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スウェーデンスタイル、プラスマイナス

通勤途中で見つけたポスター。

「We love dogs. BUT pick up after your dogs, thanks』

という意味です。

つまり、犬は大好きよ。だけど、糞は拾っていってね。と。

日本では、

のような表現になると思います。

ネガテイブなことを言う時に、ポジテイブなことから始めるスタイルは、典型的なスウェーデン式だと私は感じています。ボスと話をするときでも、ポジテイブ、ネガテイブ、そしてポジテイブで締めるということが多いですね。

ネガテイブなことを言わなければいけない時でも、随分全体としての印象が変わってきます。私がスウェーデンで学んだことの一つでもあります。

プラス、マイナス、プラスのサンドイッチ方式。

 

夏の思い出1

観測史上最も暑かった夏。室内28度、室外(テラス)ほぼ40度。基本、空調なしの国としては辛かった。

 

野生のサクランボ、自分で植えたサクランボ、豊作!

Farfar(父方の祖父)が白樺の木に板を渡して作ってくれたブランコ。

白樺の木を支えとして作成中の小屋。スウェーデン語でもkojaと言います。同じくfarfar作。

私のこよなく愛する芍薬の花。

外にいるときはiPadから離れて欲しいのだけど、、、。

mormor(母方の祖母)とmorfar(母方の祖父)が日本から遊びに来てくれて、一緒にトランポリンで跳ねました。

近くの海水浴場で。喉元過ぎれば熱さを忘れるとは良く言ったもの。あの暑さが懐かしい。

将来の夢

子供達の今週の宿題は、「名前」について。

自分の名前の由来を子供達なりに説明できるようにするというものです。そして、親の説明文も提出します。

 

学校の教室の前に、自画像と好きな食べ物、好きなこと、将来なりたい職業について書いたものが飾ってありました。髪や皮膚の色が様々なのはスウェーデンならではです。それでも、子供達の学校は移民が少ない方だと思います。

娘の自画像。好きな食べ物はミートボールとマカロニ。遊ぶことが好き。将来は図書館司書。

息子は、ソーセージストロガノフが好物。遊ぶことが好きで、将来は発明家だそうです。耳や鼻の穴が黒いのはどうしてかな?

 

ちょっとお疲れモード

職場では、数十年続いた男尊女卑の体制を変えるべき動きが夏前からあります。壮絶な闘いなのですが、決着がある程度ついたらまとめてみようかと思っているところです。

 

壮絶な闘いの中で、私は7月からロボットによる膀胱全摘、尿路変向の完全体腔内手術を執刀していますが、今週も1件。しかもCTの読みを大きく上回る局所進展性の癌。とにかく難しい手術です。

翌日、これも解剖学的にも病期的にも、もの凄く難しい前立腺全摘+リンパ節郭清術が2件。久しぶりにオペ終了が20時を過ぎ、ヘトヘトになって家へ帰り着きました。

最近は経験値から、難しい症例が多く回ってくるのと、ご指名があるのとで、以前のようにイージーケースは担当しなくなりましたが、毎回、学びも多く、自分でも上達していることを実感します。ロボットによる前立腺手術は、出産後の2013年から始め、今までに400例近くを執刀していますが、それでも難易度の高い症例は難しい。外科医が一人前になり、敏腕外科医となるまでには気が遠くなるほどの時間と経験が必要なのだと改めて思います。日本では大病院が多すぎて症例が分散しているため、世界で一流と言われるような外科医が育つのは難しいことが多いです。国際的なレベルで伍して行けるようになった私の置かれた環境に感謝しなければいけないなあと思います。紹介状で、「(世界的に有名な外科医の)教授かdrpion」の2択の術者希望もあり、ちょっと感動してしまったり。ロボットのない医療圏からは沢山の患者さんが手術目的で受診されますが、スウェーデンの片田舎でちょっと評判になり、「日本人の女医さん」への術者希望があったり。病院の婦人科の助っ人にもいつもご指名を受けるようになりました。もっとも、壮絶な競争を勝ち抜かなければいけないのだけれど。

Serenaの風刺画に非難囂々

オーストラリアのHerald Sun誌に掲載されたSerenaの風刺画が差別主義だと非難を浴びています。


 

これが人種差別だという理由なのだそうですが、私には差別だとは感じられません。風刺画というものは、こんなものではないでしょうか?

