった。酸素飽和度が低かったため、肺塞栓が疑われて、妊娠中にもかかわらずCT検査となり、心が折れそうになりました。現在のスパイラルCTによる被爆はわずかで、胎児への影響は考えなくても良いと知ってはいましたが、、、。ただ、造影剤を使ったため、将来的に甲状腺機能のチェックが必要ということでした。この2回の救急外来受診では、症状が重症だったことで、殆ど待つことなく診察を受けることができましたし、やはり自分自身が医師だということで、丁重な扱いを受けたように思います。

 

スウェーデンでは、救急外来を受診する前に電話相談することが推奨されていますが、救急外来の資源不足もあり、通常は、どうにかして自宅待機するように説得されます。医療従事者としてあまり声を高くして言ってはいけないのかもしれませんが、緊急性が高いと判断(非医療者には難しいことですが、何かいつもと違うと感じたときには緊急性があると自己判断しても良いと思います)した場合は、電話相談をすることなしに救急外来を受診するのがベストです。電話相談せずに受診しても、診察を受けることができないということはありません。また、スウェーデンでは、住所により所属病院が決められていますが、救急外来に関してはその限りではありません。ストックホルムの南地区に居住している場合は、南病院かカロリンスカ大学Huddinge院の所属になりますが、例えば、南病院の救急外来はストックホルムで最大規模であり、重症患者が多いこともあり、待ち時間は非常に長いことが知られています。よって、Huddinge院を受診するのがベターです。カロリンスカ大学Solna院も相当に混んでおりますので、少し郊外ですがHuddingeに行くほうが良いこともあります。また、場合によっては、私立のCapio S:t Görans Sjukhusの救急外来という手段もあります。この病院は私のアパートから目と鼻の先ほどにあり、機会があれば利用してみようと考えています。

 

スウェーデンの救急外来では、基本的に救急所属の内科系あるいは外科系医師が初期診察を行います。専門医の判断が必要であれば、まずは当該専門医に電話相談し助言を仰ぎます。必要に応じて専門医が救急外来で診察を行うことになります。私が所属する泌尿器科は、病院内で宿直をする当直医はおらず、(自宅待機の)オンコールの医師が対応をすることになっていますが、大方のケースは電話でのやりとりで済ませます。緊急入院となる際にも、救急医により緊急検査および緊急を要する処置が可能であれば、全て電話での対応となります。オンコールの医師の手当ては、オンコールとしての給与と、実際に電話で会話に要した時間や、病院へ出勤が必要となった時間と、それらが発生した時刻の時間給により(時間帯により手当ても異なります)決まりますので、オンコールとした方が、科としてのコストを低く抑えることができます。最近では、時間給の安い若い先生をファーストコールとすることで、さらにコストを抑えるようにもしています。緊急手術となれば上級医の出勤が必要な場合もありますが、下級医が単独で手術可能と自己判断すれば、単独で行うことも少なくありません。患者サイドからしてみて少し怖いところでもあります。複数の医師が手術に必要な場合は、科内あるいは、外科当直などから助手を探します。患者さんの急変や死亡などの場合、泌尿器科では院内の移動救急チーム(MIGチーム:Moblil intensivvårdsgrupp)あるいは外科当直が代わりに対応しています。

 

話は戻りますが、3回目の救急受診は、妊娠31週で破水したときでした。このときは、通常の救急外来ではなく、産科救急を受診することになっていたので、一応電話相談をしました。このときのことは、またの機会に譲りますが、受診後、直ちに緊急入院となりました。この際の迅速な対応は私が医師だったということとは無関係で、とても素晴らしい医療を受けることができました。

 

双子を初めて救急外来へ連れていったのは、今年の2月でした。2月のある金曜日、同じ時期に生まれた子供とその親が集まる会が地域の診療所でありました。そのときに、おもちゃを共有したことが原因だと推測される、ウイルス性胃腸炎に双子が罹患してしまいました。40度の高熱、嘔吐、そして何よりも強烈なのが、水様下痢。オムツ交換台に載せてオムツを外すと、1メートル位の下痢の発射に見舞われます。オムツを替えても替えても、すぐに下痢で水浸し。泣く元気も無くなってきた双子を、初めて救急外来へ連れてゆく決心をします。これでは脱水になってしまう。点滴が必要だと判断しました。

 

