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秋の味覚、森のきのこたち

スウェーデンの秋は一瞬にして通り過ぎてゆきます。

スウェーデンの秋の味覚といったら、「きのこ」。

去年はきのこ狩りもしましたが、今年は市場で買ってみました。

黄色いきのこは、カンタレッラ(アンズ茸)。その隣は、カールヨハン、所謂、ポルチーニ茸です!

土曜日の夕方4時近く、市場が閉まる直前になると、「Halva priset、Halva priset!!! (半額、半額)」という声がそこらじゅうに響きます。

そこで、さらに値引き交渉をするのですが、調子に乗って、カンタレッラとカールヨハンを2キロずつお持ち帰り!

一部をすぐに調理して美味しくいただきましたが、とにかく大変な量のきのこ。考えて、これらを乾燥きのこにすることにしました。

一晩明けたところ。

カンタレッラ。

ポルチーニの石突の部分。

ポルチーニのかさの部分。

一晩明けたところで、ポルチーニの臭いがだんだん強くなってきて、気分が悪くなったので、ゲストルームにきのこたちを移動させましたが、それでもアパートじゅうに臭うため、バスタオルでドアの隙間を塞ぎました。

これで何とか生活できるようになりましたが、きのこがこんなに臭うとは、、、。

そして、完成した乾燥きのこ。

ポルチーニは悲しくなるほど小さくなってしまいました。高級食材の理由が理解できます。

次は、どんな料理に使うか思案中。

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投票してきました。

選挙の投票日が明日に迫って、盛り上がっているスウェーデンです。

昨夜は、SVTでSlutdebatten(最後の党首討論)が行われました。

私が興味のある、医療問題では、野党連合(Rödagröna:赤緑連合)が、重病を抱えながら補助を受けられない個別の例を取り上げては、ラインフェルト首相を攻撃していました。

(赤緑連合の党首陣。左から、環境党のMaria Wetterstrand、社会民主党のMona Sahlin、左翼党のLars Ohly)

穏健党が政権を取って以来、Förtidspensionär(早期年金受給者)の認定が厳しくなりました。これは、病気や障害のために労働が将来的にも不可能と認定されるシステムであり、以前はかなり基準が甘いため、多くのFörtidspensionärが生まれました。外来でも、どうみても働けそうな人が、「Sjukpensionär(Förtidspensionärとほぼ同義)」と職業欄に記入しているのを、よく見かけます。現政権になってから、Förtidspensionär認定が50%に減ったようですが、これに伴って、重病である人が働かなければならない例が増加したため、赤緑連合は、個別の例を提示しては、現政権を非難していました。

投票日前の最後の調査では、赤緑連合が少し支持率を伸ばしてはいるものの、勝利を収めるには少し厳しい数字。

評判の悪いスウェーデン民主党は、5,9%で、このままいくと21人の議員が誕生する見込み。与党も野党も過半数を超えるためには、スウェーデン民主党を取り込む必要があるのですが、双方ともそれはないと断言。

今日私も期日前の投票へ行ってきました。

市内でも、駅やショッピングモール、図書館などいくつもの場所で投票ができます。

郵送されている投票券を持っていなくても、身分証明書があれば投票券をその場でプリントアウトしてもらって、投票が可能です。こちらは、中央駅の投票場。

黄色が国会、白がコミューン、青がランステイングで、党の名前または、候補者名を選ぶようになっています。一番左は車椅子用に低く設けられたテーブルで、何ともスウェーデンらしい。

それぞれの紙をそれぞれの封筒に入れ、それを係員に投票券とともに渡します。係員がそれら全てを一つの封筒に入れて完了。

もし、心変わりすることがあれば、何回でも投票しなおすことができます。最後に投票したものが有効になるというシステム。

期日前投票する人も多く、昨日までに190万人が投票したとか。人口900万人のスウェーデンですから、かなりの割合となります。

毎日、党首討論が繰り返され、外国人でもかなり理解できるスウェーデンの各党のマニフェスト。街中でも選挙で盛り上がっている雰囲気が感じられ、明日の投票の結果が楽しみです。

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院内感染予防

日本では多剤耐性アシネトバクター事件で警察が介入すると報道されるなど、大きな騒ぎになっているのを見守っていました。

もともと、こんな弱毒菌は、健康であれば何の害もないもの。抵抗力のない患者さんへの日和見感染だから危険なのです。そもそも、重篤な原疾患があるので、日和見感染が死因かどうかを判断するのも難しいのではないのでしょうか。

