”Carl XVI Gustaf – Den motvillige monarken” 「カール16世グスタフ、王様になりたくなかった王様」
という名の暴露本が明日発売されます。
著者は、Thomas Sjöbergを含め複数。何年がかりで複数の独立した証人からの証言などをもとにしたものだとのこと。
含まれるエピソードの中には、「1996年のアトランタオリンピックの際にストリップクラブを訪れた。」、「全裸パーテイーに出席した。」、果てには、「王様の浮気の事実」まであるようです。イギリスと異なって、スウェーデンでは、王室に対するゴシップはつつましやかだという印象でしたが、この内容は凄そうです。
日本では、皇室のゴシップはご法度というような不文律があるように思います。2006年に出版された、オーストラリアのジャーナリストによる皇室についての所謂、暴露本ともいえる、「プリンセス・マサコ 」の邦訳本が、講談社から出版される予定だったところが中止。他出版社から後日、「完訳」が出版された際、大手新聞社などが広告不掲載の処置を取りましたが、その経緯をつづった「『プリンセス・マサコ』の真実」の著者、野田峯雄氏は、「宮内庁や外務省の圧力」が広告不掲載の背後にあった」としました。
私は原本だけ以前読んだことがありますが、雅子さまが宮内庁の犠牲者だということだけではなく、雅子さまのハーバードの成績や、雅子さまの不倫相手(!?)の話まで出てきて、非常に驚いた記憶があります。しかし、それ以上にショックだったのは、この現代社会でも陰で圧力を掛けて出版禁止にすることがあるのだということでした。
スウェーデンでは、昨日、暴露本の著者の一人が、(本の出版がきっかけで)勤務先のラジオ局を首になったというニュースが流れ、議論を呼んでいます。
国王は現在、狩猟に出掛けており、明日、「狩猟」に関する記者会見が予定されていますが、この場で暴露本に関する質問が出るとも、国王がコメントするともされています(記事)。
イギリスでは故ダイアナ妃に関する暴露本がどれだけ出ているのか、私は知りませんが、イギリスのメデイアはちょっと行き過ぎかなと思います。スウェーデン国王に関する暴露本1冊くらい、たいしたことはないのかもしれません。チャンスがあったら読んでみるつもりですが、明日の記者会見に好奇心です。
しかし、「王様になりたくなかった王様」なんて、タイトルからして挑戦的ですね。
こんにちは。
本の内容はともかく、大手新聞社や出版社は皇室との関係を悪くしたくない、場合によっては名誉棄損で裁判沙汰ということもありうる等々という配慮から広告の掲載や出版の停止を自らの判断で決めたのでしょうね。でもそういう圧力?にも負けずに出版に踏み切った会社もあったのですね。
地元の県立図書館になぜか「プリンセス・マサコ 」の原本は所蔵しているようなので機会があったら読んでみようと思います。
英語の原本が出版されている状況で、訳本の出版を禁止しても、、、とその当時思いました。英語も難しくないので、是非(怖いものみたさに)読んでみてください。訳本は「完訳」となっていますが、本当にそうなのか興味もあります。さくらりぼんさんが両方お読みになったら、是非教えてください!
再度のコメント失礼します。
実は市立図書館に完訳版および関連書(「『プリンセス・マサコ』の真実“検閲”された雅子妃情報の謎」というタイトルです)を発見しまして、それも借りました。
関連書によると講談社の翻訳版は出版直前までいったわけですが、実は180か所も原文から翻訳時に削除されている部分があり、なんと全体の半分を超えた部分が消されています、表現の訂正などもかなりされているとのことです。
関連書では講談社が削除、訂正した部分のかなりの部分が公開されています。
完訳本の方は翻訳の出来は別として(笑)、講談社が削除、訂正した部分も忠実に訳されているようです。関連書は完訳本と同じ出版社から刊行されていいて、興味のある人は完訳本をどうぞということなのかもしれません。
原本をまず読み始めたのですが、見慣れない単語が結構出てきまして、私の語学力では期限まで読み終えるのは難しそうなのでとりあえず日本語版を読むことにしました(笑)。
関連書まで入手なさいましたか!是非、レポートを楽しみにしています!
私は原本を、かなり斜め読みしたので、、、私も日本語版を読む必要があるかもしれません。