Visits

Online: 1
Today: 129
Week: 4983
Overall: 5434658

Flag counter

free counters

命名軸

今日は、年納めの膀胱全摘がありました。膀胱全摘は3年ぶりだという若い先生と、学生さんが助手だったので、何だか一人で手術をしているような感じでした。自分の手術では、助手にも何かやらせてあげるのが私のポリシーなのですが、実は、自分で手術するより、指導しながらやってもらう方がよほど難しい。しかも、学生さんに質問したり、臓器を触らせてあげたりすると、余計に時間がかかります。しかし、それも大学病院で働く医師の仕事ですし、学んでくれた感触を得ることができると、それは喜びでもあります。今日の学生さんも、「Det var värdigt lärorik. (とても勉強になりました。)」と言ってくれたので、頑張った甲斐がありました。出血量も最小に抑えることができ、手術はうまくいきました。今年は出産のため、術者としての手術件数は少なかったけれど、「終わりよければ全てよし。」といったところ。

 

ところで、記事のタイトルは、「命名軸」でした。

友人の書家の水香さんが、双子のために命名軸を作成してくれました。とても立派に素敵に出来上がりました。ありがとう!!!

2012-12-12 11.04.22b

同僚からの嬉しいメッセージと抱負

先日、職場で泣いたことを書きましたが、これまでに職場で涙を流したのは2回。そのうち1回が人前でした。最初は、医師免許を取る前の臨床研修で、そのときの指導者の話す「スコンスカ」(スコーネ訛りのスウェーデン語)が理解できなかったところ、彼が英語に切り替えて話し出したとき、物陰で悔し泣き。今回は、いろいろな事情で、これまで自分がやりたい手術の術者ができなかった、学びたい手術を学べなかったということに耐え切れず。こうなったのは、誰かが私に意地悪をしようとしてのことではなく、たまたま私が運の悪いポジションにはまってしまったからなのですが、特に、ロボット手術に関しては、今まで4年近くで300例ほど助手をして辛抱し、順番が回ってくるのを待っていましたが、もう限界でした。

スウェーデンは男女平等といいますが、実際はやはり男性が有利であることが多いというのが私の感想です。少なくとも、外科領域ではそうです。男性と同じように、大手術を手掛ける女医さんは、大抵マッチョ。泌尿器科の中で、膀胱全摘やロボット手術を手掛ける女性は私だけ。同僚の女医さんたちは、それゆえ、私のことをタフだと言います。私は、私の興味のあることをしたいだけで、何も好んで長時間の大手術をしたい訳ではありませんし、男性と競争したい訳でもありません。しかし、男性は男性でかたまっていて、どうしても、男性に有利にことは運びます。それは、他の女医さんたちも常に感じていることだそうです。移民かそうでないかという線引きよりも、男性か女性かということで待遇が変わることの方が多いように思います。

最近、前立腺チームのチーフになったM先生は、とても好感の持てる先生。先日、彼とロボット手術をする機会があって、初めてロボット手術をほぼ通しでやらせてもらうことができました。初めてにしてはまずまずの出来だったのですが、その日のうちに、何人かの先生からメッセージが届きました。

Hej !
Jag hörde rykten idag att du opererade en helt perfekt RARP. Karolinskas första kvinnliga robotkirurg!!
ETT JÄTTE-GRATTIS!! (今日、完璧なロボット前立腺全摘をやったという噂を聞いたよ。カロリンスカで初めての女性ロボット外科医!本当におめでとう!!)

また、M先生が、「世の中は不公平だ。自分が少し言えば、言ったとおりに手が動くんだから。でも、だから指導していて楽しい。」と、他のロボットチームの先生に言っていたということを聞きました。

「う・れ・し・い!!!」

こんなことを記事にでもして、元気を出して、来年につなげたい!

女性である私は男性にはなれないけれど(というより、どんなときも女性らしさを失わないでいたい)、何とか、男性と共生しながら、男性に負けないように頑張りたい。

折りしも、麻酔科の女医さんがこんなことを言ってくれました。

「先生は、とっても女性らしいのに、男性のようにタフな手術をして、すごいねー。先生と一緒に仕事をするのは楽しいって、手術室のスタッフが言っているわよ。」

こんな言葉には、思わず、涙腺が緩みそうになります。

母親業と外科医の両立は大変だけれど、これからも踏ん張ってゆきます!男性優位にも負けないぞ~。

職場のミーティング

今の小ボスは私と同年代なのですが、ボスになるには親切過ぎるともいわれています。職場での私の置かれた辛い状況も理解してくれてはいるのですが、何しろ、「小」ボスで、上にさらにボスがいるため、なかなか思うとおりにはなりません。数日前に、思い余って「もうやめたい」と直訴し、大泣きしてしまいましたが、今回のミーティングは、職場での労働環境を改善し、より良い成果を上げていくためのもの。病院でミーティングをすると、各方面から呼ばれて集中できないため、病院外で。

