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前菜

スウェーデンのレストランの前菜で、お値段も手頃でスウェーデンらしいものといったらこれ。

Toast skagen。

むきえびにクレームフレッシュ、マヨネーズ、デイルなどを混ぜたものを、トーストにのせていただきます.

上にのせる魚の卵は、löyromをのせるのが最高級ですが、お値段も張るので、今回は、sikromにしました。

これと、きりっと冷えたRieslingが最高においしい。

 

今日はおまけで、HBで作った生地からの自家製ピザ。ピザ用チーズではなく、モッツアレラチーズを使います。今日のソースは、辛目のタコスソースとトマトペースとを混ぜて。私はアスパラのピザが大好き!見た目の悪さはおいておくとして、買うよりずっとおいしくできます。

 

おすすめパブ

一週間、嵐のようなスケジュールをこなし、その上、時間通りに金曜日の勤務が終了し、お天気も良い、、なんていう条件が揃ったときには、パブへ繰り出して、生ビールをごっくん。そんなひとときは、極上。

 

ストックホルムにも沢山パブはありますが、その中でも、各種ビールが充実し、かつ、お料理も、普通のパブ料理に留まらない、というのがこちらです。

Queen’s Head

この日は、お友達カップルと行ってきました。

生ビールの種類も豊富。

前菜には、Toast skagen。

お友達は、生牡蠣。

メインには、マグロのグリル。

お友達は、ウサギの煮込み料理と、

ハンバーガー。

このハンバーガー、味見をさせてもらいましたが、なかなかあなどれません。美味しかったです。

 

デザートに、ルバーブパイ。

 

このパイ、絶妙な美味しさでした。これだけでも食べにきたい。

ひさびさに、生ビールを複数杯。いい気分になって、ちょっと幸せ。

おなかにやさしいBulgurとラムのスープ

Bulgurとは、ひき割り小麦のこと。トルコの食材のようです。

お米に比べても栄養価も高く、独特の噛み応え、味わいがいい感じ。

どこかで、Bulgur(ブルグル)と豚肉のスープのレシピを見たのですが、冷凍庫にラムがあったので、今日はラムを使ってみました。

 

簡単なのに、かなり美味しかったです。やさしい味わいで、これはくせになりそう。

 

ラム(または豚) 500 g

タマネギ 2個

ニンニク 2かけ

白ワイン 200 ml

野菜ブイヨン 1.5 L

ブルグル 300 ml

カイエンペッパー

レモン

 

オリーブオイルで、肉、タマネギ、ニンニクを炒め、肉の表面に火が通ったら、白ワインを加えて、アルコールを飛ばす。

野菜ブイヨンを加えて、肉が柔らかくなるまで煮る。

ブルグルを加えて、アルデンテとなるまで煮る。

レモン汁とカイエンペッパーを食前に。

 

 

 

 

アボガドの冷たいスープ

ご無沙汰しております。

いろいろなことがあって、ブログからも遠ざかっておりますが、また元気を出して頑張ろうかな、、、というところです。

 

スープが大好きな私ですが、暑い日には、冷たいスープでリフレッシュ。

この日はアボガドのスープです。こくがあって、爽やかでおいしい!

 

ちょっと欲張って大盛りにしたため、あまり美しくないですね。

アルバイトの募集!

戴いているコメントへのお返事も遅れており、申し訳ございません。

このブログを読んで戴いている方には、スウェーデン在住の方も多いようですので、この場でアルバイトの募集をさせていただこうと思います。

お仕事の内容は、私の同僚の女医さんのお宅での、家事のお手伝いと、10歳のお嬢さんのお世話です。月曜日から木曜日まで、午後3-4時くらいから午後7時まで。夕食を一緒に取ってコミュニケーションをしたいようですが、そうするとその分遅くなるので、それはフレキシブルで良いようです。場所は、ストックホルム市内です。

彼女の旦那さんは英国在住の医師ですので、お嬢さんは英語とスウェーデン語が話せます。ですから、スウェーデン語は片言、という方でも大丈夫です。

まずは、このブログのプロフィール欄にある、メールアドレスへご連絡ください!

同性愛カップルも立派な家族です 

IKEAの最新店舗に使われた広告が論議を醸しています。

ゲイのカップルが手をつないで、IKEAで買い物をするという設定のポスター。

Siamo aperti a tutte le famiglie. by IKEA in Italy

(We are open to all families.)