この事件に関してのコメントは、専門家の先生方に譲るとして、スウェーデンでの院内感染予防や感染症の扱いについて、少しだけ述べたいと思います。スウェーデンでは、「感染症科」という独立した診療科があります。カロリンスカでも、感染症科の日直やオンコールがいて、耐性菌にかかわらず、抗生剤の選択や投与法をいつでも相談できるようになっています。細菌培養室にも専属の医師がいて、血液培養で陽性となると、逐次、担当医師に連絡がくるため、時を逸せず適切な抗生剤の投与が可能です。

MRSA陽性患者さんには、「MRSA陽性カード」が発行され、外来での扱いが特別となるのは勿論のこと、入院の際には、感染症病棟にしか入院ができません。勿論、この感染症病棟は全室個室です。

細菌ではありませんが、ときどきノロウイルス感染が顕在化することがあります。その際には、病棟を全閉鎖するなどの対応も取られます。

多剤耐性菌の出現は、抗生剤を多用する環境では避けて通れないもの。しかし、日瑞の医療現場や患者さんの意識には、大きな差があります。

スウェーデンの街の診療所で、抗生剤が処方してもらうためには、細菌感染であるという証拠が無い限り、非常に難しい。医師は、安易な抗生剤投与は、耐性菌を作ることになるので、簡単には処方しません。それが、患者さんにも徹底していて、患者さんも医師に処方を無理強いすることはありません。日本では、単なる風邪でも抗生剤がたいて処方されます。もともと、ウイルス疾患なので、抗生剤が有効であるはずがありません。大学病院における周術期の抗生剤の予防投与についても、以前も述べたとおり、日瑞では大きな差があります。私が研修医だった頃の話。病棟のある引き出しには、曜日毎に処方すべき静注抗生剤のリストが入っていました。ときには、2剤を投与することもありました。医局近くの廊下には、MRさんが並んでいて、「xx(製薬会社の名前)です。いつもお世話になっております。oo(抗生剤の名前)、ちょっと苦戦してるんですよねー。よろしくお願いいたします。」といったような会話を、耳にたこができるまで聞きました。「鉄人」のレストランでご馳走になったりもしました。男性医師に対しては、歌舞伎町ツアーもありました。

脱線してしまいましたが、抗生剤に対する意識は、日瑞ではとにかく大きく異なります。

では、感染予防についてはどうでしょうか。

日本で私は複数の大学病院を経験しましたが、医療従事者自身の衛生管理という点で、日本は劣っていると思います。

日本では、医者や看護師が、指輪や時計をしているのは当たり前ですが、スウェーデンでは禁止されています。

この写真は指輪や時計などから培養して、細菌が検出されるということを示しています。また、長い髪の毛は結ぶこと、私服は着用せず、白衣は原則として、毎日新しいものに交換するとともに、病棟や外来では、長袖の白衣は禁止です。袖があることで、感染を媒介する可能性が高くなるからです。患者さんの処置をするときには、白衣の上に必ず、使い捨てのビニールの前掛けを付けなければいけません。回診の際も、一人回診するたびに、手のアルコール消毒をします。

日本では、例えば外科医であっても勤務中に指輪をしている人もいます。時計は殆どの医師がつけているのではないでしょうか。少し前に母校に寄ったら、長い髪の女医さんが、ハイヒールを履いて、派手な洋服の上に白衣を着て、さらに白衣の前を開けて、勿論、指輪もつけて闊歩している人を結構見かけて、非常に違和感を覚えました。男性医師も、黄ばんだ白衣、白衣の前を開けて、ネクタイがひらひら。

スウェーデンに移住したのはおよそ3年ほど前ですが、その直前まで勤務していた大学病院の手術場では、まだ手洗い用にタワシを使っていました。

こんなタワシと、

イソジンで手洗いをするのが、以前は普通でした。

スウェーデンの手洗い場はこんな感じ。

液体石鹸で手を洗ったあと、通常のティッシュで水分をふき取り、

アルコールで消毒するだけ。

3年も経てば浦島太郎。日本も変わっているのでしょうか。

院内感染を最小限にするためには、医師の白衣の着用法や、指輪などについて、自己改善努力をした方が良いのではないでしょうか。

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スウェーデン民主党のCM、続編

少し前に、スウェーデン民主党のCMがあまりに差別的で、放映中止になったという記事を書きました。

現在、実際には、その一部を見せないようにして放映されています。

英語字幕付きのオリジナルの映像を発見したので、まずこちらをご覧ください。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=m-dUFBUIuwQ&feature=related[/youtube]

そして、現在放映されているものがこちら。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Qy7YmOdxzeg&NR=1[/youtube]

投票日近くの現在の予測では、スウェーデン民主党は、国会議員を確保するのに必要な4%の投票率を確保しそうな勢いだとか、、、。

週末は投票です!