カロリンスカ大学Solna院のAstrid Lindgren子供病院の夜間の救急外来は、病児が多発する時期もあって待合室は人で溢れていました。床に座る人までいます。お決まりのように番号札を取って待つこと2時間。ようやく看護師さんの問診にたどり着きます。そこで言われたことは、「医師の診察まであと2時間以上待ちます。診察を受けたとして、入院が必要な場合は、現在ベッドは満床のため、Huddingeに行ってもらいます。Huddingeでも看護師の問診まで2時間は待つことになります。」という何ともショッキングなことでした。そのときには、双子は声も出ぬほど息も絶え絶え。そんなことをしていたら、死んでしまうと思いました。「家へ連れて帰って何とかしよう。」と決心しかけたとき、元同僚の小児科医から、診療相談の返事がSMSで届きました。輸液などが必要という、私の判断をサポートする内容だったため、問診担当の看護師さんに、「私の友人でここの小児科医の○○医師に相談したら、このように言われた。実は私もカロリンスカで働く外科医です。」と伝えたところ、その会話を聞いていた少し年配の看護師さんが奥に入って、当直医と話をしてきてくれました。当直医の先生が出てきてくれたのですが、それがなんと、知り合いの先生でした。そうなると話は早い。簡単に聴診などをしてもらって、「脱水もまだ高度ではないので、家に連れて帰って5分おきに注射器で等浸透圧性ドリンクを口の中へ流し込んで、とにかく水分補給さえできれば何とか乗り切れそうだ。」という見立てをいただき、結局、受診せずに双子を家へ連れて帰ることになったのです。

 

家では、所謂、子供用のスポーツドリンクのようなものを、指示通り、夜通し口から注入し続け、幸い症状は徐々に快方に向かっていきました。しかし、このときばかりは、私が医師でなかったら、危なかったのではないかと感じ、ヒヤッとしました。

双子を救ってくれた緊急用のドリンクパウダーはこちら。以来、自宅にこれは欠かせません。

スウェーデン在住で、乳幼児をお持ちの方、通常のスーパーで購入可能ですので、常備することをお勧め致します。その後も何回もこれに救われました。

 

双子の胃腸炎の際には、散々な目に遭った救急外来ですが、その後、「ぼく」が呼吸困難になった際には、とても素早い対応をしていただいています。勿論、一分一秒を争う緊急性が潜在する呼吸器や循環器、脳などの疾患の場合は、受身になることなく、(強引にでも)プッシュさえすれば、優先してもらえます。しかし、プッシュをする判断は患者側がしなければならないのです。アクセスの悪いスウェーデンの医療に対応するためには、様々な知恵が必要です。医療システムの不備で、最悪、命を落とすようなことになっても、スウェーデンでは十分な保障を受けることはありえません。少し前に、日本で、肺炎の診断の遅れにより90代の患者さんが死亡したことで、数千万円の慰謝料が発生したというニュースがありましたが、スウェーデンでは考えられない話です。相当高齢である90代の患者さんが亡くなるのは、どのような理由であろうと自然なことであると考えられ、そのような患者さんに対する医療過誤があったとしても、その医療過誤に対する保障が発生することはありません。この点については、高度な医療を安価に平等に供給する医療システムを長続きさせるという点では、スウェーデンの医療保障システムが一方的に悪いとはいえないと思いますが、論点がずれるのでここでは触れずにおきます。

 

繰り返しになりますが、大人よりも予備能が低い子供は、親が賢く守ってあげなければなりません。在瑞邦人の皆様、頑張りましょう!

 

最後に、余談となりますが、スウェーデンのように医療に対するアクセスが悪い国に住んでいると、日本の医療システムが、いかに患者さんに優しいかということを感じます。日本国民はそれを認識していないため、クレームや訴訟が多発し、過度な検査や治療は医療費の高騰を招き、結果として日本の医療の崩壊が静かに進んでいるのです。井の中の蛙、大海を知らずとはいえ、大変不幸なことです。

緊急入院

親が付き添う慣らし保育の2日目。数日前まで「わたし」の鼻がぐずぐずしていましたが、双子では感染症、殊にウイルス感染症の移し合いは避けて通ることができず、予想通り、「ぼく」の鼻もぐずぐずし始めていました。これまで風邪を引くと必ず喘息様発作を起こす双子。「ぼく」に至っては、今まで2回、呼吸困難で救急外来へ連れて行ったことがあります。

 