同性愛カップルでも結婚が認められているスウェーデンでは、全く珍しくもない光景ですが、カソリックの伝統が強い、シシリア島のCataniaにオープンしたIKEAの広告ということで、かなり挑戦的にも感じられます。

 

‘With us you will feel at home. What we want to do is make life easier for everyone, every family, every couple, whoever they are.’

という意味が込められているのだとか。

 

IKEAはこれまでも、ゲイのカップルを題材とした広告を複数、使ってきたのだそう。

1994年がその初めでしたが、その広告を使ったのは、ほんの数週間。同性愛に反対する人達による爆弾による脅迫や、購買ボイコットに遭い、あえなく中断することに。

広告は、中年男性のカップルが、ダイニングテーブルを買うという設定。

その中の台詞。

”a leaf means commitment.”

そして最後に、

‘We’ve got another leaf waiting for when we REALLY start getting along’

つまり、子供を持とうということの比喩となる発言。

2007年には、「Living Room」というキャンペーンをIKEAは行います。リビングルームにいる、様々な家族を表現したものですが、最後に、

”Why shouldn’t sofas come in flavours, just like families?”

と締めて、異人種同士のゲイのカップルと、彼らの娘を映す。

 

スウェーデンにやってきて、すっかり、同性愛カップルに対する理解が深まり、偏見には反感を持つほどになった私としては、「IKEA、やるな!」と、応援のエールを送りたいくらいです。

蛇足ですが、私の好きなスウェーデンの歌手、Peter Jöbackもゲイで、昨年の夏、結婚式を挙げました。

 

同性愛かどうかが問題ではなく、本人が幸せであることが何よりも大事だと思います。

屈折した人種差別

スウェーデンで医師として働き始めてから、3年近くが経ちました。最初は、やはり言葉のハンデイがありましたし(勿論、今でも多少ありますが)、見た目も明らかに移民ですから、患者さんに信頼してもらえるかどうか、とても心配でした。また、医師の同僚や、看護師さんを含め、パラメデイカルに信頼されるかどうかも。

 

外来には、原則として予約の患者さんしかきません。あらかじめ、受診の案内の手紙が、患者さんへ届けられるのですが、その手紙には、予約の日時とともに、担当医の名前が記されています。非日本人にとっては、日本人の名前は、違和感があるにちがいありません。中には、「日本人だと思った」と言って、日本語で挨拶してくれる患者さんもいます。日本人は会釈をすることを知っていて、会釈をしてくれる患者さんもいます。幸い、今まで、移民医師であることで患者さんに嫌がられた経験はありません。むしろ、わざわざ指名してくれる患者さんもいるくらいで、そんなスウェーデン社会に、私は深い敬意と、感謝の念を持っています。

因みに、我が診療科の医師のうち、30%近くは移民医師です。日本人である私以外は、イスラム圏からの移民で、勿論、名前もそれとわかる名前です。

専門医受診には、診療所からの紹介状が必要です。毎日届く紹介状に目を通し、専門医受診が必要なものを選別し、受診が必要な症例には優先順位をつけて、外来予約をしますが、それは上級医の担当となっています。私もときどき紹介状の処理をしますが、その中にこんなものがありました。

 

16歳男性の肉眼的血尿。以前に、同じ内容で診療所から紹介状が届き、その紹介状を受けた上級医は、外来での膀胱鏡を予定しました。受診案内を受け取った患者さんの母親が、外来へ怒りの電話をかけてきました。その際の、看護師記録には、、、。

Hon avbokar läkarebesök p g a att hon inte kan acepterar att sonen ska träffa och bli undersökt av läkare med utlänskt namm.

