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前記事へ追加:日本人よ、我々もか。

前記事で、高福祉に依存する人間の話題を取り上げました。

国民性によってモラルのスタンダードは異なり、スウェーデンでも幸い日本人のモラルのスタンダードは高いとされているようです。

しかし、先日、ショッキングな情報を耳にしました。

「大学の日本語学科に日本人の学生がいる!」

日本語の学科というのは、およそ日本の中学校レベルの漢字の読み書きが最終目標といった、日本人であれば受講しても意味のない学科です。

スウェーデンの大学は、つい最近まで、(永住権を持たない)外国人でも無料で入学できました。

無意味な授業を何故受講するのか。これは常識的に考えたら隠された目的があるはずです。

一つは経済的補助を受けるため。 スウェーデンでは、1年当たり決まったポイントを得るだけの科目を受講すれば、Studielån(銀行より格安の利子での借り入れ)の権利が貰える、 Studiebidrag(学問を修める際に貰える補助金)が支給されることになっています。これに必要なポイントを稼ぐには、フルタイムの学生の75%程度の科目を受講しなければなりません。このお金目的で大学に入学する人はかなり存在すると聞きますし、就職がうまくいかない場合も、その代わりに大学に入学したりもするそうで、社会的に受け入れられている現象。

もう一つはマスターの学位を取る目的。 マスターを取るためには、ある一定のポイントが必要。それを満たすために、勉強しなくても合格する科目を選択した。

いずれにしても、この人物が、「学ぶ」ことを目的とせずに、学ぶ必要のないレベルの母国語のコースを取って、努力の必要なしにポイントを稼いでいることは、誰もが理解できること。

スウェーデンの税金で、大学で受講し、補助金を受ける。これが、母国語のコースでなければ勿論、理解できます。日本人は高いモラルを持っていると思っていただけに、受けた衝撃は大きかった。「日本語を母国語とする人間が受講してはいけない。」という規則はない訳なので、これは単にモラルの問題。その人が一人受講することで、受講できなかった人もいるはずです。

これも、言ってみれば、前記事と同じように、法に触れない範囲で社会へ寄生しようとする例の一つだと考えられます。そんな日本人がいるんですね、、。もし、違う説明の仕方があったら、是非教えてください。これまで、スウェーデン人、日本人複数に意見を求めてみましたが、全て私と同じ意見で、やはりそうかと、日本人であることに誇りを持っている私は、ますますがっかりしてしまっています。

高福祉に寄生する人間

昨日の手術で疲れ切った体に鞭打って、職場へ向かいます。首と腕の筋肉痛は、昨日の激務を物語っています。

術後ベッドへ回診。思ったより患者さんは元気そうだったのですが、心筋梗塞、糖尿病、腎不全と合併症だらけの患者さんですので、術後管理は予断を許しません。心配したとおり、尿量が少なく、心不全気味。強心薬のサポートが必要です。スウェーデンでは、一般病棟では心電図や酸素飽和度のモニターや、強心薬などの投与、呼吸器管理などはしないことになっています。その際には、病状によって、一般救急床か集中治療室での管理となり、一日あたり、最低7000クローネの費用がかかります。この患者さんは、集中治療室へ移動させることに。

予定業務の間には、書類の処理に追われるのが日常。その中に、何度も書類の請求をしてくる患者さんの書類が。

30代の彼女は、アフリカの貧しい国から15年以上前に移民としてやってきました。これまでに複数回、帝王切開で出産をしています。最後の帝王切開で、膀胱に少し損傷を受けたらしいのですが、泌尿器科的症状としては、多少膀胱容量が小さいための頻尿。基本的に、健常者と同じような生活ができるはずです。にもかかわらず、病状詳記の書類やら、重いものは持てないことの証明やら、何回も書類を請求してきていて、うさんくさく感じていました。そんなとき、今回は、社会保険庁に提出する病状詳記の書類請求が。要は、「これはできない」「あれはできない」とごねて、仕事をせずに生活補助を受けるか、楽な仕事にありつこうという魂胆がみえみえなのです。スウェーデンのシステムや考え方には、まだあまり自信のない私は、かなり患者さんの希望に沿った病状詳記を書いていましたが、あまりに強引なので、同室で、神経因性膀胱が専門の同僚に相談してみました。そうしたところ、「Nu djävlar! (Goddam!) Fy fan! (hell! Damn!)」とお怒り。私が感じていたとおり、ほぼ普通に生活や仕事ができるはずなのに、福祉システムに寄生しようという典型例のようです。「そんな患者に書類を書く必要なし」とのお墨付きをいただき、溜飲が下がった私です。しかも、スウェーデンに長く住んでいるにも関わらず、彼女、スウェーデン語ができないのですよ。外来受診は通訳つき。勿論、通訳のコストを自分で負担する訳じゃありません。これまで複数の出産をしているので、そのたびに補助が増え、その補助で生活。出産が終わったら、次に補助を得る手段がこれですか。

スウェーデン人であっても、高福祉に寄生する人は沢山いるのですが、ここはスウェーデンで、私は非スウェーデン人ですから、スウェーデン人が自分の国で寄生する分にはまだ納得できます。しかし、このように福祉に寄生する移民・難民をわずか2年の間に多く見てきました。スウェーデンが多くの難民を受け入れていることは評価すべきことですが、低所得であっても高額の税金が課せられるこの地で、真面目に頑張っている低所得者からの税金が、福祉に寄生する難民へ使われることには、憤りを感じます。私が書類を書くことで、このような輩の手助けをすることになるのですから、毅然とした態度で臨まなければ、と心に誓いました。

それにしても、中年の身が回復するには時間がかかりそうです。体が疲れているのに、怒りでアドレナリンが、、、。

今日も早く寝ることにします。


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