この日、お昼寝から起きてきた「ぼく」のご機嫌はいま一つ。大事を取って、おやつの時間を待たずに帰宅することにしました。2日間の保育園の印象では、子供たちがどのくらい食べているのか、そして飲水しているのかのチェックが甘いと思いましたが、案の定、帰宅後の尿量が著しく少ないのが気になりました。「わたし」はお水を飲むのが大好きなのですが、「ぼく」は普段から苦手。しかも、このところ少々便が緩めのため、尿量はさらに少ない傾向に。なだめすかせて水分摂取を促すのですが、うまくいきません。そのうち、だっこしていないと大泣き。呼吸もぜいぜいと苦しそうなので、手持ちの気管支拡張薬の吸入、点鼻薬に鼻から分泌物の吸引をしてみますが、わずかの効果のみ。聴診してみると、湿性ラ音ではなく、乾性で、バリバリと音がします。呼吸数は次第に増え、一分間に50回程度、臥床できない、所謂、起座呼吸の状態となります。体温は39度強。風邪から喘息様発作、脱水、そして肺炎の可能性も否定できず、もはや救急外来に駆け込むしかありませんでした。

 

職場に隣接したAstrid Lindgren子供病院の救急に到着したのが18時くらい。待合室に複数の患者さんが待っているのが見えました。こちらでは、到着したら、まず、「番号札」を取って、看護師さんの問診の順番を待つのがシステムです(何とも非効率的かつ、危険なシステムで、何とかならないものなのか。)。私に抱かれた「ぼく」は絶え間なく泣き続け、この状態で番号札の順番を待っている訳にはいきません。ここは、医師である強みです。カウンターに座っている看護師さんをすぐにつかまえて、「1歳男児、呼吸困難で呼吸数50以上です。」と伝えました。勿論、看護師さんは緊急性があると瞬時に判断してくれ、酸素飽和度、呼吸数、体温を測定した後、直ちに治療室へ入れてもらいました。酸素飽和度は90%を下回りこそしませんでしたが、90%ぎりぎりで、心拍数も180以上でした。子供はいろいろな意味で予備能が小さいので、あっという間に状態が悪くなり手後れになる危険があるため、注意が必要です。

 

治療室に入ると数分もしないうちに、医師の診察となりましたが、呼吸困難が激しいため聴診もままならず、すぐに気管支拡張薬の吸入となりました。自宅で行う吸入と薬剤は同じでも、圧をかけて薬液を霧化させることにより、薬剤粒子が数ミクロンと小さくなるため、非常に効果があります。2回の吸入の後、呼吸数はあまり減らないものの、酸素飽和度は94%程度に上がりました。前回、前々回の発作の際には、吸入のみで帰宅しましたが、今回は脱水や発熱などもあることから、緊急入院となりました。入院となれば、親の付き添いが必要です。勿論、「わたし」は帰宅しなければなりません。幸い、お友達のYさんが一緒に来て下さっていたため、母である私の付き添い準備などもすることができました。助けてくれる身内が誰もいないため、このような救いの手は、本当に有難いものです。感謝です。

 

入院を待つ間、採血、そして点滴のラインを入れました。脱水気味の小さな手の甲に針を入れるのは易しいことではなく、右手で失敗し、左手でも針先が血管に当たっているようで、出し入れを繰り返した上に成功。手の甲に、あらかじめ麻酔クリームで麻酔をしていたものの痛みは感じているはずなのに、呼吸をすることに疲れ切った「ぼく」は針を刺されている間中、昏睡状態で、驚いた医師の指示で血液ガスまで取ることになりました。

 

その後、胸部レントゲン写真の撮影。「ぼく」は両腕を上に挙げた状態で正面と側面からレントゲンを撮ることになりましたが、その間も泣くこともなく、おとなしくしてくれ、母は難だか涙がこぼれそうになりした。結果、肺野に多少の浸潤影があるものの、低いCRPと合わせて細菌性肺炎は否定的で、抗生剤の投与は見送られました(日本だったら抗生剤を投与するのでしょう、、、。)。

 

病棟は、救急外来に隣接する、救急・感染症病棟。

呼吸困難の恐怖で泣き叫び、疲れ切った「ぼく」は、病室で眠りに付きました。電解質を加えた50%グルコース溶液、一時間あたり144mlの点滴を輸液ポンプで。このとき、おむつは乾燥したままでしたが、夜中から少しずつ排尿がありました。

簡単にパンと紅茶を出してもらいました。

部屋にはソファーベッドがありましたが、母は「ぼく」に添い寝。その晩は、2時間おきの吸入がありました。仮眠程度しか取ることができなかった母ですが、「ぼく」が呼吸ができて、安全に眠ってくれていることが、何よりもの安らぎでした。

 

. . . → Read More: 緊急入院

保育園始まる!

