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将来の夢

子供達の今週の宿題は、「名前」について。

自分の名前の由来を子供達なりに説明できるようにするというものです。そして、親の説明文も提出します。

 

学校の教室の前に、自画像と好きな食べ物、好きなこと、将来なりたい職業について書いたものが飾ってありました。髪や皮膚の色が様々なのはスウェーデンならではです。それでも、子供達の学校は移民が少ない方だと思います。

娘の自画像。好きな食べ物はミートボールとマカロニ。遊ぶことが好き。将来は図書館司書。

息子は、ソーセージストロガノフが好物。遊ぶことが好きで、将来は発明家だそうです。耳や鼻の穴が黒いのはどうしてかな?

 

ちょっとお疲れモード

職場では、数十年続いた男尊女卑の体制を変えるべき動きが夏前からあります。壮絶な闘いなのですが、決着がある程度ついたらまとめてみようかと思っているところです。

 

壮絶な闘いの中で、私は7月からロボットによる膀胱全摘、尿路変向の完全体腔内手術を執刀していますが、今週も1件。しかもCTの読みを大きく上回る局所進展性の癌。とにかく難しい手術です。

翌日、これも解剖学的にも病期的にも、もの凄く難しい前立腺全摘+リンパ節郭清術が2件。久しぶりにオペ終了が20時を過ぎ、ヘトヘトになって家へ帰り着きました。

最近は経験値から、難しい症例が多く回ってくるのと、ご指名があるのとで、以前のようにイージーケースは担当しなくなりましたが、毎回、学びも多く、自分でも上達していることを実感します。ロボットによる前立腺手術は、出産後の2013年から始め、今までに400例近くを執刀していますが、それでも難易度の高い症例は難しい。外科医が一人前になり、敏腕外科医となるまでには気が遠くなるほどの時間と経験が必要なのだと改めて思います。日本では大病院が多すぎて症例が分散しているため、世界で一流と言われるような外科医が育つのは難しいことが多いです。国際的なレベルで伍して行けるようになった私の置かれた環境に感謝しなければいけないなあと思います。紹介状で、「(世界的に有名な外科医の)教授かdrpion」の2択の術者希望もあり、ちょっと感動してしまったり。ロボットのない医療圏からは沢山の患者さんが手術目的で受診されますが、スウェーデンの片田舎でちょっと評判になり、「日本人の女医さん」への術者希望があったり。病院の婦人科の助っ人にもいつもご指名を受けるようになりました。もっとも、壮絶な競争を勝ち抜かなければいけないのだけれど。

Serenaの風刺画に非難囂々

オーストラリアのHerald Sun誌に掲載されたSerenaの風刺画が差別主義だと非難を浴びています。

 

これが人種差別だという理由なのだそうですが、私には差別だとは感じられません。風刺画というものは、こんなものではないでしょうか?

 

歴史的な大坂なおみ選手のUSオープンの優勝から数日経っても、騒ぎは収まる様子を見せないどころか、さらに炎上しているようです。WTOやUSTOまでが、セリーナの「女性は差別されている。」という主張を公式に支持しました。この点に関しては、コート外で話し合われるべきであり、試合はスポーツマンシップに則って粛々と進行すべきなのです。

 

セリーナにとって1セットダウンで迎えた2セット目で、大坂選手のサービスゲームをブレイクするというまたとないチャンスを得たものの、すぐにブレイク仕返され、イライラしてラケットを破壊し一ポイントを失った。それがなければ、警告だけで済んだはずなのに。自分の負けが見え隠れしていたからこそ、気持ちのコントロールができなかった。

 

大坂選手が純粋に勝利の喜びに浸るべき瞬間、トロフィーを受ける瞬間の邪魔をした。テニスファンなら理解して良さそうなものなのに、クレイジーなセリーナファンは表彰式の時もブーイングをした。全くもって理解できません。

 

 

新入りの果樹たち

今回、芝を張った部分の庭に植えたのは果樹2本。

 

こちらは、黄色いプラムの木。日本の梅の代用になるそうなので、是非欲しかったのです。

 

そしてこちらは、梨です。

本当はAnjouという種類を探していましたが見つからなかったのでWilliamsという種類。

 

今回、初めてストックホルムの南にあるÖsmo Plantshopで購入しました。

品揃えもサービスも良い。さらに、カフェが最高です。カフェでは自家製のケーキなどが食べられる他、ベジタリアンのビュッフェがあります。スイス出身の優しいおじさまが家族でやっているお店です。

大きな池もあり、見事な錦鯉が沢山泳いでいます。芸者という名前の鯉もいるんですって。

おじさまのアドバイス通りに植樹しました。いつ結実するか楽しみです!