(彼女(患者の母親)は、外来予約をキャンセルした。何故なら、彼女は息子が外国人の名前の医師を受診し、検査を受けることは、受け入れられないからである。)

彼の担当医は、膀胱癌チームのチーフである上級医。彼はイラン出身。優秀な外科医です。専修医が担当する外来もある中、本来ならば幸運であるはずなのですが、担当医の名前がイスラム圏の名前であるというだけで、拒否。しかも、患者さん本人ではなく、母親が。カロリンスカには、欧米からの医師も勤務していますが、欧米の名前を外国人と判別するのは難しいはず。つまり、中東やアジア、あるいは、東欧やロシアの名前にアレルギーがあるのか、、。

そこで、患者さんの名前をみて、再び驚きました。患者さんの名前自体、イスラム圏の名前なのです。母親も中東出身の移民。

この母親からの怒りの電話に対して、スウェーデン人である看護師さんが、どのような対応をしたか、、、。

看護記録は続きます。

Föklarar att alla våra läkare är kompetenta oberoende av nationalitet och ursprung, och att vi tar avstånd från sådant resonemang.

当診療科の医師は、国籍や出身に関係なく、コンピテンスがあること、そして、そのような議論は受け入れられないと説明。

そして、母親の要求には応えることはできないため、紹介状は、紹介元へ送り返すと。

 

かなり、感動しました。移民が移民医師を差別することも驚きでしたが、移民の身で十分な医療をスウェーデンで受けさせてもらっているにも関わらず、このような態度を取るこの母親に、怒りさえ覚えました。しかし、それよりも何よりも、スウェーデン人が、「差別を許さない」という断固とした態度で臨んでいることが、心の琴線に触れました。

 

最終的には、上級医が、紹介元の医師への返事を書くのですが、その返事も迫力のあるものでした。

「患者の母親が、外国人医師受診を拒否したため、紹介状は差し戻します。この患者さんに対し、今後、当診療科の予約を取ることはありません。当院以外の当該診療科で、外国出身の医師がいないところへ紹介状を送ってください。」

 

ときどき、患者さんと担当医の相性が悪く、患者さんから担当医変更の希望が出ることがあります。そのような場合は、患者さんの希望が通ります。今回のような、人種差別を理由とした担当医変更希望に、断固とした態度を示すスウェーデンの社会には脱帽です。そして、とても嬉しく思います。

 

専門医受診の際には、居住地の住所によって、管轄病院が決められているため、その病院を受診できなければ、全くのプライベートのクリニックを受診しなければなりません。ただ、半官半民のような病院もあって、この患者さんの新しい紹介状はその病院に送られたようなのですが、その病院から、事情を知らないまま、再度、我々へ紹介状が転送されてきたのを、私が処理することになったのです。私が自分で診察しようかとも思いましたが(どんな人間なのか、興味あり)、結局、転送し返すことにしました。

 

スウェーデン人の同僚や友人と忌憚の無い議論をしてみましたが、外国人医師に対して差別の気持ちを持ったことはない、ということでした。

人種差別の旗振りともいわれる、スウェーデン民主党を嫌う人間が多いことが示すように、スウェーデンは移民に鷹揚で優しい社会だというのが、これまでのスウェーデンでの経験を通して言えることです。勿論、細かいことを言えば、差別がないとはいいませんが、日本での男性優位の差別社会の方が、むしろ激しいと感じます。

 

あっぱれ、スウェーデン。ありがとう、スウェーデン。

 

 

 

今日の景色

この週末は、とても良いお天気に恵まれました。

ちょっとした水辺の光景にも、ストックホルムがとても美しい街であるということを、再認識させられます。

勿論、私のお気に入り、市庁舎も。

今日の夕食は、豚肉のグリル、グレービーソースとリンゴの付け合せ。赤タマネギとルッコラのサラダをたっぷり。

 

明日から、また新しい一週間。頑張らなくっちゃ!

医学研究成果のメデイアによる誇張報道

数日前のこと。出勤前にニュースを聴いていたら、「脊損患者に対する福音」と、最新のLancetに発表された論文の紹介をして、「脊損患者が歩けるようになる!」というような、嘘のような解説をしていました。

 

2011年5月20日付でLancetに発表されたのは、こちらの論文。

 

症例は、自動車事故による頚椎7番から胸椎1番の不完全脱臼による下半身麻痺となった、23歳の男性。2006年の受傷後、26ヶ月以上に渡る170回の運動訓練ののち、2009年に電気刺激装置を腰椎1番から仙椎1番のレベルの硬膜上に、手術的に設置した。この装置による硬膜外刺激により、重りによるバランスに対する補助のみで、4分から25分立てるようになった。また、歩行様の足の動きを認めた。

 