スウェーデンでは地域によっても多少の差はあるものの、1歳を過ぎた頃から、保育園に預けることができます。ストックホルムではこのところずっと続いているベビーブームのため、保育園を確保するのは簡単なことではありません。殊に、私の住むKungsholmenでは、相当な出生数で、競争も激しいのです。運良く、自宅から100メートルくらいのところにある台に希望の保育園に入れてもらうことになりました。

噂では、歩けない子供は断られるなどという話もあり、歩ける「ぼく」と、まだ歩くことのできない「わたし」の母としては、とても心配していました。最初の3日間は、親が付き添うことになっています。

 

登園すると、既に、双子の名前が書かれた棚が、靴置き場に用意されていました。

少し遅めの登園だったので、他のお友達は園庭で遊んでいます。私たちは屋内でガイダンスを受けました。同じクラスのお友達は17名。双子が最もおちびさんで、最も大きなお友達は2歳。法律では、保育士さん1名あたり園児は5名までなのですが、このグループでは17名に3名で、定員オーバーです。少し心配、、、。でも、トップの先生は少し年配のフィンランド人の女性で、長い経験があり、かつ、とても感じの良い方で、安心しました。

11時頃に園庭で遊んでいたお友達が屋内へ入ってきます。順番におむつ交換。手を洗ったあと昼食です。この保育園には専門のコックさんがいて、園内のキッチンで食事が用意されます。今日のメニューは、じゃがいものブッレに三枚肉(ベーコン?)、そしてスウェーデンお決まりのリンゴンジャム。

双子は、まだ、スプーンも使うことができません。レインコートのような装備で準備。

この後、親が食べさせましたが、テーブルの上は悲惨なことに。勿論、床も。他のお友達は、ちゃんとスプーンを使って食べていました。我が双子、これからやってゆけるかしら、、、。

 

ランチのあとは、お昼寝です。少し暗くしたお部屋に一人一枚ずつマドラスをもらって寝ます。初日は全く寝られず、お部屋から退場した双子。二日目は、、、。

しかし、この頃から、体調がいま一つだった「ぼく」。この後、とんでもないことに、、、。

 

 

 

. . . → Read More: 保育園始まる!

双子は箱が大好き!

ぼくは箱に入るのが大好き!

だって、cosyなんだもの。

わたしだって入りたい。

やったー!

どすこい!お気に入りの歯ブラシを片手に。

 

箱が空いた隙に、わたしも入りたい!でも、入る向きが違うのでは?

出られなくなって、大泣き。写真撮影をしてから救出に向かう母。

. . . → Read More: 双子は箱が大好き!

寝ていれば天使

1歳の誕生日も過ぎ、日々成長著しい我が双子ですが、それに伴って悪戯も増えてきました。

双子の悪戯に対してアドレナリンを上げないようにすることは、まさに修行。手術中に大出血しても、動揺しないように修行したのにも似ています。

そんな双子がお昼寝をしてくれるひとときは、貴重な静寂な時間。そして、悪戯坊主どもも天使。

二人が一緒にお昼寝することが多いですが、最近の寝顔をいくつか。

 

同じスタイル、鏡像体などで寝る頻度多し。

最近買い換えたBugaboo Donkeyですやすや。

子供って、とんでもない体勢でも寝ますね。特に、我がおぼっちゃま。

母のお気に入りのTシャツのかばさんとそっくり?

床の上でも平気。自分でクッションをどこからか調達。

気が付いたら、こんなことも。

おーい、生きてるかい?

いつも一緒。

お嬢さんは、バレリーナ立ちをするので、まだ歩けません。足の矯正のために、室内でも靴を。

でも嫌がって自分で脱ぐことしばしば。

いつまでも仲良しでいてね。

 

. . . → Read More: 寝ていれば天使

虹色の、、、。

今年の6月に、ロシアのプーチン大統領は、「ホモセクシャルのプロパガンダ」を禁じる法律にサインをしました。ホモセクシャルの結婚を認める国が次々に出る中、時代に逆行した法律で、当然反発も大きいのですが、違反した場合には、最低100ユーロ、最大4600ユーロの罰金を科せられるそうです。外国人の場合には、15日間拘留された上、強制出国となることも。

先週より、世界陸上がモスクワで開催されていますが、開会式に合わせてこんなことが。

こちらは何でしょう?