スウェーデンの選挙の投票日が今週末と迫っています。

少し前は、与野党が伯仲していましたが、最近では、与党がリードしているようです。

与党の第一党、穏健党(M)、野党の第一党、社会民主党(S)、それぞれの党首は毎日のようにテレビに出演し、議論を戦わせています。

街中では、こんなポスターが。

Stockholmが、「S」で始まり、「M」で終わることを利用して、与野党のオピニオンの差を表現しようとした、与党のポスター。

「ストックホルムにもっと路面電車を!」 与党(M):yes、野党(S):no

最近、ストックホルムの中央から、ユールゴーデン島の端まで、路面電車が開通しましたが、例えば、Kungsholmenにも路面電車を走らせるというアイデアもあるようです。

「ストックホルムでは修繕、改築、増築に補助金交付を」 与党(M):yes、野党(S):no

「ストックホルムでは、自分で行きたい学校を選ぶ」 与党(M):yes、野党(S):no

「ストックホルムでは、引き続き低い税金を」 与党(M):yes、野党(S):no

社会民主党の女性党首も頑張っていると思いますが、野党の巻き返しはあるのか。

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辛いけれど不幸じゃない

引き続き、いろいろなことがあって落ち込み中なので、沢山戴いているコメントのお返事はゆっくりさせていただきたいと思います。

どうぞお許しを。

辛いことがあって、もがいていることも多い私の姿を見てある人がこう言いました。

「頑張っているのは凄いと思うけど、あなたが幸せだとは思わない。」

簡単にそう放たれた言葉は私の心をえぐりましたが、それは何と驕った思いやりのない言葉であることか。

これまで、沢山の辛いことを乗り越えてきて学んだこと。世の中、乗り越えられないことって、案外少ない。辛ければ辛いほど、それを乗り越えたときの喜びは大きい。それを経験しているからこそ、辛くても不幸じゃない。幸運にも、私は病気持ちではないし、夢を叶えるために頑張ることができる。むしろ、辛いと思える困難に立ち向かえることは、長い目でみたら幸せなんだということ。自分の人生には誇りを持っているつもり。

困難なくして成功を掴む人もいるけれど、そういう人の人生観や価値観は、苦労を乗り越えた人のそれとは全く違うと思います。

人に頼らず、自分の力で掴む人生。人に頼ることを覚えると、一人では戦えなくなります。

今日は職場で一つ問題解決の糸口を掴みました。まだまだ出口は遠いけれど、前を向いて進みます。

辛いけれど不幸じゃない。辛いけれど幸せ。

「Always smile」。

もっと強くなれといわれても、、、。

日本では女性一人の職場で、そして、国境を越えて、文化や言語を越えて、ここまで戦ってきたつもりだ。

外科医は手術ができてなんぼ。日本でも手術症例の取り合いということはあった。

誰がメスを握るか、誰が第1助手になるかで、怒鳴りいあいの喧嘩になったこともあった。今のように研修医が給料を貰える時代ではなく、月給2万5千円で、しかも1日24時間労働ということもありながら、勉強する機会があれば食らいつく。自分のチャンスとなれば、不眠不休など屁でもない。そんな生存競争に、男も女もなかった。そして、チーフ卒業のときには、歴代のチーフの中でも、手術が上手なチーフだとお褒めの言葉を貰ったりもした。

その経験が勿論、異国の地でも生きている。異国の地で、異国の人の体にメスを入れ、一人で全責任を取らなければならない立場になっても、なんとかやっていけている。しかし、外科医は常に発展途上。私も発展途上だし、そのためには、より多くの手術症例に出会うことが必要。

この病院に勤務して2年近くになるが、その中で、ずっと自分で経過をみている患者さんもかなりいる。その中で、膀胱全摘が必要な患者さんがいた。年齢的にも若く、性機能もあるので、勃起神経温存で、新膀胱作成するプランで手術日程を決めた。患者さんに話もした。しかし、いつの間にか、術者を横取りされていたのだ。

あまりのショックに、ストーマ専門の看護師さんと会ったとき、涙がこぼれてしまった。看護師さんの部屋で一部始終を話すと、さらに涙がこぼれた。彼女も「道徳的に許されないこと」と言ってくれた。でも、決めたのは私より上級医師。