朝7時半に病院のジムに集合し、皆でトレーニングをしたあと、タクシーで街中のホテルへ。今回は、老舗のFrej Hotel。朝ごはんを食べてから、話し合い。途中にお決まりのFIKAタイムをはさんで午前の部終了。ランチは、ホテルに接する人気レストラン、Belgobaren。私はサーモンのグリルにサルサ・ベルデとバルサミコが添えてあるものを選びましたが、美味しかったです。

2012-12-14 13.04.21b

テーブルの上には大きなお皿。所謂、godis(あめやグミなど)が大盛りに。「危険だ」と言いながらも、皆、手が伸びます。

和やかな雰囲気で、かつ、突っ込んだ話ができて有意義でした。会の後、再びBelgobarenでビールをという企画でしたが、私は双子が待っているので、雪の中、急いで帰宅。

一年前は胚盤胞だった

2011年12月8日。一年前の今日のことである。忘れもしないその日、私は友人のクリニックにいた。そこは、クリスマスを控えた極寒のサンクト・ペテルスブルグ。

これらの有名な教会にも程近い市内にあるクリニック。ここで、以前凍結し、液体窒素の中で眠っていた胚盤胞を2胚移植した。これは、受精5日目にあたる胚である。

(写真は、古賀クリニックHPより拝借)

(図は大谷クリニックHPより拝借)

もともと、リスクの高い双子の妊娠は望んでおらず、それまでは1胚ずつの移植であったのに、このときは、もはや諦めかけていて、「どの道、妊娠する訳はない。」と思っており、友人に勧められるまま、2胚移植することにした。それまでに15回ほどIVFを繰り返し、そのうち流産が2回で、それ以外はかすりもしなかったのである。しかし運命とは奇なるものである。あろうことか二つとも着床し、私は妊娠した。1年前、双子は受精後5日の胚盤胞で、細胞数、およそ70から100個。

 

今日の双子。口の周りをべたべたにしながら、離乳食を美味しそうに食べてくれる。

「わたし」はまだ上手に飲み込むことが出来ず、猫のようにスプーンから食べます。お目汚し、失礼!

「ぼく」は食べるのが上手。

1年前、こんな日がくることなど、予想だにしなかった。まさに感無量である。そして、生命の誕生は文字通り奇蹟。

大雪のストックホルム

今日のストックホルムは、一日中、吹雪いていました。

幸い、今日は出勤しない日。

朝9時過ぎのテラス。灯篭が雪に隠れつつあります。

午後1時ごろ。灯篭が雪に完全に埋もれそう。

 

そのうち、閉じ込められそうな勢い。

午後3時ごろ。向こうのアパートの窓に大きなアドベントの星の飾りが見えます。その下の方のアパートのバルコニーもライトアップ。

外の吹雪をよそに、家の中では双子とまったり。

ノーベル賞授賞式に参加のため、山中先生は昨晩ストックホルムに到着なさったそうですが、この吹雪の中、さぞ大変なことでしょう。

お風呂でbaby swim

「わたし」と「ぼく」はお風呂が大好き!

いつもは赤ちゃん用の小さな湯船で沐浴していますが、赤ちゃん用浮き輪を手に入れたので、大きな湯船でbaby swim。

 

大泣きするだろうという予想を裏切ってくれた、勇敢な「わたし」と「ぼく」。沐浴の際、スパルタ母がシャワーで顔面攻撃して、訓練したのが奏功?

「わたし」は静かにお湯の中で浮力を楽しみ、

「ぼく」は足をバタバタさせてみる。

笑みも見え、ますます調子に乗って舞い上がる母。

キューピーちゃんみたいになった、「ぼく」。

完全に母のおもちゃとなっています。

双子も楽しんでいるようですが、一番楽しいのは、母かもしれません。

以来、毎日のようにこうやって遊んでいます。上手に動画が撮れたら、ご報告します!