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スウェーデン総選挙2018

昨日9月9日は、4年毎のスウェーデンの総選挙の投票日でした。投票率は86%。スウェーデンではまずまずといったところですが、日本人の私からみれば驚きの高さです。

私はスウェーデン国籍を取得していないですが、永住権があるので、国政には投票できませんが、Landsting(主に医療に関わる区域分け)、とコミューン(学校や介護など)には投票できます。お昼前に投票場に行ったら、長蛇の列だったため、投票終了直前に出直しました。

もともと、医師を含めてある程度の所得があるグループは、減税路線を取ってきた穏健党を含めたアライアンスに投票することが多いように聞いていますが、カロリンスカの新病院の大失敗は、穏健党の責任。全総理大臣だったラインフェルトの元妻が(当時は離婚していませんでした)そのトップでした。という訳で、LandstingはアライアンスではなくSocialdemokraternaに投票。コミューンに関しても、プライベートブランチを受け入れ、学校や介護の場でも利潤追求の組織が現れており、これも好ましくないのでアライアンスには投票しませんでした。

 

とにかく、今回の総選挙に際して注目されたのが、極右政党であるスウェーデン民主党(SD )がどこまで議席を伸ばすかということでした。第二党になるとか、20%以上獲得するとか言われていましたが、結果は17.6%。それでも5%近く議席を伸ばしました。

まだ、期日前投票の集計や、在外投票の集計が済んでいないため最終結果ではありませんが、右と左でほぼ互角。

 

男女別の投票率。SD(水色の花マーク)では、圧倒的に男性の支持者が多いのがわかります。

次は、都市部と農村部での支持率の差。都市部の男性では穏健党(mの印)が多く、SDは非都市部の男性に突出して多い。私が投票するとしたら、、、都市部の女性(右上部分)に入っている政党は選びませんが。

 

今回の選挙戦で、目立ったのが(私的に)、KDの党首、Ebba Busch Thorです。1987年生まれ、何と32歳という若さ。高校で鬱を経験し、また、母親が傷病休暇を取った時にFörsäkringkassanの対応が悪かったことなどから、政治に興味を持ったのだそうです。

彼女の答弁、素晴らしい。日本にはこんな女性はいないでしょう。日本の男性でも太刀打ちできそうにありません。しかも、二児のママ。

旦那さんはサッカー選手です。現役を引退した後、今はKTHで勉強をしているそうです。これも凄い。

勝者のいない今回の選挙、今後、どんな内閣ができるのかが楽しみです。

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全身筋肉痛

サマーハウスは休暇のために持つものと思っていましたが、スウェーデン人はサマーハウスでは働いています。リノベーションだったり、庭の手入れだったりと、常に何かプロジェクトがあるからです。

 

我が家のサマーハウスも同様。特に、庭は工事現場のような状態でした。購入した年の夏に、庭師さんの手を借りて土地の半分くらいを整えましたが、その時に、芝生も半分くらい植えました。残りの半分は雑草ぼうぼう状態で、ゴミ捨て場になっていたりもして、折角の海を望む景観を損ねており、何とかしなければいけないと思っていました。

整地と8割方の芝生を植える作業は、リトアニアから出稼ぎにきているお兄さんたちにお願いしました。

芝生の種を蒔く方法もありますが、以前と同様、成長した芝生を購入しました。

このような形です。この一つの単位が70ロール。これを7単位購入しました。

ロール一つは1平方メートル。

 

芝生を置き終わったところ。

最初の2週間ほどは、十分な水が必要です。今年の夏は酷暑で、地下水も未だに不足しています。夏の始めに芝を植えた知人は、全て枯らせてしまったそうです。

以前からあるニワトコの老木が、新しい芝生の上に美しい姿を見せています。

 

私自身は100ロールほど植えました。白樺の木を支柱として作ったブランコの下など。

以前は、周りは雑草で、風情がありませんでした。

芝生を植える場所の整地をし、芝生を運び、時には整形して植える。スクワットに上半身の運動も必要な力仕事で、5時間はかかかったでしょうか。翌日は身体中が筋肉痛でした。

新しく植樹した木についてはこの次に!

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大坂なおみ選手おめでとうー!

あれよあれよという間の快進撃で、ほぼ毎回ストレートで勝利し決勝まで進んだ20歳の大坂なおみ選手。大学時代に(医学部のですが)体育会テニス部で、勉強よりもテニスをする時間の方がずっと長い生活をしてきた私としては、見逃す訳にはいかない今年のUSオープンの女子シングルス決勝。しかも、相手は出産を経て復帰したセレーナウイリアムズ!

