先週、大ボス、中ボスと話をしました。私は、自分の希望を伝え、それが受け入れられるのかどうかは、現在のところペンディング。
それ如何により、私は更なる対応を考えなければなりません。
その後、女性の同僚複数と話す機会があり、その中の一人が転職を考えていることを知りました。状況を理解できるとはいえ、ショックです。またある一人は、最近、患者さんのことで辛い思いをしたと。日本でも、手術の好きな外科医の中に、手術が終わると患者さんから興味を失い、術後管理や、退院後のフォローアップ、また、合併症の管理などには意欲を燃やさない人間がいるのを目撃してきました。そして、それはどういう訳か全て男性外科医でした。実は、スウェーデンでも同じような男性外科医複数に遭遇しています。そんな外科医が手術した患者さんの中で、不運にも術後短期間で命を落とした人がいましたが、その術後管理に関わった彼女は、非常に悔しい経験をしたとか。死亡までの転帰が予期せぬことだったこともあり、病理解剖が行われ、全くの予想外の死因が明らかになったのですが、消化不良の感が否めなかったとか。このこととは無関係ですが、概して、男性外科医は失敗しても動じない人が多いように、そして、女性外科医は、失敗すれば、「メスを握り続けられるのか?」という問いが頭をよぎる人が多いように思います。
外科部門において、男性と女性がチームで働くことは容易であるとはいえません。女性がトレイニ-であるうちは問題がありませんが、専門医となり、男性と伍してゆく立場になると状況は変わります。たとえば、男性にとって、女性からの批判を受け入れることは難しいようです。私も、自分の意見を言うとき、殊に、相手の意見に賛同できないときなどは、非常に気を使います。議論の展開の仕方、使う言葉にもひとつひとつ慎重になります。そうしなければ、相手の機嫌を損ねてしまい、自分が望むように物事は運ばないのです。そして、(少なくとも私の経験してきた外科医の世界では)最も気を使う相手は、自分と同じレベル、自分より上のレベル、そして、中堅以上の立場となった現在では、ある程度経験を積んで、自分はかなりできると勘違いしている卒後5,6年以降の若手。女性にも公平に接することのできる男性外科医は、知識、技術は勿論のこと、人間としても成熟している必要がありますが、そういう人はなかなかいません。
前の記事をお読みになられて、私が、仲間はずれにされていると勘違いなさっている方もいらっしゃったようですが、決してそうではありません。だからこそ、なおさら、たちが悪いのです。その場にいれば、ランチにも誘われます。仲間はずれであれば、まだ糾弾の方法があろうというものです。上手に説明することができないのですが、最近話をした女性の同僚が、素晴らしい表現をしてくれました。「言い得て妙」とは、まさにこのことです。
We are not excluded, just not included!
仲間はずれとは、言ってみれば、「exclude」されることでしょう。彼女もそうは感じてはいない。だからこそ、「not included」なのです。おわかりいただけるでしょうか?「それを仲間はずれと言うのでは?」という声も聞こえてきそうですが、渦中にいると、これこそが絶妙な表現なのです、、、。








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