 

歴史的な大坂なおみ選手のUSオープンの優勝から数日経っても、騒ぎは収まる様子を見せないどころか、さらに炎上しているようです。WTOやUSTOまでが、セリーナの「女性は差別されている。」という主張を公式に支持しました。この点に関しては、コート外で話し合われるべきであり、試合はスポーツマンシップに則って粛々と進行すべきなのです。

 

セリーナにとって1セットダウンで迎えた2セット目で、大坂選手のサービスゲームをブレイクするというまたとないチャンスを得たものの、すぐにブレイク仕返され、イライラしてラケットを破壊し一ポイントを失った。それがなければ、警告だけで済んだはずなのに。自分の負けが見え隠れしていたからこそ、気持ちのコントロールができなかった。

 

大坂選手が純粋に勝利の喜びに浸るべき瞬間、トロフィーを受ける瞬間の邪魔をした。テニスファンなら理解して良さそうなものなのに、クレイジーなセリーナファンは表彰式の時もブーイングをした。全くもって理解できません。

 

 

新入りの果樹たち

今回、芝を張った部分の庭に植えたのは果樹2本。

 

こちらは、黄色いプラムの木。日本の梅の代用になるそうなので、是非欲しかったのです。

 

そしてこちらは、梨です。

本当はAnjouという種類を探していましたが見つからなかったのでWilliamsという種類。

 

今回、初めてストックホルムの南にあるÖsmo Plantshopで購入しました。

品揃えもサービスも良い。さらに、カフェが最高です。カフェでは自家製のケーキなどが食べられる他、ベジタリアンのビュッフェがあります。スイス出身の優しいおじさまが家族でやっているお店です。

大きな池もあり、見事な錦鯉が沢山泳いでいます。芸者という名前の鯉もいるんですって。

おじさまのアドバイス通りに植樹しました。いつ結実するか楽しみです!

スウェーデン総選挙2018

昨日9月9日は、4年毎のスウェーデンの総選挙の投票日でした。投票率は86%。スウェーデンではまずまずといったところですが、日本人の私からみれば驚きの高さです。

私はスウェーデン国籍を取得していないですが、永住権があるので、国政には投票できませんが、Landsting(主に医療に関わる区域分け)、とコミューン(学校や介護など)には投票できます。お昼前に投票場に行ったら、長蛇の列だったため、投票終了直前に出直しました。

もともと、医師を含めてある程度の所得があるグループは、減税路線を取ってきた穏健党を含めたアライアンスに投票することが多いように聞いていますが、カロリンスカの新病院の大失敗は、穏健党の責任。全総理大臣だったラインフェルトの元妻が(当時は離婚していませんでした)そのトップでした。という訳で、LandstingはアライアンスではなくSocialdemokraternaに投票。コミューンに関しても、プライベートブランチを受け入れ、学校や介護の場でも利潤追求の組織が現れており、これも好ましくないのでアライアンスには投票しませんでした。

 

とにかく、今回の総選挙に際して注目されたのが、極右政党であるスウェーデン民主党(SD )がどこまで議席を伸ばすかということでした。第二党になるとか、20%以上獲得するとか言われていましたが、結果は17.6%。それでも5%近く議席を伸ばしました。

まだ、期日前投票の集計や、在外投票の集計が済んでいないため最終結果ではありませんが、右と左でほぼ互角。

 

男女別の投票率。SD(水色の花マーク)では、圧倒的に男性の支持者が多いのがわかります。

次は、都市部と農村部での支持率の差。都市部の男性では穏健党(mの印)が多く、SDは非都市部の男性に突出して多い。私が投票するとしたら、、、都市部の女性(右上部分)に入っている政党は選びませんが。

 

今回の選挙戦で、目立ったのが(私的に)、KDの党首、Ebba Busch Thorです。1987年生まれ、何と32歳という若さ。高校で鬱を経験し、また、母親が傷病休暇を取った時にFörsäkringkassanの対応が悪かったことなどから、政治に興味を持ったのだそうです。

彼女の答弁、素晴らしい。日本にはこんな女性はいないでしょう。日本の男性でも太刀打ちできそうにありません。しかも、二児のママ。

旦那さんはサッカー選手です。現役を引退した後、今はKTHで勉強をしているそうです。これも凄い。

勝者のいない今回の選挙、今後、どんな内閣ができるのかが楽しみです。

全身筋肉痛

サマーハウスは休暇のために持つものと思っていましたが、スウェーデン人はサマーハウスでは働いています。リノベーションだったり、庭の手入れだったりと、常に何かプロジェクトがあるからです。

 