 

第一セット。両者ともに力強いプレーながら、大坂選手が常に優勢の試合展開。時速200キロ級のサーブは凄い威力。セレーナのサーブを2回ブレークして6−2であっという間に第一セット先取。

 

第二セットは、セリーナのサービスゲームから始まり、両者互角のプレー。いやいや、ベースラインプレートしては最高のパフォーマンスを見せてくれました。セリーナがネットに出ても、落ち着いてダウンザラインのパスや、急な角度の沈むクロスのパス。興奮しました!

 

準決勝では13回のブレークポイントを全てセーブした大坂選手ですが、初めてサービスゲームを落とします。その後、すぐに取り返します。

それからまさかのハプニング。主審がセリーナに、「coaching」で警告を出します。コートサイドに座っているコーチから、手によるサインが送られたからです。これはのちに、コーチも認めています。グランドスラムでは、coachingが禁止されているということを知らなかったモグリのテニス通だった私は、何が起こったのかすぐに理解することができませんでした。「I don’t cheat to win, I’d rather lose」とこのときセリーナは言いました。

3-2のイーブンで迎えた大坂選手のサービスゲームで、怒ったセリーナは、ラケットをコートに叩きつけてラケットが壊れてしまいます。

そしてここで、racket abuseに対して一ポイントがぺナルテイーとして課せられ、この大坂選手のサービスゲームは15-0から始まりあっさりキープして3-3。

 

セリーナはさらに怒りを爆発させます。

Every time I play here, I have problems. I did not have coaching, I don’t cheat. You need to make an announcement. I have a daughter and I stand for what’s right. You owe . . . → Read More: 大坂なおみ選手おめでとうー!

お母さんウルウル

娘が習いたてのひらがなで書いてくれました。6歳になって、物事も良くわかるようになり、一番可愛い時期かもしれません。母親冥利に尽きます、、、。

 

こんな大人っぽい表情も見せてくれるようになりました。先日は餃子を包むお手伝いもしてくれました。

 

日々の成長が、嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑です。いつまでも可愛いままでいて欲しいなあと思う気持ちもあります。

医師の残業規制

日本では、医師の超過勤務に対する政府の方針が酷いことになっているようですね。

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残業規制、医師は緩く 救急・産科は上限見送りも 2018/8/26 1:30 日本経済新聞 一部抜粋

厚生労働省は医師に限定した残業規制を2024年度に導入する方針だ。残業時間の上限を一般の労働者に19年4月から順次適用される年720時間よりも緩く設定。救急救命や産科など長時間の対応が必要な診療科にはさらに例外規定をつくる。一般労働者と同じ規制だと医師不足などで医療現場が混乱しかねないため、独自のルールが必要だと判断した。

医師の長時間労働は他産業に比べても深刻で労働環境の改善が必要だ。しかし一般労働者向けの残業上限規制をそのまま適用すると、現場の医師不足に拍車がかかるなど、医療の質が保てなくなる懸念があった。

正当な理由なく患者の診療を拒めない「応召義務」が医師法で定められるなど医師という職業の特殊性もあり、政府は残業規制の制度設計の過程で医師への適用を24年度まで延期。残業抑制策のあり方を別途検討し、今年度中に結論を出すことにしていた。

厚労省は医師の残業上限は一般労働者の年720時間よりも緩くする方向だ。厚労省内では「最大でも年960時間」との意見がある。

さらに業務の性質上、長時間労働になりがちな救急や産科などで働く医師には例外規定を設け、規制を一段と緩める方向だ。こうした診療科には上限そのものの設定を見送る可能性がある。ただ例外扱いになる場合でも、産業医との面談など健康確保措置を義務付け、労働時間の正確な把握など長時間労働を抑える仕組みを整える。

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こんな記事もありました。

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神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)が昨年4月、医師を労使協定に基づく時間外労働の上限(月80時間)を超えて働かせたとして、神戸東労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。時間外労働が国の過労死ラインを上回る医師は全体の2割の45人に達し、最長で月205時間の医師もいた。勧告後も慢性的な長時間労働が続いており、病院側は外来診療の縮小などの検討を始めた。

中央市民病院は厚生労働省の救命救急センター約280病院の調査(2014~17年度)で、患者の受け入れ実績などから4年連続トップの評価を受けている。

厚労省は、脳卒中や心疾患で労災認定される目安となる基準「過労死ライン」として、発症前の時間外労働を「2~6か月平均80時間超」か「1か月100時間」と定めている。