 

そう、虹色の横断歩道です。

ストックホルムのクングスホルメンにある、ロシア大使館前の横断歩道が、世界陸上の開会式にあわせて、何物かによって虹色に塗られました(記事)。もちろん、誰の目から見ても、ロシアのホモセクシャルに対する法律に対する抗議と解釈できます。

 

そしてこちら。

ご覧のとおり、虹色のマニュキアです。

スウェーデンのEmma Green Tregaro。走り高跳びでメダルが期待されています。彼女なりの抗議の意思表示だそうです(記事)。

流石に、彼女の逮捕ということにはならないでしょうけれど、勇気ある行動と評されています。ロシア選手のコメントでは、「(ロシアに対する)敬意のない失礼な行動だ。」とありました。

個人的には、理解し難い法律です。同性愛者だということで差別があってはならないと思います。

. . . → Read More: 虹色の、、、。

スウェーデン人の休暇中に、、、。

ミッドサマーから7月にかけては、スウェーデン人が好んで休暇を取ります。我々の部門でも同様で、とはいえ、希望通りに休暇を取ると、殆ど人がいなくなってしまうため、休暇取り合戦はかなりタフと言わざるを得ません。私の場合は、7月3日の双子の誕生日に、洗礼式と結婚式をすることを決めていた関係で、その週の休暇は死守しなければならず、その代わりにミッドサマー前後に育児休暇も返上して100%勤務した上、オンコールも引き受けました。さらに、人の少ない7月中も100%勤務の週があったり、オンコールがあったりと、かなりハードでした。

先週は膀胱癌チームが私一人だけということもあり、膀胱全摘が2件。しかも、最近は、膀胱全摘の殆どがロボット手術になっているため、開腹になる患者さんは、以前に放射線や手術を受けたようなタフケースばかり。しかも、年齢層は80代が主です。実際、想像以上に難しい手術となり、一瞬、消化器外科の先生の助けを求めようかという考えが頭をよぎったりしました。結局、途中に15分くらいのランチ休憩を入れて(これができるのがスウェーデンの素晴らしいところ)、最終的には5時間程度で終了、出血も1000ml以下と、満足できる手術となりましたが、体力的にはそれほど長くない手術で問題ないものの、精神的には相当こたえました。

週末のオンコールでは、筋膜炎疑いの患者さんの緊急手術。フルニエ壊疽やコンパートメント・シンドロームなどは、日本では殆ど見たことがありませんが、スウェーデンではときどき見かけます。フルニエ壊疽は致死率の高い疾患で、スウェーデンに来てから1名の死亡例を経験しましたが、こちらの死亡率は非常に低いと思います。重症の感染症に対しては、積極的に高圧酸素療法を行っており、フルニエ壊疽に対しても手術で十分にデブリドマンを行った上、一日2回の高圧酸素療法をするのがスタンダード。泌尿器科領域では、陰嚢周辺に発生するため、陰嚢の皮膚もごっそり切除することも多く、ガーゼを取ると精巣だけがぶら下がっている光景は、泌尿器科医にとっても悲惨なものです。

病棟は未だに半分閉鎖されており、当然、手術や外来業務も半分以下となっています。最近、Lundで頭部外傷の患者さんが救急外来の観察室で死亡しているのが発見され報道されましたが、大学病院でさえ人不足。殊に、看護師さんの数は相当不足しているようです。私自身、既に小児救急では患者サイドとしてスウェーデンの医療を経験しましたが、日本とはまるで違う。この件に関しては別の機会に述べることとします。

医師の数の不足を補うのが、医師免許前の(日本でいうところの)研修医や、臨床研修が始まっている医学生たちです。この夏も常時約3名が助っ人に。この助っ人がそれはなかなか優秀で熱心なのです。勿論、有給です。日本でもこのようなシステムは導入すべきだと思います。日本の医学生の殆どがクラブや遊びに熱中する代わりに、スウェーデンの医学生は早くから医師の補佐、ときには、看護師としてアルバイトをしています。スウェーデンの大学生の教育費(学費は無料なので、書籍やコンピューター、生活費など)は、親が負担することは基本的にないので、学生たちは学生ローンとアルバイトで生活します。教育の必要があってこそ大学にも入学するため、勉強態度も日本の学生のそれとは違うように思います。これらの優秀な学生さんが助っ人に来てくれることで、中には7週間連続の休暇を取っている医師もいます。しかしねえ、そうすると、例えば、休暇前にオーダーした検査結果の確認が漏れたりというミスも発生します。診断や治療の遅延につながる危険もあり、長い休暇の陰には、このような恐ろしい側面も、、、。

日本人医師としては、少なくとも自分の患者さんではそのようなミスがないように努力するのみです。来週は最後の休暇です。とはいえ、日本では夏休みは1週間だけという生活を20年近くしておりましたので、スウェーデンの労働環境には感謝しています。


Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_fetch_row() expects parameter 1 to be resource, boolean given in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346