我が家のサマーハウスも同様。特に、庭は工事現場のような状態でした。購入した年の夏に、庭師さんの手を借りて土地の半分くらいを整えましたが、その時に、芝生も半分くらい植えました。残りの半分は雑草ぼうぼう状態で、ゴミ捨て場になっていたりもして、折角の海を望む景観を損ねており、何とかしなければいけないと思っていました。

整地と8割方の芝生を植える作業は、リトアニアから出稼ぎにきているお兄さんたちにお願いしました。

芝生の種を蒔く方法もありますが、以前と同様、成長した芝生を購入しました。

このような形です。この一つの単位が70ロール。これを7単位購入しました。


ロール一つは1平方メートル。

 

芝生を置き終わったところ。



最初の2週間ほどは、十分な水が必要です。今年の夏は酷暑で、地下水も未だに不足しています。夏の始めに芝を植えた知人は、全て枯らせてしまったそうです。

以前からあるニワトコの老木が、新しい芝生の上に美しい姿を見せています。

 

私自身は100ロールほど植えました。白樺の木を支柱として作ったブランコの下など。

以前は、周りは雑草で、風情がありませんでした。

芝生を植える場所の整地をし、芝生を運び、時には整形して植える。スクワットに上半身の運動も必要な力仕事で、5時間はかかかったでしょうか。翌日は身体中が筋肉痛でした。

新しく植樹した木についてはこの次に!

大坂なおみ選手おめでとうー!

あれよあれよという間の快進撃で、ほぼ毎回ストレートで勝利し決勝まで進んだ20歳の大坂なおみ選手。大学時代に(医学部のですが)体育会テニス部で、勉強よりもテニスをする時間の方がずっと長い生活をしてきた私としては、見逃す訳にはいかない今年のUSオープンの女子シングルス決勝。しかも、相手は出産を経て復帰したセレーナウイリアムズ!

 

第一セット。両者ともに力強いプレーながら、大坂選手が常に優勢の試合展開。時速200キロ級のサーブは凄い威力。セレーナのサーブを2回ブレークして6−2であっという間に第一セット先取。

 

第二セットは、セリーナのサービスゲームから始まり、両者互角のプレー。いやいや、ベースラインプレートしては最高のパフォーマンスを見せてくれました。セリーナがネットに出ても、落ち着いてダウンザラインのパスや、急な角度の沈むクロスのパス。興奮しました!

 

準決勝では13回のブレークポイントを全てセーブした大坂選手ですが、初めてサービスゲームを落とします。その後、すぐに取り返します。

それからまさかのハプニング。主審がセリーナに、「coaching」で警告を出します。コートサイドに座っているコーチから、手によるサインが送られたからです。これはのちに、コーチも認めています。グランドスラムでは、coachingが禁止されているということを知らなかったモグリのテニス通だった私は、何が起こったのかすぐに理解することができませんでした。「I don’t cheat to win, I’d rather lose」とこのときセリーナは言いました。

3-2のイーブンで迎えた大坂選手のサービスゲームで、怒ったセリーナは、ラケットをコートに叩きつけてラケットが壊れてしまいます。

そしてここで、racket abuseに対して一ポイントがぺナルテイーとして課せられ、この大坂選手のサービスゲームは15-0から始まりあっさりキープして3-3。

 

セリーナはさらに怒りを爆発させます。

Every time I play here, I have problems. I did not have coaching, I don’t cheat. You need to make an announcement. I have a daughter and I stand for what’s right. You owe me an apology.

そして、あっさりサービスゲームを落とし、3-4となります。怒りが収まらないセリーナは何回も主審席に向かい抗議を繰り返します。

For you to attack my character is wrong. You owe me an apology. You will never be on a court with me as long as you live. You are the liar. You owe me an apology. Say it. Say you’re sorry. How dare you insinuate that I was cheating? You stole a point from me. You’re a thief too.

この発言がverbal abuseと見なされ、何とセリーナは1ゲームをぺナルテイートして失います。それで3-5。セリーナはトーナメントレフリーであるBrian Earley をも呼び出して、

You know my character. This is not right. To lose a game for saying that, it’s not fair. How many other men do things? There’s a lot of men out here who have said a lot of things. It’s because I am a woman, and that’s not right.”

nbsp;

その後のセリーナのサービスゲームは、大坂選手があっさりプレゼントしたかと思われるほどあっさりキープし4-5。そして大坂選手のサービスゲームで、マッチゲームとなるゲームを大坂選手がキープして優勝が決まりました。セリーナは試合が終了しても主審と握手をするのを拒否しました。

 

そんなドタバタの中の優勝でしたが、大坂選手の方がセリーナよりも良いプレーをしたという事実は明らかでした。20歳という若さで、感情も見せずに試合に集中した大坂選手。全ての面で素晴らしいとしか言いようがありません。

 

表彰式で、トロフィーを受け取っても悲しそうだった大坂選手。式の間も沸き起こるセリーナファンによるブーイング。サンバイザーを下げて顔を隠し涙を流す大坂選手。

表彰式での大坂選手のスピーチも素晴らしかったです。ブーイングをする観衆に対し、

“I’m going to differ from your question, I’m sorry.”