########## 医師であろうと医師でなかろうと、同じ人間です。医師だから残業規制を緩くするというのは如何なものか。残業規制をして現場が医師不足になるという分析は、現場の仕事量が不変であるという前提があるからです。一般労働者の残業上限、年720時間というのは、週休2日とすれば1日あたり3時間近くになります。毎日、3時間近くの残業!何のために生きているんでしょう。働くために生きているようなものです。月に100時間、200時間になると絶句です、、、(かくいう私も日本で働いていた頃はそんな時代もありましたが、、。)。 スウェーデンは基本、週40時間勤務。週休2日ですから、一日8時間勤務。私の勤務する大学病院では、超過勤務は時間計算で休暇として使うことができます。。オンコールなどの時間外勤務は、2割ほどが給与として、残りは休暇になります。できるだけ給与として給付したくないため、休暇を取ることを推奨されます。それによって、年間、2ヶ月くらいは楽に休暇を取ることができます。 今回の選挙で、Vänsterpartiet(Left Party)は現行の8時間勤務から6時間勤務への短縮を提案しています(記事)。 彼らの選挙ポスターの一つ。

 

Övertid Tid över

超過勤務の時代は終わった。といった感じでしょうか。

流石に6時間勤務は怠けすぎだと思いますが。

 

日本の医療現場では、とにかく仕事量を減らさなければなりません。タスクシフトも勿論ですが、患者のアクセスを制限し、不要な診療行為を減らさなければなりません。そのためには、国民の啓蒙と、保険医療施設の利潤追求目的の診療行為に対する引き締めを厳しくする必要があります。それは、医師の働き方改革だけではなく、保険医療システムの維持のために不可欠です。

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涙と抱擁と

激動の夏を終えても闘いの続いている職場です。

壮絶な闘いの中で、ロボット前立腺全摘に続き、ロボットによる膀胱全摘+回腸導管造設術の術者を勝ち取る立ち位置につくことができました。指導者のない中で、出来なければ開腹しても良いから執刀できるか、というボスの希望に答えて執刀医となってから2ヶ月以上が経ちます。これまでの多くの膀胱全摘を含む開腹手術と、ロボット前立腺全摘の経験から、今まで執刀したことはないものの、できるだろうと考えて引き受けましたが、そのプレッシャーは筆舌に尽くし難いものでした。膀胱全摘、リンパ節郭清、そして尿路変向の全てのステップを内視鏡手術で行うというもので、非常に難易度の高い手術です。敵対勢力は完全なる女性蔑視で、私が失敗するのを虎視眈々と狙っている訳ですし、並列で膀胱全摘の手術があったときには、出来る助手を横取りし、私に初心者の助手を押し付けたりしてきました。幸い、これまで執刀した全ての症例は手術も術後も順調、病理的にも根治的切除ということで、付け入る隙を与えてはいないものの、確執のある職場で戦い続けるのは辛いものがあります。ボス、その上のボス、さらにその上のボスと全て私の味方、というより、私がボスの切り札となって働いている状況ではあるのですが。新しい病院のシステムで生まれた新しいボスたちと、女性蔑視の男性グループとの対立に私が巻き込まれている構図です。

 

外科領域、殊に、今流行りのロボット手術は、世界的に見ても圧倒的な男性優位です。ロボット手術の学会には、殆ど女医さんはいません。数の多い前立腺全摘術や、女性の失禁手術などでは女性の執刀医もいるようですが、膀胱全摘術になると皆無。スウェーデンでも他にはいませんし、ましてや、つい最近、ロボット手術が膀胱全摘に保険適応になった日本では女性の執刀医がいないだけでなく、男性の執刀医もあまりいないと思います。男性の嫉妬というのは女性の嫉妬よりもタチが悪く、特に、女性に対する嫉妬は男性の性(さが)が許さないのか、凄まじいものがあります。「練習もせずに手術するのは危険で許せない」と言ってきたらしいですが、私としては、「開腹手術もできないのにロボット手術する方が危険だ」と言い返したいくらいです。

 

厳しい闘いの中で、術後の患者さんの喜ぶ顔は、疲弊した心や体にエネルギーをくれます。執刀した症例で術後麻痺性イレウスが遷延し、1週間以上の入院が必要になった唯一の患者さんがいました。胃管とコリン剤で何とかイレウスを脱したため無事に退院となりました。「これからしばらく生きることができるでしょうか?」と聞かれ、「勿論です。」と答えました。彼の眼から涙がこぼれました。内視鏡手術で見える傷は小さいとはいえ、膀胱全摘は大手術といえます。突然受けた進行癌の診断以来、精神的にも肉体的にも、とても辛かったんだと思います。そして迎えた退院の日の感極まった涙。そんな患者さんの涙を見たら、やはりハグしかありません。どんな言葉よりもハグの方が気持ちが伝わるような気がします。これから10年、責任を持ってフォローするつもりです。手術だけすれば良いというものではなく、経過が良くも悪くもずっと主治医の立場から逃げないことが大切です。外科医の道に入ってから30年近くになりますが、執刀するということの重みはいつになっても変わることはありません。

 


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