「もっと強くならなきゃ。」と言われるけれど、私は十分強く戦ってきたつもり。どこまで強くならなきゃいけないのか。

スウェーデンで最も大きな病院であるカロリンスカ大学病院。名門がゆえに、そこで働く医師は鼻持ちがならない人が多いと聞く。それは、日本でも同じか。殊に、有名大学病院には、権威が大好きで、鼻持ちならない人間が多いのは事実。カロリンスカの中でも、最も環境が悪いと悪名高いのが、泌尿器科。今回のことに限らず、厭な思いをした経験は数限りなく。それは私が移民という理由からではなく、移民でない医師でも、辞職を考えている人は複数いるほど。心ある人は、「かわいそうに!日本からこんな遠くのはての国にやってきて、たかが900万人のスウェーデン語を学んで、、、。こんなに優秀で、頑張っているのに、この職場に行き着いてしまったのは、何て不幸なんだ。」と私に言います。

看護師さんは、「でもね、先生が患者さんに慕われているのは、私が知っている。先生をやめさせる訳にはいかない。私も助けるから。」と、私を抱きしめてくれました。

泥棒医師とどうやって話をつけようか。どうして悪くない私がこんなに傷付かなきゃいけないの。

これからどうするかはわかりません。モンスターの巣窟のようなこの職場で、もう少し頑張るか。大好きな人達も複数います。

ロボットの習得のためには魅力的な職場ですが、実力さえあれば、複数の職場を渡り歩いて帰ってくることは十分に可能。私にもできると思います。

外科医として生きるって、本当に大変なこと。アカデミックの病院で生き延びるって、本当にストレス。でも、戦う相手がある、衝突する事案があるということは、実力があるからこそ土俵に乗れるのですから、スウェーデンで働く日本人として、もう少し胸を張って頑張りたい、、、と意思表明をしながら、その次の瞬間にくじけている私です。

そんなに強くなれないよー。ぐっすん。

今日はとにかく、久々にやけ酒するかな、、。うーん、その元気もなし。

OTONA KITTY

千田先生のブログで素敵な記事を見つけました。

「夢を忘れないこと:大人キテイーがすき」

とても素敵で、胸がきゅんとしたので、私も貼らせていただきます!

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xIBhAUzAp-8&feature=related[/youtube]

「大人になっても夢を忘れない」

言うのは簡単だけど、なかなか難しいことですよね。

でも、頑張って夢を追いかけたい!

りえちゃん、いい女優さんになりましたねー。

我が家のゲストルームはレトロなスウェーデンスタイル

我が家の部屋の中で、唯一完成に近くないのがゲストルーム。

東向きに2つ窓があって、窓からはストックホルム市庁舎が眺められるという素敵な部屋のはずなのですが、プリンターやいらない荷物が雑然と、、、。

広いテラスに面して、アイランドキッチンを配したキッチンとリビングのある部屋が、何と言っても私のアパートのメインで、1941年製のスタインウェイのグランドピアノが置いてある以外はモダンなインテリアです。それだけに、ゲストルームは少しレトロな感じにしたいと思っていました。

半年くらい前の蚤の市で買った、40年代のカード用の猫足テーブル、700クローネ也。これはテーブルの部分が回転し、半分に折れるようになっています。

同じ蚤の市で買った、70年代のレトロな花柄のフロアースタンド。こちらは250クローネ也。

これらに合うような照明を探していましたが、なかなか、これというものが見つかりませんでした。

ところが、つい最近、小さな村のアンテイ-クショップで、1950年代のランプに一目惚れして、そのまま連れて帰ってきました。

「läcker 50 talslampa」(deliciousな50年代のランプ)という札がついていました。

1250クローネを1000クローネにおまけしてもらいました。

少し黄味がかった、ユニークな形のガラス。手作りの本体部分。

もともと飾ってあった、ローラ・アシュレーの花の絵とも何だかマッチ。

あとはベッドを用意すれば、レトロなゲストルームのできあがりです。

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青い照明の公衆便所

スウェーデンでは、デパートのトイレなども含め、公共用のトイレを使用するには最低5クローネの料金がかかります。

といっても、日本の公衆便所とどちらがきれいかと言われれば、即答できないかも、、、。

日本よりも良い点は、どこでも大抵トイレットペーパーがふんだんにあること。

近所のショッピングモールにある公衆便所は青い照明となっています。

中に入ると、照明の青さに気分が悪くなります。

ドアの隙間から青い光りが漏れていたときには、消毒用の紫外線かと思ったのですが、中に入っても青いまま。

これは、青い光によって血管を見えにくくし、トイレの中で薬の注射をするのを困難にするためなのだそうです。

しっかりした血管なら、色がわからなくても注射できると思うのですが、、、、。

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