と前置きした上で、

“I know that everyone was cheering for (Williams) and I’m sorry it had to end like this. I want to say thank you for watching the match.”

と感謝の気持ちを述べました。

20歳で掴んだ初めてのビッグタイトルを純粋に喜べない難しい状況に置かれた若い彼女の言葉で、初めて観客は鎮まって大坂選手の勝利を祝う雰囲気になったようでした。

 

記者会見では、普段のチャーミングな彼女が表現されていました。日本人記者の日本語による質問にも英語で答えていましたが、彼女は日本語より英語が上手なんだそうです。

 

そもそも、coachingのルールはこの10年ほどで変わってきており(30年以上前に現役だった私が知らなかった訳でした。)、以前はcoachingは禁止されていたところを2008年にWTAが公式ツアーでon coat coachingを認めたのが始まりだそうです。これは、1セットにつき1回、エンドチェンジの際またはセットの間にコーチがコート上で選手と話をすることが許されるものです。2015年からはコート上へiPADを持ち込み、リアルタイム分析の結果を示しながらコーチングすることが許されるようになり、コーチングがその後の試合の流れに大きな影響を及ぼすことが証明されてきました。

セリーナは、コーチングを否定しましたが、それだけであれば警告だけで済んだはずです。大坂選手のサービスをブレイクし、巻き返すためにはこの上ないチャンスだったにも関わらずすぐに大坂選手にブレイクバックされたフラストレーションが、racket abuseという形になりました。そこで一ポイントを失い、さらに感情的になってゆきます。この試合とは全く関係のない「sexism」とか、「娘の前の母親像」などを持ち出しているところも、あまりにプロらしからぬ発言です。もっとも、セリーナの暴言は今に始まったことではないのですが。自分の不甲斐なさをsexismの問題にすり替え(女性として、黒人として色々な問題と闘ってきたであろうことは確かですが)、メンタルをコントロールできない未熟な人間性は、トッププレイヤーとして長く君臨してきた女王のキャリアの終末において、あまりに醜い。

淡々とした主審にも興味が湧きました。主審はポルトガル人のCarlos Ramos氏でしたが、非常に厳格な主審として知られているようです。ナダル、マレー、キリオスらにも遅延行為や暴言に関するペナルティを科してきました。それをセリーナやセリーナのコーチが知らないはずはありません。セリーナのコーチPatrick Mouratoglou 氏は、のちに、コーチングの事実を認めた上で(記事)、「コーチは皆誰やっている。Naomiのコーチもやっている。」と発言しています。何だか、選手もコーチも発言が未熟としか言いようがありません。ルールはルールだし、審判の判断には従わなければなりません。例え、審判が正しいとは限らなくとも、スポーツの世界ではどこでも起こりうること。

You will never, ever, ever be on another court of mine as long as you live. You are the liar.

このセリーナの発言は完全にアウトです。脅迫としか言いようがありません。

 

話は変わって、大坂選手のコーチであるサーシャ氏。8ヶ月前に新しいコーチになったとのこと(記事)。彼は、セリーナのヒッテイングパートナーもしていたそうです。

コーチが、表彰式での大坂選手のスピーチを聞きながら、涙を流していたのがとても印象的でした。

 

やはり、こんなチャーミングな顔が見たいです。

日本人の母、ハイチ人の父を持つハーフだそうです。両親はどんなに嬉しいことでしょう!

ママはコートサイドで娘を抱きしめました。

まだ20歳でこの強さ、この冷静さですから、これからどんどん活躍してくれることでしょう。

ランキングは7位まで上がったそうですが、1位になるのもそう遠い日のことではないのでしょうか。

感動をありがとうー!

お母さんウルウル

娘が習いたてのひらがなで書いてくれました。6歳になって、物事も良くわかるようになり、一番可愛い時期かもしれません。母親冥利に尽きます、、、。

 

こんな大人っぽい表情も見せてくれるようになりました。先日は餃子を包むお手伝いもしてくれました。

 

日々の成長が、嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑です。いつまでも可愛いままでいて欲しいなあと思う気持ちもあります。


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