というような報告なのですが、これが、メデイアにかかるとこうなります。

一番ひどかったのが、大衆紙、Aftonbladet。

実は、オリジナルの記事には、「Mirakel- Han börjar att gå」(奇蹟だ。彼は歩き始めた)というタイトルが付いていました。

どこかの新聞ではないけれど、あまりにひどいタイトルだったので、あとで書き換えたようです。うーん、最初のバージョンを保存していなかったことが悔やまれます。

しかし、改定バージョンでも、「下半身麻痺の患者が、治療のあと歩いた。」となっています。

 

DNではこんな感じ。

「下半身麻痺の患者が、再び歩くことを学んだ。」

少しトーンダウンしています。

そして、SvD。

「下半身麻痺の患者が治療のあと一歩を踏み出した。」

この表現が最も事実に近い印象です。

 

その夜のSVT(スウェーデン国営放送)のニュースでは、神経科学の研究者や、医師などにインタビューをしていましたが、その中で、スタジオでインタビューを受けたのが、私のmentorでもある、Claess Hultlingでした。以前にも記事にしましたが、彼は30歳のとき、麻酔科研修中で、2週間後に結婚式を控えた日に、ダイビングで脊髄損傷を受傷します。その後、Spinalisといって、ストックホルム近郊中の脊髄損傷患者を集めて治療を行う、脊損センターを開設します。

そして、世界初の、脊損患者のIVFによる挙児に成功。

 

彼の解説は、自身が脊損患者であるからこその、重みのあるものでした。

「この研究は、脊損患者の多くを救えるものではない。この患者さんでは、解剖学的に脊髄は保たれており、自分のような完全脊損ではない。しかも、歩くということからは程遠い。」

 

また、この発言が特に重く響きました。

「脊損患者に、過剰の期待を抱かせることは好ましくない。自分を含めて、脊損患者にできることは、いろいろとある。にもかかわらず、過度の期待を持たせて、他にできることをせず、前に進めなくすることは、逆に人生の質を落とすことになる。」

 

これは、脊損患者さんの治療に留まらず、他の疾患にも通じることだと思います。末期癌の患者さんに、可能性はゼロではないといって、殆ど望みのない抗癌剤の投与をすることも多い日本の医療。希望を与えすぎて現実を直視しないことには、大きな落とし穴があると考えなければなりません。

 

脊損患者さんのQOLを上げるためには、運動機能の回復ではなく、排泄機能のコントロールや、疼痛コントロールなどの方が重要なのが現状です。

 

因みに、Lancetの題材となった患者さん本人のインタビューや治療風景はこちら。

それでも、研究における、こうした小さなステップが、新しい治療につながる可能性があるという夢をみることは、患者さんにとっても、そして研究に携わる人間にとっても、素晴らしいことだと思っています。研究者のはしくれである私にとっても。だからこそ、メデイアは、誇張するのではなく、真実を等身大に報道して欲しいと思います。

オバマ大統領がアルベドンから学ぶべきもの:Vad President Obama kan lära sig från Alvedon?

アルベドン(Alvedon)というのは、スウェーデンでおそらく最も頻繁に使われている鎮痛剤です。一般名は、Paracetamol、日本では、アセトアミノフェンとして知られています。

手術後は、これを1回1グラム、一日4回、患者さんに内服させるのが一般的です。

結構、大きな錠剤なので、内服するのも大変なのですが、処方箋なしでも薬局で購入できるため、広く使われています。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)と異なり、胃や腎臓に優しいのも長所です。

さて、オバマ大統領に何をアルベドンから学んで欲しいかは、この記事の最後に述べるとして、今回は、「Osama bin Ladenの死」を巡って感じたことを書いてみたいと思います。

2001年9月11日から10年が経とうとしている今年、オバマ大統領はアルカイーダの指揮者、ビン・ラデン容疑者の殺害計画に成功しました。

ビン・ラデン死亡が伝えられた先日、アメリカの新聞の一面には、鬼籍に入ったビン・ラデンに対する憎悪の言葉が踊りました。

多くのアメリカ人は、ビン・ラデンの死を祝い、アメリカ中が喜びに湧きました。

オバマ大統領は宣言しました。

「Justice has been done!」 正義はなされた!