 

追記:

日本の小児科医のhej hej hej先生から、浮き輪についてのご注意をいただきました。

日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会からの浮き輪の事故に関する報告書です。どうぞご一読ください。

ロボットチームのパーティー

11月のある火曜日の晩、教授宅で、ロボット手術に関わる医師のパーティーがありました。高級住宅街のある、ストックホルム市内に近い島の一軒家。バツイチの彼は、海の見える一軒家に一人住まい。彼のキッチンで、ロボットの名手である2人の男性外科医が料理の腕を振るうという、粋な演出です。その日は午前中で早々に職場から消えていった彼らが、市場への買出しから全て担当。

私が到着したときには、たいていの参加者が既に集まっており、ワインを片手に前菜をつまんでいるところでした。そんな中、シェフたちは、教授のお洒落なキッチンでお料理の真っ最中。

教授は手術の天才だけれど、料理の腕はどうなんでしょう?今日は食べるのみ。

キッチンにつながる食卓には、20人ほど着席できる長いテーブルが。その先には、海とストックホルム市内が一望できる大きな窓と、暖炉のある居間。暗いのが残念。

こちらが居間。大きな油絵が迫力。

準備ができたところで、全員着席。

教授の挨拶で会が始まります。

前菜は、ブロッコリーとアーモンド、トースト。かかっているオリーブオイルも、どこそこの由緒あるものだとか。

メインは、鹿肉のローストに、マッシュポテト。そして、とがったキャベツのクリーム煮にゴットランド産のトリュフをかけて贅沢に。

これは、トリュフの香りが効いて、とても美味しかったです。

会食の途中、何回か乾杯するのがスウェーデン式。

ゲストが食べている間も、シェフたちは台所で。

メインのあとには、数種類のチーズ。私はこれで退散しました。

水面下のいざこざなどどこ吹く風、和やかな会でした。

あっという間に5ヶ月

 

今日で双子は5ヶ月になりました。長かったような短かったような、、、。新米母さんの子育ても少しは板についてきたか、、、?しかし、殆ど諦めていた妊娠・出産だっただけに、いまだに、「これは現実か?」と思うことがあります。目を覚まして、双子がいなくなっていたとしても、夢だったと思えるような、、、、。

毎週月曜日は出勤していないので、双子と一緒にベッドの中で少しまったりと。眠っているところを起こしても、いつも双子はにっこり笑顔。愛しくて思わず涙が出そうになります。

今日はすっきり晴れて、窓の外はきりっと雪景色。樹氷が例えようのない美しさです。

それもそのはず、既に午前10時を回っているのに、外気は、、、。

 

何と、零下12度。そして室内の湿度は29%。これは、双子にも、そして、喘息持ちの私にも低すぎる湿度です。早速、加湿器をフル稼働させないと、、、。

 

双子は無邪気に、授乳用に使っているIKEAのキッチン用手ぬぐいと戯れています。

今日は、パパの絶品Beaf Bourguignonでお祝いしようね。

哺乳瓶立て

最近のお買い物といったら、見事に双子用のものばかり。体重は元にもどりましたが、少しぽっこりしたお腹はなかなか引っ込みません。しかも、皮下の脂肪は、通称、「ビキニ切開」とも呼ばれる、Phannelstiel切開の手術創の頭側にとどまり、創より足側には移動しないために、何とも不恰好。という訳で、新しい洋服などを買うのは躊躇している、という理由も手伝って、ベビー用品ばかり購入。

赤ちゃん用品に関しては、いくつか好みのものがあって、そのうちにご紹介するつもりですが、今日は哺乳瓶立てについて。

何しろ、双子ですから、いろいろなものが数多く必要。哺乳瓶に関しても同様。初期には夜鳴きがひどかったため、なるべく空気を飲み込まないようなものを選ぼうとして、いくつものメーカーのものを試しました。そして、お気に入りは、PhilipsのAventと、Mamシリーズ。毎日使っているのは、Aventです。これは、空気抜きの弁が2つあるのが特徴です。

哺乳瓶立ては、当初市販の哺乳瓶専用のものを使っていたのですが、なんとIKEAにいいものがありました!

こちらで、何と、59クローネで買えます。

実際に、このように使っています。私は白いかごの部分は外しています。

使いやすくて、自信を持ってお勧めできます!

冬将軍、雪とともに来る

今日は朝から雪が激しく降っています。

朝、7時20分にまだ暗い中、出勤。病院の裏庭は真っ白。

金曜日の今日は半日勤務。仕事を早々に終わらせて家路につきたいところですが、患者さん相手ですと、なかなか予定通りにはいきません。

家のテラスには、こんもりと雪が積もっていました。雪帽子を被った和風の灯篭は、とても風情があります。

外気温は当然のことながら、零下です。本格的に冬将軍がストックホルムにやってきました。今までの冬と異なり、双子と過ごす初めての冬は、暗さも寒さも気にならず、ほっこりします。そんな普通のことが、とても幸せ。


Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 345

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: No such file or directory in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_query() [function.mysql-query]: A link to the server could not be established in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346

Warning: mysql_fetch_row() expects parameter 1 to be resource, boolean given in /var/www/drpion.se/public_html/alltidleende/wp-content/plugins/quickstats/quickstats.php on line 346