晩餐会の席順は小冊子に印刷されているのですが、名前とタイトルが記載されています。日本からの受賞者のパートナーはタイトルなし(妻という記載のみ)なのですが、海外の受賞者や、招待客は夫婦ともにタイトルがある場合が多く、日本では未だに男の成功の陰には家庭を支える妻が必要なのだなと感じました。ちなみに、晩餐会では各賞から代表で一人ずつ挨拶があるのですが、物理賞は中村先生でした。そして彼のスピーチの中で、「Thank you for letting me work hard」という言葉が、会社や同僚、家族に対して投げかけられ、聴衆の笑いを誘っていました。きっと、非常に日本的で、殊に、プライベートを大切にするスウェーデン人には、理解できないと思いました。
「ぼく」は、とても社交的。知らない人にでも、どんどん「Hej!」と挨拶をします。宅配のお兄さんにも、「Hej!」と「Hejdå」を欠かしません。「わたし」は「ぼく」の後ろに隠れています。それなのに、お掃除ロボット、ルンバは大嫌い。ルンバと聞くだけで、大泣きします。「Elias är rädd(エリアスはルンバが怖い)」と言います。パパママに怒られて大泣きするのも「ぼく」。とても繊細な男の子です。怒られたあとは、必ず、「嫌われていない」ということを確認したいのか、ハグを求めてきます。そして、母の服で鼻水を拭く。これがお決まり。
双子は「おばけのラーバン」、「FindusとPettersson』、「Lilla Anna 」「Alfons』などのスウェーデンのアニメや、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」、「崖の上のポニョ」などのジブリ作品が大好き。多分、「ぼく」の初恋の相手はポニョだと思います。魔女の宅急便のイントロで、ルージュの伝言が流れると、二人とも踊り出します。一回だけでは済まずに、「もっと、もっと」と巻き戻しをせがんで、延々と踊っています。「しまじろう」に出てくるパンダも大好き。「ぼく」の感情移入はとてもすごくて、いちいち感情を込めて解説しています。例えば、燃える火を見れば、「varmt! あついあつい!」と。殆どがスウェーデン語ですが、ところどころ日本語の単語が入ります。日本語は生憎、圧倒的に劣勢ですが、「わたし」は少し興味があるのか、母の言葉を良くリピートしています。
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