Justiceとは何でしょう。

ビン・ラデンを容認する訳ではありません。テロは決して許されるものではありません。

それでは、他の国に無断で武装部隊が侵入し、法の裁きを受けていないものを殺す、しかも、罪の無い人間を巻き添えにする、これは果たして正義でしょうか。

正義とは、テロの首謀者としてのビン・ラデン容疑者を拘束し、裁判で罪を明らかとし、裁くことではないでしょうか。

民主主義を歌う法治国家の代表であるアメリカの大統領の、ビン・ラデン殺害計画も、テロと言われてもおかしくないかもしれません。そして、ビン・ラデン殺害はテロの終焉ではないのです。むしろ、次章の始まりであるかもしれません。

パキスタン議会は、このアメリカの行為を、「主権の侵害」と非難しました。最低でも5年間という長きにわたって、ビン・ラデンがパキスタンのその地に潜伏できたことより、パキスタン内に彼を支援するグループがあったことは間違いないとみられていますので、パキスタンの見解は「ポーズ」でもあるのでしょうが、正論でもあります。

大国、アメリカをしても、ビン・ラデン殺害までに、10年近い年月と、2兆ドルともいわれる膨大な資金を要したことを考えると、ビン・ラデン拘束は非常に困難なタスクであったことは間違いありません。しかし、いかなる極悪人でも、法で裁かれる権利があります。それを無視して、「拘束は選択肢になかった」とするアメリカのやり方には疑問が残ります。大きな問題であるからこそ、その対処は正しいものでなければなりません。しかし、愛国心の強いアメリカ人にとってアメリカは正義。ビン・ラデン容疑者の死を祝って、狂喜乱舞するアメリカ人。そして、いともたやすくプロパガンダの餌食になるアメリカ人。オバマ大統領の支持率上昇にも、それが端的に現れています。しかし、ときに、度を過ぎたとも思えるアメリカ人の愛国心を感じるのは、別に今に始まったことではありません。

どちらかというと、私は、アメリカ人の愛国心やパワーに、圧倒されることが多かったし、そのエネルギーをうらやましく思うことさえありました。大学に入学して20歳の誕生日を迎える頃、初めてホームステイで渡米したときの感想がまさにそれでした。

「911」の直後の2002年、ソルトレークシテイーで冬季オリンピックが行われました。そのとき、女子フィギアスケートで金メダルを取ったのは、ニューヨーク出身の16歳のSarah Hughesでした。Exhibitionで彼女が花束を持って登場したときのことを、覚えていらっしゃるでしょうか。

事前に彼女が録音した、「911」の犠牲者に対する追悼、そして、アメリカを讃える言葉が流れました。花束は、犠牲者への献花として、氷上に置かれました。
16歳の少女がこのようなパフォーマンスをする(させられる)。オリンピックというスポーツの祭典の場で、この行為がとても美しいものとして歓迎されたことに、違和感を持ったことを覚えています。

そして、先日、オバマ大統領の、CBSによるインタビューを締めくくる言葉には、驚愕するとともに、失望しました。

Youtubeからのコピーができないので、こちらからご覧ください。

13分11秒の映像ですが、最後の12分40秒から、

「Justice was done and I think that anyone who would question the perpetrator of mass murder on an American soil did not deserve what he got needs to have their head examined.」

「正義はなされた。アメリカの地における大量殺人の容疑者が、この仕打ちに値することに疑問を持つ人間は,頭の検査を受けるべきだ。」

何という偏見に満ちた言葉でしょうか。これはとんでもない失言と言えるでしょう。

これがノーベル平和賞受賞者の言葉でしょうか。

アメリカは名実共に、世界一の大国です。

大きくて力があるものは、優しくなければならない。正しいことをしなければならない。

かなり重い話題だったので、最後は微笑めるように、「おち」を考えました。

私の大好きなスウェーデンのテレビの広告が、鎮痛薬、「アルベドン」の広告です。

「Är man stor och stark måste man vara snäll」 (大きくて強い人は優しくなければいけない)

つまり、

「アルベドン錠は大きくて、よく効く鎮痛薬だけれど、胃に優しい」

ということを表現するために、素敵な広告をいくつか流しているので、それをご紹介。オバマ大統領にも是非見てほしいものです。

私の一押し!可愛すぎます。

こちらは何ともユニーク。

重い話題のあとに、少し微笑んでいただけたかしら、、。


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